受託開発の事業だけでなく、カイタクなどの自社サービスも技術面で支えているイメジンの開発事業部。部長として開発を主導してきた牛頭悠輔さんに、イメジンのエンジニアの仕事内容ややりがい、活躍できる人材像についても聞きました。
開発事業部 部長 牛頭悠輔さん
開発事業はカイタクと並んでイメジンを支える両輪のひとつ
――牛頭さんはイメジンに入社して何年ですか?
2018年の10月に入ったので、7年目に入ったところです。
――今の仕事内容は、開発を主導しながら部署をマネジメントするようなイメージでしょうか。
そうですね。プレイングマネージャーとして、受託開発やカイタク事業などの内部向けの開発、またカイタクでお客さんに提供する自社サービスを作りながら、経営陣に開発事業部としての数字を報告したり、開発面の戦略を経営陣と話し合ったりもしています。
――イメジンはカイタク事業が伸びていますが、開発事業部は会社のどのような部分を担っているのでしょうか。
今はカイタクが会社の大きな柱ではありますが、システム受託開発事業の売上が会社を下支えしていますし、内部システムや、営業支援ツールとしてお客さんに販売する自社サービスも作っています。そういう意味でも、開発事業はカイタクとともに会社を支える両輪のひとつですね。
――自社サービスとして開発しているのは具体的にどういうものですか?
営業架電をサポートして効果を高めるためのツールなどを、お客さんがSaaSのような形で利用できるように開発しています。
ほかにも、カイタク事業で活用するリスト作成補助ツールなど、業務上、技術的に解決できる部分があれば、都度、開発して活用しています。
――カイタクのサービス品質も技術面で支えているわけですね。
そうですね。カイタク事業は基本的には労働集約型なので、スタッフのパフォーマンスを上げるためにも、可能な部分はできるだけシステムで効率化したいと思っています。
牛頭さんの作業環境
受託開発と内部開発の両面から技術力を鍛えられる
――開発メンバーの募集に今、注力している理由は?
部署として今、受託開発と内部開発、あとは顧客向けの自社サービスの開発という3つをやっているわけですけど、今の人員では、内部開発にあてられるリソースを十分に確保できていなくて。カイタク事業のシステム活用をもっと進めていくために、内部開発ができる体制を整えたいというところですね。
――エンジニアにとって、イメジンの開発事業部はどういうところに魅力があると思いますか?
お客さんからの受託案件も内部向けも、自社サービスも開発できるところだと思います。
受託開発では、お客さんに提供するものとして、品質の高いプロダクトを作る必要があります。要は、内部向けよりも壊れない、しっかりしたプロダクトを作ることが求められるわけです。そのために、お客さんのやりたいことをかみ砕いて設計を決めて確実に実装していく、そういう力が鍛えられます。
一方で、自社プロダクトの開発は、簡単にさっと作らなければいけないこともあればしっかりと作るべき時もあって、調整幅の広い仕事です。受託開発では技術的な土台を作れて、内部開発では、より発展した部分の技術力を鍛えられると思います。
――内部のほうでは技術的なチャレンジもできるんですね。
そうですね。内部向けには、小さいものを作って実験してみるということができるので、トレンドの技術を取り入れてみて、それを受託開発のほうに組み込むこともあります。
とはいえ、新しい技術を積極的に追いかけている会社さんと比べると技術面の目新しさはないかもしれません。ただ、プロダクト全体がしっかりしたものや、お客さんに求められるプロダクトを確実に作る力が身につくと思います。
牛頭さんの別拠点での作業環境
技術力もビジネススキルも堅実に伸ばせる環境
――そうした両軸で経験が詰めることで、やはり成長スピードやチャレンジできる範囲は大きいと思いますか?
スピード感を持ってというよりは、堅実に成長できるんじゃないかと思いますね。給与の上がり方も、劇的にということはないですけど、一般的な企業で会社員をしているよりは成果に応じてしっかり上がっていくので、技術力も待遇面も堅実に伸ばしていけると思います。
――部長として開発事業部のメンバーを見てきて、イメジンの開発の仕事だからこそこういう形で成長できる、と実感することはありますか?
たとえば、僕と同じ頃に入社した澤田さんは、違う職種から転職してエンジニアになったんですよね。開発の仕事は未経験だったし、イメジンはアジャイルのスクラム形式で、お客さんも含めたチームで開発をしていくスタイルなんですけど、澤田さんは対顧客の部分が得意というわけではなくて。
でも、スクラム開発でお客さんと接する場面が多い中でコミュニケーションの面も成長したし、技術は僕らエンジニアから教わることで鍛えられて、その両軸で成長するのを見てきました。
――澤田さんは今、開発プロジェクトのチームリーダーを務めていますが、それはいつ頃から任せたんですか?
入社後2、3年で任せてみました。最初はもちろん手探りだったんですけど、やっていくうちに僕が完全に手を放しても問題ないくらいに成長してくれて。
もちろんプロジェクトマネジメント面だけでなく、技術面でもどんどん力をつけていってくれています。研究好きという資質もあり、僕の苦手な0→1どころか0→3くらいの部分を担ってくれるので大変助かっています。
ものづくりの「ハックな経験」はありますか?
――どういう人が、イメジンの開発事業部に合っていると思いますか?
開発以外の仕事にも、責任を持って取り組める人が成長できると思います。技術しか興味がないということでもいいんですけど、お客さんとの対話なども、苦手なりにもやらなきゃいけないと思ってしっかりやれる人がトータルとして伸びるというのは、これまでの経験で実感しています。
どちらかというと、スペシャリストよりはジェネラリストのほうが向いているかなと思いますね。
とはいえ、技術やものづくりが好きな人に来てもらえると嬉しいです。僕はいつも面接の時に、候補者の方に「ハックな経験はありますか?」って聞いているんですね。
――ハックな経験、というと?
僕の造語みたいなものなんですけど、技術的にあまり他の人がやらないようなことをして、解決した経験があるか聞いています。
昔、プレイステーション・ポータブルっていうゲーム機があって、今のSwitchみたいにネット対戦ができなかったんですね。僕が大学の時、PSPで世界中の人と対戦してみたいと思ってネットでいろいろ調べて、パソコンを経由して通信するのに成功したんです。
それってなかなか普通の人にはない、ハックな経験だと思うんですよ。そんなにストイックじゃなくてもいいんですけど、そういう経験がある人が、僕らの開発の仕事に適性があると思います。エンジニアの経験がなくても、そういうもの作りへの興味や経験がある人に来ていただきたいですね。