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オンプレからクラウド案件へ!AWSエンジニアが語る、キャリアや仕事内容のリアル。

インフラエンジニアとして活躍する社員をインタビューするブログ。
第2回はクラウドエンジニアとして大活躍するM.Tさんに、転職のきっかけやクラウド案件に入った経緯、具体的な業務内容などについて、詳しくお話を聞きました。

「エンジニアとしてもっと成長したい」「将来的にクラウドエンジニアになりたい」という方はぜひ最後までお読みください!

▼こちらの記事はこんな方におすすめです。

・クラウドエンジニアになりたい
・AWSエンジニアの仕事内容に興味がある ・オンプレからクラウドにキャリアチェンジしたい

M.Tさんのプロフィール・入社までについて

本日はよろしくお願いいたします。
まずはご自身のことについて教えてください。

よろしくお願いします。
出身は大阪で、大学卒業後に飲食業界へ就職するタイミングで上京してきました。その後、IT業界に転職し、現在はエンジニアとして6年目になります。

趣味は珈琲店巡り、温泉巡り、バイク用品店巡り、登山などいろいろで、最近バイクを購入したため、箱根までバイクで行って温泉を楽しんで帰る、という休日を過ごすこともあります。

箱根を通って湯河原や熱海まで行くこともあり、バイクを購入してから行動範囲が広がったことが嬉しいですね。以前、諏訪湖のサービスエリアに温泉があることを知ったので、次回はそこへ行きたいなとも思っています。

▲念願のバイクを4月に購入されたM.Tさん。カッコいいですね!


趣味の幅が広くてすごいですね!
ケルン内では部活動も立ち上げたとか。

ケルン内では「コーヒー部」を立ち上げ、現在14名のメンバーがいます。
私がバリスタの資格を持っているので、コーヒーを淹れるのにも凝っていて。社内のチャットツールの掲示板で呼びかけたところ、多くの反響があり、嬉しかったです。

最近は業務が忙しくなかなか企画をできていませんが、以前は月に1回の頻度でコーヒーを淹れたり、皆でお菓子を持ち寄って食べたりするという会を開催していました。


とても素敵です!
もともと飲食店で働かれていたとのことですが、IT業界にシフトしたきっかけは何だったのでしょうか?

少し恥ずかしいのですが、「パソコンを触れるようにならなきゃ」と思ったことがきっかけです。

飲食店で働いているときはパソコンに触る機会がまったくなかったので、「このまま飲食店で働き続けて大丈夫だろうか?」「手に職をつける必要があるのでは?」と考えていました。

ですが、転職活動をスタートさせたときは、エンジニアという仕事はまったく選択肢になかったんです。エンジニアという仕事が身近ではなかったので、自然と選択肢から外れていたんですよね。仕事内容をイメージしやすい営業職など、とにかくパソコンを触れそうな業種に幅広く応募していました。

転職活動を進めていく中で、エージェントさんから「エンジニアという仕事もありますよ」と教えてもらい、そこでようやくエンジニアが選択肢として加わりました。同時に、未経験だとエンジニアになるのは難しいということで、ネットワーク全般を学ぶアカデミーにも入ったんです。

そのアカデミーでCCNAを取得し、アカデミーの斡旋企業だったSES企業に入社を決めました。ネットワークを勉強していたのですが、いざ入社したらサーバの案件を紹介されたため、そのままサーバ案件に入ったという経緯があります。


アカデミーにも行かれていたんですね!
そこからまた転職を意識されたと思うのですが、最初のSES企業では、具体的にどのような不安を抱かれたのですか?

前の会社では3年間同じ現場に参画したのですが、その間、別案件に移動する機会がまったくなく、スキルアップの面で不安を感じていました

前の会社の社長が営業業務も兼務していたため、案件参画からちょうど2年経ったタイミングで、「スキルアップのためにもそろそろ案件を変えたい」という相談はしていたんです。ですが、「良い現場があったら提案するよ」とだけ返され、案件を探してくれた様子もなかったので、その対応に不信感を抱きました。それが、転職を考え始めたきっかけでしたね。

また、インフラエンジニアとしてのキャリアについて、参考となる人や目標となる人がいなかったことも、転職を決意した理由のひとつです。

前職は、開発エンジニアよりもインフラエンジニアの方が多かったのですが、社内での交流はほぼなく、私がよく知っている人は当時の社長と、同時期に入社した2個上の先輩くらいでした。現場に入った後もほぼ放置状態だったので、いま自分が積んでいる経験が、果たして今後のキャリアにとってプラスなのかどうかもよく分かっていなかったんです。とにかく、エンジニアがいたら何かしらの現場に参画させる、という感じでした。
設立から20~30年くらいの会社だったので社格はあったのかもしれませんが、上の年代の方も多く、近い立場で相談できる人がいませんでした。

そこで転職を本格的に考え、ケルンに出会ったという形になります。


M.Tさんにとって、2社目のSES企業がケルンだったということですね。
ケルンはどのように知ったのでしょうか?

参画していた現場で一緒に働いていたインフラエンジニア、Wさんの紹介です。
Wさんと知り合った時は、彼もまだ他のSES企業に在籍していたのですが、いつの間にかケルンに転職をしていたんです。

私がキャリアに悩んでいる時期に「一度ケルンの代表と話してみたら?」とWさんが声をかけてくれ、ケルンの代表とお話しできることになりました。


代表の第一印象はいかがでしたか?

飄々(ひょうひょう)としたお兄さんが出てきたな、と思いました(笑)。
面接というよりも、キャリアについて相談に乗ってくれるお兄ちゃん的な雰囲気で、とてもフランクにお話しすることができました。

私の経歴をヒアリングしてもらい、会社のことも説明してもらいつつ、ざっくばらんに2時間くらいお話しさせていただいたんです。キャリアプランみたいな具体的な話はそのときしなかった気がするのですが、私のスキルでの想定年収を教えてもらい、自分の市場価値を営業目線からいろいろお話ししてくれました。その親身さというか、丁寧さにびっくりしたのを覚えています。


ケルンに入社した決め手は何だったのでしょうか?

実はケルンのほかに、転職先としてもう1社候補があったのですが、ケルンの方がワクワク感を感じたことが入社の決め手でした。

具体的には、①ケルン代表と初めてお会いしたとき、とても話しやすくキャリアの方向性や待遇などの話が建設的に進められたこと、②当時は今よりもっと会社が小規模だったため、自身の成果が直接会社に反映されて貢献している実感を得られやすいと思ったこと、③オフィスがDIYでつくられお洒落だったこと、という点が好印象で、ケルンへの入社を決めました。

まず①について、当時の私はエンジニア歴3年で、オンプレミスサーバの詳細設計フェーズまで実務経験があったのですが、その時の年収は300万ほどだったんです。そのことをケルンの代表に話したところ「すごく低いですね」と驚かれました。「ケルンの場合だと、これくらいのスキル感でこれくらいの年収になります」という具体的な年収のお話をしてくれたので、入社後のイメージがしやすく安心感がありましたね。

②については、​後ほど詳しくお話しするところがあるので、ここでは割愛します。

そして、③のオフィスについては、「自分たちでDIYしたんですよ」と聞いてとてもびっくりしました。室内の簡単なレイアウト変更というレベルではなく、脚立を使って窓枠の色をペンキで塗り直したり、見えない柱の位置をセンサーで確認して壁にモニターを取り付けたり、業者に任せるような部分まで自分たちでやったそうです。オフィスを作るなど普通はしないので、自分たちで会社を作っているという感じがあってワクワクしましたね。

ちなみにオフィスの中だとカウンター部分が個人的に気に入っています。私がもともと喫茶店で働いていたので、喫茶店のような雰囲気が出ていて好きですね。

▲2019年にDIYしたケルン事務所の内装。カウンターはベルトサンダーという機械で研磨したあと、塗装し直しています!

入社後のケルンでのやりがい・ケルンの印象

入社前のお話を伺ったので、ここからは入社後にフォーカスをあてて質問させてください。 M.Tさんにとっての、ケルンでのやりがいは何ですか?

各エンジニアの成果が、自社の成長に反映されると実感できる点が魅力的だと思っています。
先ほどの質問の中で、割愛した回答②とも繋がるため、ここで詳しくお話しできればと思います。

私はケルンが創立されてから8人目のメンバーだったのですが、社員数がまだ少なかったため、一人ひとりの貢献が会社の収益に大きく影響するような状況でした。有志でエンジニア外の仕事をお手伝いする機会もあり、企業ホームページの作成や求人活動にも関わっていました。
そこから少しずつ社員数が増え、入社した2021年のときには8名だった社員が、今や71名(2024年10月1日現在)にまで成長しています。会社の規模が大きくなっていく様子を見ることは、自分のやりがいに繋がっていますね。

また、ケルンの若手エンジニアと一緒にプロジェクトへ参画することも、回りまわって全体の役に立っているなと感じます。単独ではなかなか案件の決まりにくい若手エンジニアも、ベテランとチーム参画すればより良い実務経験を積むことができますし、長期的に見たときに、自社やお客様との関係性においても、プラスの影響を与えているなと実感します。

さらに、現場での業務以外でも、自社の成長に貢献できる機会がある、ということも私にとってやりがいです。ケルンには、実機を使った研修や実務を模したシミュレーション課題など、豊富な研修が用意されており、エンジニアが作成した研修も多いです。私も最近、Webサーバを構築するシミュレーション課題を作成しました。Webサーバを立ち上げ、自分のPCのWebブラウザからサーバにアクセスし、作成したWebページが表示されることを確認するという内容で、サーバ構築の基礎的な手順を実践的に学ぶことができます。

このように、「自分が会社の成長に貢献している」という手応えを感じられるのが嬉しいですね。
もちろん、研修資料の作成などは有志でしているため、強制の業務ではありません。ですがそういったことに興味がある方は、エンジニアとしてもすごく勉強になるので、機会があればぜひアピールされると良いと思います。

現在ケルンは6期目(2024年10月1日現在)で、まだまだベンチャー企業ではあります。そのため、これから入社されるエンジニアも、会社の成長が自身のやりがいに繋がるという実感は得られるんじゃないかな、と思います。

▲M.Tさんが作成した研修資料の一部。WEBサーバを構築するシミュレーション課題となっています。


M.Tさんからみたケルンの良い点と改善点は何ですか?

良い点は、帰社日がないため自社に縛られないところです。
いま一緒に働いている他社のエンジニアは、自社で定期的にスピーチや研究発表会があり準備が大変らしいのですが、ケルンではそういった決まった取り組みは一切ありません。不必要な取り組みはできるだけなくして、エンジニアが業務や資格取得に集中できるようにしようという方針なので、実務を通して自由にスキルアップできる点が魅力的だと思っています。

一方で改善点としては、古参メンバーはお互いに顔馴染みが多いですが、最近入社したエンジニアは横のつながりを作るのが少し難しいのでは、と感じています。誰かとつながりたい場合、任意で開催される月1回の勉強会に参加したり、エンジニアが自主的に開催している社内の部活動に参加したりして、自分からアクションを起こす必要があります。最初はお互い顔を知らない状態のため、人によっては、それが少しハードルが高いと感じるかもしれませんね。

周囲に縛られずに働ける一方で、エンジニア同士の情報交換の場は受け身だと少なく、そこに物足りなさを感じる人もいるのでは、と思います。

実は私がコーヒー部を立ち上げたのは、そこも起因しているんですよ。
サーバエンジニアとネットワークエンジニアは暗黙のうちに分かれがちですが、コーヒー部を立ち上げたことで、その垣根を超え、部内で交流が生まれたことが良かったなと思います。私自身、ネットワークエンジニアからいろいろな話を聞くことができ、とても勉強になっています。現在、コーヒー部のメンバーは14人いて、ネットワークエンジニアの方が若干多いかなという印象ですね。

▲コーヒー部の活動の様子。この時は、M.Tさん自作のマフィンを持ってきたのだとか!羨ましいです。

現在のお仕事について

続いて、現在参画されている現場についても聞かせてください。 現在のお仕事内容は何ですか?

某SIer企業のプロジェクトで、AWSクラウドでのシステム基盤担当のうち設計構築に従事しています。
システム基盤担当従事者の人数は全体で40名を超える規模で、ケルンからは私を含め4名参画中です。

CDKによるコードでの自動構築が要件にある中、アプリケーションが動作する環境となるコンテナ群、それらリリース管理のためのCICD環境、システム管理を目的とするサーバのほか、リソース・ログ監視や、DR(Disaster Recovery)及びバックアップのための仕組み作りなどの非機能部分までが担当範囲となります。

一言で言うと、担当範囲がものすごく広いんです(笑)。

クラウドサービス、例えばAWSのサービスは現在300を超えており、サーバを提供するにはEC2、データベースを提供するにはRDS、という風に細かくサービスが用意されています。プロジェクトによってどのサービスを使うべきか、その要件はまちまちで、そのためプロジェクトの規模が大きければ、サービスごとにベンダー会社で分担して業務にあたります。

この案件の場合、基盤チームの中にはもともと3社のベンダーがいて、A社はシステム運用周りのための監視やセキュリティ対策のサービス、B社はネットワークとデータベース周り、そして私たちのいるC社はコンテナとサーバ周りのサービスを担当していました。実は先日A社が撤退したため、現在ではネットワークとデータベース以外のすべてを私たちが担当している形になっています。

いまケルンからは4人のエンジニアが参画していますが、ある人はCDKのコードまわり、またある人はもともとA社が担当していたセキュリティ対策まわりなど、4人ともまったく違うことを流動的にやっていますね。正直、担当する分野がころころ変わるので、「私はここの担当です」という明確な線引きがありません。柔軟性をすごく問われる現場だなと思います。


現在の常駐先で働きやすいと感じる点は何ですか?

PM等のマネジメント層や技術サポートチームに、いま抱えている課題や困りごとについて相談しやすい点ですね。

プロジェクト内において、AWSの専門的な技術サポートチームが存在しており、技術的なQAはもちろんのこと、成果物のレビューまで対応いただけるため非常に心強いです。
チャットでやり取りしたり、オンラインのほうが分かりやすいときはオンラインで時間を作ってくださるので、仕事が滞ることが少なく、とてもありがたいなと感じています。

直近だと、結合テストのテストケースを作成中に、「諸事情でこのテストの実施は難しいため代替案が必要」という事態が発生することがありました。そういうときに、やり方をすぐ相談できるマネジメント層がいるのは心強いですし、エンジニアとしても非常に勉強になります。


現在の仕事で挑戦したいこと

今後はIaC(Infrastructure as Code)をより深く経験していきたいと考えています。
現在のプロジェクトでは、私はIaCに関わっていませんが、IaCを活用することで、同じ環境を時間をかけずに構築できるのが非常に便利ですよね。

本番環境・テスト環境・動作検証環境など、IaCがなければすべてを一から構築しなければなりませんが、IaCはひとつ環境をつくってしまえば、あとは名称を変えるだけで、同じ環境をいくつも簡単につくることができます。手作業による人為的なミスを減らすことも可能です。

AWSのハンズオンを通してIaCの自己学習をしつつも、実務で経験することで理解が深まる分野なので、今後機会があれば積極的にチャレンジしていきたいと思っています。


1日はどのようなスケジュールで動かれているのでしょうか?

1日のスケジュールは、プロジェクトの進捗や打ち合わせの有無によって異なりますが、例として以下のようなスケジュールです。

09:00-10:00:担当チーム内の朝会
10:00-12:00:作業
12:00-13:00:休憩
13:00-14:00:顧客との打ち合わせ
15:00-18:00:作業

「作業」というのは、幅広い担当分野について、要件を実現するためにどうしたら良いか、日々調べたり検討したりする内容がメインとなっています。「顧客との打ち合わせ」は、基盤部分を請け負っている上位会社との打ち合わせになり、スケジュールの確認や、仕様変更についての調整がメインの内容です。この打ち合わせは毎日入っていますね。

余裕があるときはコーヒーを淹れて、一息つくこともありますよ。

▲コーヒーでほっと一息。M.Tさんはバリスタの資格をお持ちのため、淹れるコーヒーは本格的です!


今の仕事のやりがい/難しいところ

将来的に誰もが利用するシステムの開発に携わっている、という点が大きなやりがいですね。
飲食店で働いていたときもやりがいはありましたが、これほど世の中に役立っている仕事だと実感するのは、インフラエンジニアならではだなと思います。

一方で難しいところは、変動できない工期の中で発生する様々なトラブルを解決していくことですね。重要なシステムなので、すべてのトラブルを解消させなければならず、一筋縄ではいかない場面が多いです。
正直、具体的なエピソードがぱっと思い浮かばないほど、日々トラブルと戦っている感じです(笑)。

キャリアについて

設計構築を担当するためにどのような勉強をされましたか?

実は、「設計構築の案件に入るぞ!」というのを目的に勉強したことがないんです。
案件に入ったタイミングで、そのプロジェクトに必要な知識を調べながら仕事していくうちに、自然と設計構築のスキルが身についてきた、というのが正直なところになります。

持っている資格で言うと、CCNAとAWS-SAA(AWS認定ソリューションアーキテクト–アソシエイト)の2つです。資格勉強をしていた時は、家だと集中できないタイプなので、仕事終わりにカフェへ行き、閉店まで勉強するぞというのを目標にやっていました。勉強時間は、平日は1時間、休日は1日2~3時間ほど。一気にたくさん勉強する、というよりこまめに勉強するほうが多かったので、空き時間を見つけては一問一答をひたすら解いていました。

前職では、OSのコマンドや設定がメイン業務だったので、Linux・Unix・Windowsを主としたOS操作と設定方法を勉強し、実務では仮想化サーバ、セキュリティ対策などについて「なぜこのような構成になっているのか?」や、「各種運用作業は何のために実施しているのか?」を意識し、理解を深めていました。LinuCなどの資格も実は持っていないんです。前職でも「コマンドさえできれば良いんだよ」と言われて現場に送り出されたので(笑)。

なので今のケルンは、今後のキャリアプランやそのために今なにをやるべきか、などを明確にエンジニアへ伝えているので本当にすごいなと思っています。キャリアアップのための最短ルートが示されている感じですね。

▲資格勉強の時にM.Tさんが使用していた参考書など。付箋もいっぱいです!


クラウド案件に入ったきっかけ等はあったのでしょうか?

ケルンに入社して初めてクラウド案件に参画したのですが、実は「クラウドエンジニアになりたい!」と思って入ったわけではなく、たまたまクラウド案件に関わることができた、という感じでした。

ケルンで最初の案件は、それこそオンプレサーバの運用がメインの業務内容だったのですが、途中で「AWS構築のプロジェクトがあるからそちらに参画してほしい」とスライドする形になったんです。

なので意図せずたまたまクラウドに携わることができ、そこでの実務経験を活かして、次の現場でもクラウド案件に参画できたという流れですね。

最近だと代表が「クラウドエンジニアになりたいのであれば、まずはオンプレでの業務をしっかり身に着けた方がいい」と若手にアドバイスしているそうですが、確かにそう思います。サーバの基礎知識がないままクラウド案件に参画しても、裏側で何が起こっているのか分かりにくいため、最初に基礎をしっかりと作っておくことは大事ですね。

自分の経験を振り返ってみると、クラウド案件に携われたことは偶然でしたが、オンプレでやってきたことがクラウドでも生きているので、割と順調にステップアップできているのでは、と思っています。


クラウド案件に初めて入った際、オンプレミス案件と違って戸惑ったことや、難しかったことはありますか?それらをどのように乗り越えましたか?

端的に言うと、英語のドキュメントに戸惑いました。
オンプレでもクラウドでも、扱っているものの根本は変わらないのですが、例えばAWSだと公式が出しているドキュメントが英語なので、調べるのにとても時間がかかってしまうんです。日本語訳のドキュメントもありますが、ほぼ直訳で不自然な日本語なので、解読に時間がかかってしまう(笑)。

なので、知見のある人が書いたブログや、参考書を読んだりして、地道に調べていくしかないんです。提案時に、根拠となるものを提示するときは公式ドキュメントを引っ張ってくる必要があるので、二度手間のようになってしまうのが、少し厄介なところですね。

ちなみに調べ物をするときは「copilot」や「Perprexity」といった、生成AIツールを使用しています。


クラウド案件のやりがい/難しいところについて教えてください。

やりがいの部分で言うと、日進月歩の勢いでクラウド技術が進化している中で、最新の技術やツールに触れられる点だと思います。一方で、提供されているサービスの機能や仕様が都度更新され、そのたびに組み合わせを考えて提案する点が難しく、やりがいと難しさは表裏一体の関係にあるなと思っています。

例えば、まったく知らない初見のサービスにおいて「このサービスを使ってこういうことはできますか?」や、「こういうことを実現したいのですが、どうすれば良いでしょうか?」と聞かれることが多いです。案を出すには、要件に当てはまっているかを確認しつつ、どのような手段が取れるか、というのを全部調査する必要があります。しかも、AWSだけでなく、AWS以外のあらゆるサービスとの組み合わせを考えていくため、調査の量は膨大です。
調べたり問い合わせたり検証したりして、最終的に「この組み合わせでいきましょう」と提案できたときはとてもやりがいを感じますね。

直近だと、「『コンテナのアプリケーションログを集計して、BIツールでデータを可視化する。同時に、アプリケーションの性能状況も可視化する』という要件をシステムとして組み合わせたい」という要望が出てきており、その要件を実現させるべく、調査をしているところです。

今後について

M.Tさんが今後叶えていきたいキャリアプランはありますか?

将来的にはクラウドのスペシャリストとして、AWS以外のクラウド技術、例えばAzureなども扱えるようになりたいです。
人によってはマネジメント業務に興味があるエンジニアも多いですが、私は技術にフォーカスしたキャリアを積み、クラウドの専門家としての道を進みたいと考えています。


今後どのような方と一緒に働きたいですか?

見てて刺激になるような人がいいですね。
いろいろなことに目標をもって挑戦したり、そのために努力している人が身近にいると、「自分もこうなりたい」と良い影響を周りに与えるので、とても良いなと思います。そういう人は、いろんな人の目標的な存在になると思いますね!


M.Tさん、ありがとうございました!

株式会社CAIRNはどのような会社?

インフラエンジニアに特化した高還元SES企業です。
・ 契約単価に連動した報酬体系なので評価基準が明確です。
・ITインフラに強い営業網で豊富な案件からプロジェクトを選べます。
・ 独自の研修制が多数あり、学びなおしが出来ます。
厚生労働省認定のホワイト企業です。

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