四日間の五感市も終わり、秋の主張も強くなって来た一関市。
紅葉の赤、銀杏の黄色、柊木犀の深い緑。ヒリッとした冷たい風がこれまた秋っぽくて良い。
気が付けば今年もあと少しで終わりです。
私は職人が裏手で物を作るだけというのがどうにも勿体無いことだと感じていました。職人自らが物作りの良さや格好良さを直接伝えられたら説得力というか凄みが違うんじゃないか、と。
そんな私の漠然とした思いを形にしたかのようなイベントがまさに五感市。
五感市は準備や運営中などはそりゃーもう大変でしたが職人として伝えたかった事を伝え、見たかった景色を見ることができ、見学者には感じて欲しかった物作りの熱を感じてもらった充実したイベントになった。
私の職人としての目標は『カッコいい職人』になることです。
この五感市を通し少しでも自分自身の目標に近づけたのなら職人冥利に尽きます。
私はこのような思いと目標を持ち、京屋染物店で染職人をしています。
明確な目標や目的は自分自身の最大の武器になります。