コンセプト
世界的に有名な建築家ル・コルビュジエの言葉に「住宅は住むための機械である」とあります。
住むため、住みつづけるための要素をふんだんに取り入れたウチが提唱する
ニュースタンダードなイエである『シン・住まうためのイエ』。
燃費半分で暮らせる。許容応力度計算による耐震等級3。安全持続性能。電線が壁の中に入らない。
など「今」だけでなく「将来」においても住まうにフォーカスしたイエ。
外観
ウッドロングエコを塗った道南杉を大和張りしました。これはメンテナンスがほぼ不要です。通気も格子状に組んでいるので、空気がまわり縦張りであるので雨水も切れやすいです。また悪くなったところのみを取り換えることが可能です。
ウッドロングエコとは土壌や水質を汚染しない『木材保護保持剤』です。原料は酸化鉄・樹皮・ハーブなどの天然成分でできています。「土へ還れる」「焼却しても害を出さない」という安全性とメンテナンスの観点から長期的に見るとかなりリーズナブルな外装であると言えます。
内観
内装においては洗面脱衣室以外はほたて漆喰塗りとしました。ほたて漆喰は伊達でつくられている廃棄されるホタテの貝殻からつくられています。消臭力や吸放出をするので室内環境を良質に保ちます。また、光りの拡散がクロスとは異なるため採用しています。廃番などがなく、汚れた場合メラミンスポンジでこすってあげると消えます。外装と一緒で安全性とメンテナンスの観点から長期的にみるとリーズナブルであると言えます。
また、電線を壁の中に入れないようにしています。電線の対応年数は30年です。電線に不具合が生じた場合に壁を破る必要がでますが、壁に入れないでボックスの中に入れています。ボックスはシナベニヤとしています。梁や2階の床も見せており、天井にもシナベニアを張っていますので木と漆喰に囲まれた室内となっています。