【社員インタビュー Vol.16】”これまでできなかった現場の課題を解決したい”ー多くの自動化に取り組んだエンジニアが挑戦する『ほんとに使えるAI画像検査の構築』
2022年5月にカスタマーサクセスとして松本一樹さんが入社しました!
▼松本一樹(まつもと・かずき)
北陸先端科学技術大学院大学を卒業後、工作機械メーカーで自動車部品の生産システムの構築に従事。その後、画像検査装置メーカーの技術部門に参画し、光学機器選定とSW調整に従事。実際の生産現場にて画像検査システムの立上げを多く経験する。また海外支社スタッフとして、グローバル営業も経験。2022年5月に株式会社アダコテック カスタマーサクセスに参画。
アダコテックに新設されるカスタマーサクセスの立上げメンバーとして参画した松本さん。様々な現場で工場の自動化(FA化)課題に取り組んで来た松本さんが、AIベンチャーに転職を決めた理由とは?インタビューでお聞きしました。
ーーー本日はよろしくお願いします。まずは松本さんのこれまでのご経歴を教えてください!
私は大学では機械工学科で金属疲労の研究に取り組み、大学院では光学を用いた材料研究のテーマで博士前期過程を修了しました。大学院在学中の就職活動のタイミングで、これからはじまるキャリアでどんなことを実現したいかと考えたのですが、私は「目の前にいるお客様の喜ぶ姿が見たい」という気持ちに気が付きました。これを実現する為には、お客様がいる現場に赴く必要がありますし、その場で課題解決を提案できる人物になる必要があると考え、エンジニアとしてお客様と接することができるポジションを模索することになります。その結果、同級生の多くが研究開発職に就職していく中で、私はセールスエンジニアというポジションで就職することになります。
新卒入社したのは京都府にある老舗の機械メーカーでした。主に自動車部品向けの自動生産設備の提案業務に従事し、工程設計や装置機構の検討を行いました。製造業におけるFA化の考え方や、現場の課題については、ここで多くの知識を叩き込みましたね。それに大企業だったので、幅広い組織規模の取引先と仕事をすることができたのもプラスのポイントでした。多くの企業を見ていく中で、製品の生産についてはある程度の自動化が実現していること、一方で製品の検査についてはFA化に今だ高いハードルがあることを知ることになります。人が喜ぶ顔をたくさん見たい私は、検査業界に飛び込むことに決め、未経験ながら画像処理システムのメーカーに転職をします。ここで多くの検査装置の立上げや、技術的難易度の高いシステムを担当することで成長し、その後は運命的な出会いもありアダコテックに入社することとなりました!
ーーー人の喜ぶ顔が見たいという熱意がすごいですね(笑)未経験だった画像検査の業界に飛び込むのは大変だったのではないでしょうか?
勇気はかなり必要でした。入社して半年間はかなりプレッシャーを感じながら業務をしていましたね。画像処理システムにはカメラやレンズ選定、照明技術などいろいろなノウハウが詰まっています。入社以前は「画像処理」と聞くと、ソフトウェアの技術であると認識してました。しかし全然そんなことは無くて、ハードウェアの大切さをまずはじめに認識させられました。「とにかくN数。色んな業界の検査対象を撮像しまくって、光学系のノウハウを手に入れる」と決めてから、案件を取りまくりました。上司から「案件を取りすぎなのでみんなにも分けて」と言われるくらいでした(笑)
おかげで2年目には全社課員でもトップクラスの案件量をこなしつつ、当時課題を抱えていた製品を技術的に解剖し販売モデルの構築を実施。結果として重要顧客の新規開拓に貢献することができました。3年目には海外法人の立上げを任せて頂き、自身のキャリアの幅を広げることもできました。
ーーーとても充実したキャリアに感じますが、キャリアの分岐点やアダコテックとの出会いはどのように訪れたのですか?
これまでは目の前の人に喜んで頂くことを主軸に精進して来ましたが、多くの案件を担当する内に「自分の身体はひとつしかないので、貢献できる範囲に限界がある」ということに気が付きました。当たり前ですね(笑) その気づきをきっかけに、これまでの自分が蓄積してきたノウハウの ”共通項をパッケージ化” してより多くの人の力になりたい、と考えるようになりました。
そんな中「これからはAIの時代が来るよ」とある方にアドバイスを頂きました。それまでAIとの接点はほとんどなかったのですが、業界においてもチラホラと導入実績が出てきていることは把握しており、興味を持つようになりました。”AI学習が感覚的に扱えて、感覚的な判断に再現性を持たせることができる”そのようなツールであれば、製造業界でトンデモナイことができるかもと考えるようになりました。
そんなことを考えていたタイミングで、信頼する先輩である永井さんにアダコテックを紹介頂くきっかけがありました。永井さんとは同じタイミングでアダコテックに入社し、一緒にカスタマーサクセスの立ち上げを行っています!
(写真左側が永井さん)
ーーー最終的にアダコテックに入社を決意されたきっかけは何だったのでしょうか?
入社を決意をしたのは私の描くキャリアアップのイメージと、アダコテックで取り組むミッションのマッチング度合が高いと感じたことが大きかったです。カスタマーサクセスというユニットの立上げから関わらせて頂けることも私にとって大きなプラスですし、体系的なカスタマーサクセスモデルの構築にチャレンジできる環境があるので、私自身のキャリアアップに繋がると判断し入社を決意しました。
また「現場を良くしたい」という想いを、メンバー全員が共通して持っていることも大きなポイントでした。アダコテックは同じ目標に向かって走る仲間がいる環境だと感じました。
ーーーアダコテックで参画しているカスタマーサクセスでは、具体的にどのような業務を担当しているんですか?
今回、私はカスタマーサクセスの立上げメンバーとして参画しましたが、具体的なサポート内容などは、これから決まっていくといったステータスです。個人のモチベーションとしては、自分の武器である画像検査ノウハウ ✕ AIでより高次元の顧客課題解決を提供できるチームを創っていきたいという気持ちです。
ーーー実際にアダコテックに入社してから、感じたことや驚いたことはありますか?
とにかく情報の透明性が高いことです。経営に関わる情報もオブラート無しで知ることができてすごく勉強になります。たまに刺激が強いときもありますが(笑)
また先ほどのカスタマーサクセスのミッションの話でもあったように、まだ整備されていないことが沢山あります。その分、自ら発言や行動をすれば、自分の考えを採用してもらえるチャンスが存分に転がっていて、ワクワクしかないです。
ーーー最後に、松本さんはどんな人と働きたいと思いますか?
私を含めですが、とにかく学習意欲の強いメンバーが多いです。ですのでお互いのいいところを吸収しあう文化があると感じています。
新しく参画して下さるメンバーも同様に、相手の良いところに気づくことができ、それを自分のものにしてやろう!と考える方だと、スムーズに馴染めるのではと思っています。
共にAIで製造業界に革命を起こすメンバーを心待ちにしています!