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コンサルタントになりたい人が読むべき本12選

データ分析&データ視覚化のコンサルティングをしております、データビズラボ代表の永田ゆかりと申します。

当社はデータ分析・可視化のコンサルティングファームです。当社の採用プロセスにおいて候補者の方に、「入社前までに読んでおくべき本はありますか?」と聞かれることが多くなりました。ですので、この記事では私が思う入社前に読んでおくべき本をご紹介します。

1.コンサル一年目が学ぶこと

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この本で一番好きな部分は以下です。

つまり、コンサルの仕事では、ほとんどの時間を、エクセルかパワーポイントを使って作業することに費やしているわけです。ですから、この2つのツール操作スピードを上げることが即、生産性の向上に直結するのです。これが遅いと、他のことがいくら速くても、仕事が終わりません。

仕事の7割、8割の時間を占めるツールの操作スピードを上げるということは、全体の生産性向上に極めて大きなインパクトをもたらします。

ツールの操作スピードを上げることは
誰でも訓練次第で可能な生産性を向上させる方法

どんな仕事であれ、一年生は思考面ではなかなか勝負できませんから、せいぜい操作の訓練さえすれば生産性が上がるツールの習熟に努めることは、キャリアアップのうえでも効率のよい方法だと思います。

コンサルティングにおいてツールが難なく使えること・ツールの操作スピードは本当に死活問題です。ツール操作が遅い人はそれだけで生産性が低いと思われるからです。

この本では、タイトル通り、そのような入社時の一年目に特に肝に銘じておくべきことが、たくさんのポイントで書かれています。30代になっても勉強になるポイントばかりです。

今は、Kindle Unlimitedで出ているので素敵ですね。

2.入社1年目の教科書

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何事も基礎が大事、ということを深く理解できる本です。入社1年目に知っておくべき仕事の"基礎動作"が書かれています。これができていないと信頼を失うことも多いので、コンサルティング業界でなくとも就活前/転活前に必読と思われます。

以下、岩瀬さんが書かれる原則は、コンサルティングでなくとも重要ですし、強く共感します。

仕事において大切な3つの原則

  • 原則1 頼まれたことは、必ずやりきる
  • 50点で構わないから早く出せ
  • つまらない仕事はない

3.イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

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解くべき課題の質を上げたり、課題の質を一歩引いて見極める意識を養うために必読の本と考えます。

世の中にある「問題かもしれない」と言われていることのほとんどは、実はビジネス・研究上で本当に取り組む必要のある問題ではない。世の中で「問題かもしれない」と言われていることの総数を100とすれば、今、この局面で本当に白黒をはっきりさせるべき問題はせいぜい2つか3つくらいだ。

データ分析、DXの文脈においては特に様々な要素が入り組んで議論され、しっかり整理し構造化する力が必要であるため新卒/第二新卒〜30歳くらいまでの人の入社時に特におすすめしています。

4.僕は君たちに武器を配りたい

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瀧本哲史先生のご著書。新しい経済の流れで、自分の力で道を切り開き、ゲリラとして生き残るための「武器」について、瀧本先生の投資家としての経験から、語られる本。

自分自身は何年か前に購入して、気づいた時に手に取っています。この書籍に流れる瀧本先生の思想を表す一文はやはり以下の章かと思います。

勉強ができてもコモディティ

「自分の付加価値」について深く掘り下げ思考できる本です。会計

5.地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

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コンサルティングの試験の中核であるフェルミ推定について、その思考の道筋が解説されている本です。

当社はデータ分析・可視化のコンサルティングファームです。コンサルタントが対峙するデータは完璧でないことが多く、収集コストがかかったり、そもそも収集できなかったり、分析できないことはやまほどあります。

そのような不完全の状態でも、少ない情報から果敢に仮説を考え、前提を無理にでも設定する一つのアプローチがフェルミ推定です。いわば問題解決力を上げる基礎です。コンサルティングにおいても、データを扱う人にっても非常に重要です。

6.現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート―「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!

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問題解決法や解答の切り口が体系化されており、就活生にも社会人のビジネスパーソンにも学びのある効果的な本です。

こちらは、上記5で紹介した「地頭力を鍛える」を読んだ後のフェルミ推定の練習にも良いです。

7.戦略コンサルティング・ファームの面接試験

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戦略コンサルティングファームの面接試験があってもなくとも、思考技術の訓練になる良書です。こちらに書かれてある問題をなぞっていき、思考のプロセスや道筋をリフレッシュすることが出来ます。

価格戦略シナリオの作り方、売り上げ増加策の骨子の考え方など、数多くのケースが入っており、学ぶポイントは多いはずです。

8.ロジカル・シンキング

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生産性の高いコミュニケーションを意識できる本です。ロジカルシンキングのスタート地点にいる人など、当領域が初心者の人とってもわかりやすくおすすめの良著。

9.考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

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世界の主要コンサルティングファームでライティングのコースを教えるバーバラ・ミント氏が、独自の文書作成術を披露されている本です。

自分が大学生〜新卒くらいの時に先輩から薦められた本ですから、驚異的なロングセラー本です。すこし文章が固く読みづらさを感じる人が多いとは聞くものの、社会人になるときの一番最初の教科書としているコンサルティングファームは多いと思います。

10.論点思考

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コンサルティングの実務上、非常に重要な観点が書かれている本です。データ分析や可視化をする際に重要な「解決すべき問題はあっているか?」というメタ的思考力をアップさせてくれます。

データを扱う際にはデータやツールに思考が引っ張られがちなので、一歩引いて見る力、問題を見極められる力を意識的につけていくことが重要です。

11.MBAクリティカルシンキング

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データ分析はデータだけで完結するものではなく最上流工程である思考技術の如何によって分析の価値は決定づけられるものとも言えます。そういう意味で、これは「考え方」の基礎概念をおさえる上で、必読と言えるかもしれません。こちらにある「思考」は読んだだけでは身につかないので、特訓が必要ではあります。

また、クリティカルシンキング(ロジカルシンキング)の領域で石井遼介さんの下記資料は素晴らしく有益ですごいです。データ分析を考える際にも忘れてはならないエッセンスがたくさん詰まっています。

[embed]https://www.slideshare.net/ryouen/130829-up?ref=http://ryosukeishii.com/[/embed]

12.仮説思考

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コンサルティングや企画に携わりたい人には必須の本です。以下のような「仮説の考え方」は示唆深いです。

  • 両極端にみる
  • ゼロベースで見る
  • 相手の視点で考える

また、こういった思考の本は、頭でわかっていても、具体的な実践ができているかのフィードバックをもらって具体的な実務に落とし込めるようになると良いと思います。まわりに質の良いフィードバックをくれそうな方がいれば、フィードバックをもらいながら実際の課題に対して考えていくのがポイントかと思います。

なぜなら、分析に集中したり、思考のフローに集中すると、人間はどうしても視野がせまくなって、課題がなんだったのかわからなくなってしまいがちだからです。上級者のように色々なことに熟達して無意識な部分が増えると、なおのこと第三者のフィードバックをもらいながら進めるととても効率が良いです。

まとめ

当社でよく聞かれる「どういった本を読めば入社までに少しでも準備できますか?」に回答すべく、これを読めばスタートラインに立てる、というもの12選を紹介しました。

本を読むのも重要ですが、さらに重要なのはインプットし考え続け、質の良いフィードバックを貰い続けることであることは言うまでもありません。そしてそれらが融合され実務の力となっていきます。

当社では、一緒に働く仲間を募集しています。データ分析コンサルティングファームでのお仕事にご関心のある方は是非ご応募ください。

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