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【新卒向け記事】自社?受託?SES?ITエンジニアの働き方について

ITエンジニアの働き方には様々あります。

今回は自社開発・受託・SESといった働き方の違いとそれぞれのメリットデメリットについてお話していきたいと思います。

【エンジニアの働き方3種類】

▍自社開発

自社のサービスやシステムを企画・設計・開発まで全て自社内で行います。

自社開発は社内のIT部門のような自社内で使うためのシステムを開発するエンジニアと、その会社発信のプロダクトを開発するエンジニアの2種類に大きく分けられます。

【メリット】

・サービスの0→1、1→10に立ち会える

自社開発は自社で使うサービスの開発なので、サービス設計から開発までの全肯定を見ることができます。
そのサービスが、なぜ必要か、誰へ届くのかを理解して開発することで、サービスと深く携わることが可能です。

・スキルアップしやすい

自社開発では上流工程から下流工程まで全部自社内で行うので、幅広いスキルをつけることができます。また、同じサービスをずっと見ることができるので一つの分野に特化することも可能です。

・ヒットしているサービスであれば恩恵を受けられる

自社サービスは自社発信でサービスを開発しているので、サービスの利益が会社の利益です。サービスが跳ねているほど給与や賞与にダイレクトに反映されます。

・サービスを好きになれる

自社から生まれるサービスの開発なので、自社のサービスに愛を持って接することができます。

【デメリット】

・案件の幅は広くないことが多い

自社から生まれるサービスや自社の使うシステムの開発なので、たくさんのものを幅広く作るより、狭く深く作ることが多いです。

その分、その道のプロフェッショナルを目指すことができます。

・失敗するリスクがある

サービスが確立していればそのようなことは滅多にありませんが、新しく開発するサービスであれば失敗のリスクが伴います。

受託

お客様からソフトウェアやアプリケーションなどの開発を依頼され開発します。

【メリット】

・幅広い実績を積みやすい

様々な業界の会社とたくさん関わることができます。

そのため、スキルを幅広くつけることが可能です。

・クライアントと直接やりとりできる

クライアントの顔を直接見て仕事をすることができるので、実際にユーザーが使用した感想や意見をいただけます。

・開発がある程度自由にできる

お客さんからサービスの完成形を依頼されるため、一次請けであればサービスを作るまでのプロセスから考えることができます。

【デメリット】

・多重請負になってしまうとスキルアップが難しい

受託の案件によっては、別の会社が請け負った案件の下層フェーズのみを依頼される場合があります。

その場合は簡単な作業のみになってしまいスキルアップが出来づらい可能性があります。

・会社として何かを生み出している感覚があまりない場合が多い

クライアントからの依頼で開発するため、サービスに愛着を持って開発するより、納期や案件内容での達成感の方が大きくなります。

▍SES

委託契約の一種で、技術力を必要としている会社に対してエンジニアを派遣する技術支援のサービスです。

SESはお客様先に常駐して働く働き方のため、勤務地・勤務時間・仕事内容・服装などは全てお客様先によって変化します。

【メリット】

・幅広い技術に触れられる

SESのエンジニアはプロジェクトごとに案件が変わるため、幅広い技術に触れることが可能です。

※会社によってはテストのみ、保守・運用のみといった専門のSESも存在するため、SES企業に入社する際は自分のやりたい仕事を本当にできる会社なのか見極める必要があります。

・残業が少ない場合が多い

派遣される先のクライアントと契約を結び派遣されているので、規定の就業時間を超えて働くことはあまりありません。

・大手企業と関われるかも・・・?

案件配属中は客先にずっといるので、お客さま先の社員さんと関わる機会があります。案件配属が大手であれば大手企業と関わることができ、お声がかかる可能性もあります。

【デメリット】

・年収が低め

SESは客先常駐というシステムなこともあり、ポジション的には下請けで働くことがメインです。

そのためお給料も一般的なエンジニアに比べると低めのことが多いです。

・やりがいを感じ辛い

SESはプロジェクトごとの参画なので、「納品したら終わり」という場合が多いです。そのためあまり大きな部分に関われなかったり、全体の完成前に任期が終了になってしまう可能性もあります。

ユーザーが実際に自分の作ったものを使っている姿を見ることができないのでやりがいを感じづらいことがあるかもしれません。

・自社への帰属意識が薄い

ほとんどお客さん先に常駐している時間のため、自社への帰属意識は薄れがちです。

以上、自社開発・受託・SESの働き方についてご説明しましたがいかがでしたでしょうか?

それぞれの働き方にメリット・デメリットがありますし、会社によっても全然変わってきます。

是非一つひとつの会社のメリットデメリットを知って、自分にあった企業を探してみてくださいね!

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