どうも、染色部寺嶋です。
だいぶ冷えてきた一関市。日々、体調に気を配りながら真っ白な生地を思い思いの色に染め上げております。
現在、大変ありがたい事に手拭いの案件が多く順次取り掛かっております。
手拭いの案件ですと100枚や200枚口の受注が多く、大口のものになると1000枚や2000枚という場合もあります。
私達職人が日々向き合うのは目の前の白い生地。それを綺麗に染め上げるだけの事ですが染めの腕前以上に心の持ち方が大事なのだと私は思います。
100枚のうち1枚くらいは適当でいいや、という気持ちや知り合いだからいつも以上に気を配って丁寧に!という気持ちでは良い物作りはできないと思います。
100枚の受注だろうが1000枚の受注だろうが、お客様が誰であろうが生地1枚1枚に込める染めの思いにバラツキがあってはならないのです。
気持ちのバラツキは染めのバラツキに繋がります。
職人の道を歩み始めてまだ6年。来年も再来年も、十年後も今と同じ気持ちでいられるよう染めの腕前以上に心の持ち方を大切にし、毎日を精進しています。