アプリケーションの受託開発や、伴走型営業支援サービス「カイタク」向けのアプリ開発を手がける、イメジンの開発事業部。そこで働くエンジニアは、どのような経歴を持ち、実際にどのように働いているのでしょうか?
開発リーダーとして主にアプリケーションの受託開発を率いている澤田晃希さんに、イメジンとの出会いから、イメジンで働いてよかったこと、今後の目標まで聞きました。
開発事業部 澤田晃希さん
イメジンのエンジニアの仕事は?
――イメジンに入社して何年ですか?
約6年です。
――現在のお仕事を教えてください。
基本的にはウェブアプリケーションを開発しています。受託案件と、カイタクという自社のサービス向けのアプリの内部開発の両方をやっています。割合としては、受託開発が多いですね。
――具体的にどんなアプリを開発されているんですか?
たとえば最近だと、文書のアップロードや管理、閲覧ができるアプリや、食べたものを入力すると栄養などのスコアが表で確認できるアプリを作りました。
――内部向けには、カイタクのサービス運営に使うアプリを開発されているんですか?
そうですね。たとえばAIを使って会社情報をウェブ上から取ってくるアプリや、コール営業をサポートするツールなどを開発しています。内部向けアプリは、製品としてお客さんに販売する前提で開発を進めて、社内でテスト的に使ってみるというケースも多いです。
――受託開発のアプリケーションはお客さんと打ち合わせしながら作っていくイメージでしょうか。
お客さんと定例ミーティングをしながらやりたいことを聞いて、こういうものが作れますとか、これくらいの期間で作れますよというお話をしながら、デモをお見せしつつ、作っていく感じですね。
開発中の独自SaaS「カイタクAUTO」
実務経験ゼロの文系からウェブエンジニアとして中途入社
――澤田さんはイメジンに入る前は、エンジニアではなかったと聞きました。
そうですね。メーカーで生産管理の仕事をしていました。
――大学などでプログラミングを学んだりはされたんですか?
していないですね。もともと文系で、事務系の仕事に従事していたんですが、開発の仕事がやりたくて、プログラミングの勉強をしながら開発に携われる転職先を探していたんです。
――なるほど。イメジンに応募された理由は?
プログラミングの実務経験がないとエンジニアとして採用してもらえない企業が多くて。でもイメジンは、未経験でも最初からお客さんの案件に入って開発に携われるということだったので、それを魅力に感じて応募しました。
――エンジニアというキャリアにスイッチしたいと思った理由は何だったんですか?
働いていたのもメーカーでしたし、もともと、ものを作るのが好きだったんですね。それに前職でエクセルのVBAを使ってプログラムを書いていて、コンピューター系の仕事に興味があったんです。
前の会社でも開発の部署への転属は希望できたんですが、理系の知識がないと難しいのと、転属できても結構先になってしまうようだったので、いろいろ調べて、ウェブ系の開発が自分に合っていると思って、転職を決めました。
――未経験とはいえ、プログラミングについての知識はある程度あったんですか?
プログラミングスクールや独学で学んでからイメジンに入ったので、知識ゼロではなかったです。
――イメジンに入社してすぐ、現場の開発業務に従事できたんですか?
基本的な研修はありましたけど、わりとすぐに関わらせてもらいました。最初はメンターと組んで、わからないところは都度、聞きながら開発していきました。確か1年ぐらい経った頃からは、単独で開発していたと思います。
――今は、どのような体制で開発されているんですか?
今、進んでいる案件では、僕を含むイメジンの開発メンバー2人と、業務委託の方の3人で担当しています。予算などのビジネス面についてはお客さんと営業担当がやりとりしますが、プロダクトに関するミーティングは、開発チーム3人が出席します。僕が主担当ではありますが、全員が意見を出しながら調整や検討を進めていますね。
3ヵ月に一度の給与見直しでステップアップ
――リーダー的なポジションでお仕事をされるようになったのはいつからですか?
3年ぐらい前からです。
――イメジンに入ってから今まで、どういう面でスキルアップできたと感じていますか?
新しいツールを使った開発もできるし、技術の導入やセキュリティ面の対応など、アプリ開発の全工程を一通り経験できます。企画から設計、実装、テストに至るまで、開発にフルレンジで携わることで幅広い知識を得られるのは、イメジンの魅力だと思います。
受託開発の割合が多いので、顧客対応の中で社会人としてのスキルも上がったと感じます。内部開発だけをやっていたらそれは難しいと思いますし、早期から案件の主担当を任せてもらえるという点では、ビジネス面のスキルアップも促される環境だと思いますね。
――自分は開発のこの部分だけ突き詰めたいとか、人と関わらずに開発だけやっていたいという人はイメジンには向かないんですね。
そう思います。自分もコミュニケーションが得意なタイプではないんですけど(笑)。人と関わるのが本当にイヤというわけではないので、それを頑なにやりたくないとか、自分は絶対これしかやらない、みたいな方は、確かに向かないと思います。
――入社から今まで、仕事の内容や立場がステップアップしていく中で、待遇面のステップアップも実感されていますか?
そうですね。社長の松木の人材面の考え方として「誠意は給与の金額で示す」 という意向があるので、そこは上がっていったなとは思います。
――等級や給与の見直しはどれくらいの頻度で行われるんですか?
3ヵ月に1回ですね。評価が待遇に反映されやすいのは、まだ会社の規模が大きくなく、経営層との距離が近いからこそのメリットだと思います。
開発の幅広い仕事を楽しめる人が活躍できる環境
――エンジニアにとっての労働環境は良いと感じますか?
フルリモートという働き方は僕には合っているので、これからもできれば続けたいです。定期的に機材の支給があって、働く環境を整えられることもありがたいです。パソコンの貸与も、開発に十分なスペックのパソコンを提供してもらえるので、業務に支障はないです。
――コミュニケーションの面ではいかがですか?
会社が少数精鋭で、決定までのステップが短いのも魅力ですね。やりたいことや導入したいものがあったらまず上司に聞いて、予算面の調整が必要なら代表に聞いてみて、OKならすぐに進められます。意思経営者との距離が近いというのは、エンジニアとしての非常にやりやすいところだと思います。
澤田さんの作業環境
――今後、イメジンで働く上でのビジョンや目標を教えてください。
新しい技術を導入しやすい環境なので、そこはどんどん試していきたいです。今、AI活用も含めて、エンジニアひとりひとりができる範囲が広がっているのを感じるので、自分自身もチームとしても、できることを増やしていきたいですね。
――最後に、どういう人にイメジンへの入社をおすすめしたいですか?
フルリモートも含めて働き方の自由度は高いですが、同時に、自分への厳しさが持てる方が活躍できる環境です。エンジニアとしては、決定権を持って仕事を進められる人が合っていると思いますね。
受託開発ではお客さんとの距離も近いですし、内部開発では意思決定するビジネス側との距離が近いので、その環境に抵抗なく、仕事を進められる人が合っていると思います。
大きな企業では、自分がやらなくてもいいと思うような手続きもやらなければいけないこともありますが、イメジンはそういうストレスは少ないです。だからこそ、開発に関しては、「これしかやらない」ではなく、幅広い仕事を楽しんでやれる方に来てほしいですね。資質的には、個人商店のような方が合っていると思います。