働くことは好きだけど、これからはもっと暮らしや遊びも大事にしたい。30代に入り、働き方のシフトチェンジをしようと考えた梶野宏美さん(以下、宏美さん)は、ワカルクのビジョンに深く共感したそう。
前職で「働くことが人生の95%を占めていた」という宏美さんは、働く時間を見直した後もやりがいを感じられたのでしょうか。ワカルクでの経験や成長の物語を語ってもらいました。
仕事も暮らしも諦めない。
ワカルクのビジョンには夢が詰まっていた。
大学生の頃、学生の海外インターンを支援するNPOの活動に熱中していました。この経験から、「キャリアなど、誰かの人生における大きな意思決定に携わる仕事がしたい」と思うように。その後、地元の人材サービス企業に新卒入社し、約7年間まるっと採用業務全般を任せてもらっていました。
夢中で働ける環境はとてもありがたかったのですが、30代になり、婚約したのもあって、今後のライフイベントを見据えた働き方のシフトチェンジが必要だと感じ、退職を決めたんです。
フルリモートの職場に転職し、地方で子育てをしながらいきいきと働いている前職の先輩。そんな彼女をロールモデルに、フルリモートの仕事を探しました。もう一つ大事にしていたのが、会社のビジョンに共感できること。前職でのハードな仕事も、社長の考えに共感できたからこそ乗り越えられたと思うんです。
だから、ワカルクの「働く、暮らす、学ぶ、遊ぶをもっと自由にデザインできる社会を実現する」というビジョンに出会ったときは、ビビビッと運命を感じました。
ワカルクのnoteにも全部目を通したところ、沙絵子さん(現ワカルク代表取締役・石川沙絵子)のフラットで柔軟な感じや、社内の温度感にもフィットする感覚があったんです。「次に挑戦するなら、ここしかない!」そう思ってワカルクだけを受けた結果、今があります。
達成感がぎゅっと詰まった1分1秒。
限られた時間でも、質の高い仕事はできる。
ワカルクで働いていると、1分1秒がとても濃く感じます。労働時間は前職の半分でも、脳の疲労感や達成感は当時と変わりません。最初は「私にできるんだろうか」とソワソワドキドキしていましたが、それでも逃げずにバッターボックスに立ち続けたおかげで、少しずつ仕事の手応えを掴めてきました。
最近では、入社当初から求人原稿の作成といった採用業務のサポートを行った企業様から、採用戦略のご相談までいただくことも。求める人物像の整理やどんなエージェントに依頼するのかなど、先方と作戦会議をしながらPMとしてプロジェクトを進めています。
以前とはまた違ったプレッシャーも感じますが、ついに先日、採用支援を行っていた会社に新入社員が入社されることが決まったんです!お客様に貢献できたのだと思うと、すごく嬉しかったですね。
「誰かの役に立ちたい」。それが私の働く原動力なんです。自分を通してお客様が喜んでくれたり、感謝していただいたりすると、「まだ何かできることがあるかもしれない!」ってすごく嬉しくなるんですよね。
前職では労働時間を忘れるくらい夢中で働いていましたが、今は稼働時間が明確に決まっているうえに、お客様からお預かりしている時間も大事に使う必要があります。限られた時間内でも “ワカルク品質” を目指すため、沙絵子さんや先輩方からさまざまなフィードバックをもらってきました。
事務代行ではなく、事業推進を掲げているワカルクにいるからこその成長を、ひしひしと感じています。中でも、「仲間と一緒に仕事を進める力」が身についたのは、私にとって思いがけない変化でした。
一人じゃないから、より遠くへ行ける。フルリモートでも確かに感じる、チームのありがたみ。
不思議な感覚なんですよね。ワカルクはオンライン主体の仕事ですが、チームのみんなが隣で働いてくれているような気がするんです。
前職では、自分で調べて考えるしかないと、一人で抱え込んでしまっていました。これは、人に頼るのが苦手な自身の気質が影響していたのかもしれません。ワカルクに入社してからも、その癖が抜けなくて何度もパンクしかけました。
ですが、フルリモートだからこそ、何か言葉にしてみないと自分の状況は伝わらない。最初の一歩を踏み出すのは勇気がいりましたが、正直に気持ちを話してみると状況の整理からメンバーに手伝ってもらえて、自分の中で滞ってしまうことが減ってきたんです。
業務のご依頼が重なってしまったときも、業務を分担してくれるメンバーのおかげで、無事納品できました。一人では物理的に難しくても、メンバーの1分1秒を積み重ねたらできるんだ……!チームのおかげでより遠くまで進めた、印象的な出来事になりました。
また、業務を進める中で、「このMVV(※)に沿ったら、こういう意思決定がいいんじゃないか」という会話が時折生まれます。MVVが浸透しているからこそ、フルリモートでも同じ方を向いて進める。そんなワカルクのチーム力のおかげで、私は背負いすぎていた荷物を下ろすことができました。今では、一人では動かせない大きなプロジェクトにも挑戦できるようになっています。
(※)...ミッション・ビジョン・バリュー。それぞれ、「企業が社会で実現したいこと」「企業が果たすべき使命」「会社が大切にする価値観や行動指針」を指す。
“お母さん” が見守ってくれる。だから思いっきりワクワクしよう!
今期から、「社内留学制度」(※)ができました。私は留学生として、ワカルクの広報や採用も担当しています。地方で働いていると、まだまだワカルクのようなフルリモートの働き方はスタンダードではないと感じます。だからこそ「こんなにワクワクできる働き方があるよ」と伝えたい。ワカルクの発信を通して、働き方の選択肢を少しでも広げてもらえたら嬉しいです。
(※)...社内業務の体制強化と同時に、ワカルクの業務を通じてノウハウや知識を習得し、お客様への品質向上につなげることを目的とした制度。メンバーは各ポジションに対し自由に立候補できる。
参考:スモールチャレンジが未来を創る—ワカルクの社内留学制度
私が経験してきたように、ワカルクの仕事はチームの連携が必要不可欠です。PMをやっていると、「宏美さん、忙しそうですがやれることないですか?」と積極的に声をかけてくれる仲間に、すごく助けられます。たとえやったことがない仕事でも、チームで乗り越えながらお客様に貢献したい。そんな気持ちが強い方とぜひ一緒に働きたいです。
採用面接では「経験がなくて不安」というお声もいただきますが、ワカルクはやりたい気持ちを尊重してくれる会社です。お客様と真摯に向き合う姿勢のある方であれば挑戦できる環境なので、経験だけで判断しないフラットな面接を心がけています。
またフルリモートだと、言葉にしなければ伝わりにくい場面もあります。ですが、「隠しカメラでもついているのかな?」と思うほど、絶妙なタイミングで声をかけてくださる先輩もたくさんいるんです。いつも見守ってくれていて、なんだかお母さんがいっぱいいるような安心感があります(笑)。
手を差し伸べてくれる仲間はたくさんいる。だからやりたい気持ちがあればぜひ、飛び込んできてください。