専務取締役の蜂谷淳平です。
二泊三日で、染色工場と染料工場の台湾視察に行ってきました。
染色業界の世界情勢を見て、今後私達が進むべき方向を見定めることが目的です。
台湾はイメージ以上に染色の機械化が進んでいたことを実感しました。
いい意味でも悪い意味でも、機械化された量産品はどこでも同じクオリティーの物が作れることを強く感じました。
同一商品であれば、人件費の安い海外に生産が流れるのは明白です。 オートメーション化された商品は日本市場でも価格競争は熾烈ですが、ますます海外との戦いも加速してくると思います。
最新機器も一つの道具として今後より良い商品作りの為には必要ですが、『なんの為の機械化するのか?』がとても大切だと感じています。
目的を見失わず、『和の追求』を判断軸としてより良い選択をしていきたいと思います。
広い世界を実際の目で見ることは、とても大切です。
海外視察など自らチャンスを掴める環境がここにあります。
積極的に行動でき、理念に沿った判断ができる仲間を募集しています。
株式会社 京屋染物店
私たち京屋染物店は、岩手県南の城下町「一関(いちのせき)」で100年以上続く染物屋です。一関は、世界遺産「平泉」から近く、浄土思想や伝統芸能、数多くの伝統工芸品が生まれたことで知られる街。そんな歴史と伝統をあわせもった街で、私たちは大正7年から染物を軸としたものづくりに取り組んでいます。 京屋染物店が手がける主な商品は、半纏や法被、浴衣、手拭い、のれん、幕、風呂敷など。企画・デザインから染め、縫製までをワンストップで提供する「自社一貫生産」が特徴です。トータルでプロデュースすることで、細部までこだわりのあるものづくりを実現しています。 染色方法は、本染め・手捺染(てなっせん)・引き染め・藍染めなど多彩。染職人がひとつずつ手染めで完成させています。手染めだからこそ出せる色の深みと奥行きが、たくさんのお客さまに愛されています。 ▼有名ブランドとのコラボレーション このようなものづくりに対する真摯な姿勢が評価され、有名ブランドからお声がけいただくことも多くなりました。たとえば、アウトドアメーカー Snow Peak社と手がける「LOCAL WEAR」シリーズや、手塚治虫氏が生んだキャラクターとのコラボアイテムも発表しています。 「LOCAL WEAR IWATE』プロモーション動画→https://youtu.be/ixXyq6IAo4E ▼フランス・パリで得た手ごたえ 「世界を彩る染物屋」を標榜する京屋染物店では、グローバルマーケットへの進出にも力を入れています。特に、ものが持つストーリーや価値観に重きをおくフランスとは相性がよく、フランス国内のさまざまな企業からお声がけをいただいております。 海外向けプロモーション動画→https://youtu.be/yKzyJg1B9-o これからも、私たち京屋染物店は、日本の伝統美を世界へと発信していくべく、世界を視野に活動していく考えです。