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旅行会社、公務員、NPO法人。そんな私がなぜワカルクに?

旅行会社勤務から公務員を経て、ワカルクに入社した中田愛さん(以下、あいさん)。

1児の母として子育てをしながら、複数のプロジェクトを同時並行で率いるなど、自分の道を積極的に切り拓いていく姿が印象的。「ワカルクを女性活躍のプラットフォームにしたい」。その想いを、熱く語ってもらいました。

「子育てしながら、いきいき働ける場所をつくりたい」ここなら、実現できる。

私がワカルクに入社したのは2022年。最初はメンバーとしてジョインし、案件の進捗管理やお客様とのスケジュール調整を担当するプロジェクトマネージャー職を経験しました。今はプロジェクトオーナーとして複数の案件に携わっています。

自分で言うのもなんですが、私は少し異色の経歴を持っているかもしれません。「学生時代から興味があった地方活性化に貢献したい!」そんな想いから大学卒業後は旅行会社に入社。その翌年には、私立大学を公立化するプロジェクトにお声がけいただいて京都府内の市役所に入庁しました。公務員として働きながら、パラレルキャリアとしてNPO法人で高校生のキャリア支援にも携わっていましたね。

複数のキャリアを積み、さまざまな人たちと関わって感じたのは、親の経験は子どもの可能性に大きな影響を与えるということ。特に、仕事や地域活動など社会と何かしら接点のある親御さんには、お子さんのチャレンジを素直に応援できる傾向があると気づいたんです。

子どもたちにチャンスを掴んでいってほしい、そのためには子育てしながら女性がいきいきと働ける場所をつくっていきたい。そんなときに出会ったのが、自身も3人の子どもを持つ代表の石川。バイタリティあふれる人柄に魅力を感じただけでなく、女性が長く働くことの重要性を語る姿にすごく共感して。「ワカルクでなら、私の理想が実現できるはず!」と感じ、入社を即決しました。

答えのない問いが大好き。自分で考え抜き、つくり出すのが面白い。

これまで担当してきたお客様は、SaaS企業に建設会社、コンサル会社など業種はバラバラ。ただ、ワカルクが提供する「お客様に寄り添ってご要望やお悩みを深く理解し、企業成長に向けた社内の業務プロセスをオーダーメイドで一緒につくり上げていく」という価値はどのお客様にも共通しています。

特に印象に残っているのが、保育施設向けのマッチングプラットフォームを運営しているお客様とのプロジェクト。ワカルクにお声がけいただいたときは社長と業務委託メンバーだけで会社を運営していたものの、業務を整え、ゆくゆくは社員を雇用して引き継ぎたいというご依頼でした。

私、答えのない問いが大好きなんです。公務員時代に担当していたプロジェクトでも、私立大学の公立化なんてやり方を知っている人が少なくて。しかも、「税金を使うなら、大学よりも小中学校の方が先じゃないか」という議員や市民の方々の反対意見も多かった。

そこで、「大学政策がいかに重要かをわかってもらうことから始めよう!」と思って、大学を軸としたまちづくりの必要性を、公私の時間を問わずひたすらアピールし続けたんです。手さぐりながらも、模索する過程が楽しかったんですよね。

この経験をワカルクのプロジェクトマネージャーに置き換えると、お客様のニーズや課題をヒアリングし、業務を設計して、実際に回してみる。エラーがあればどうすれば解消できるかをまた考え、安定運用につなげる。お客様にあれやこれやと提案のボールを投げ、二人三脚でつくり上げていくプロセスはワカルクだからこそ経験できること。毎日が本当に楽しかったです。約1年半かかりましたが、業務を無事にお戻ししたときは「お客様が描く理想の姿の実現に向けて伴走できるって、なんて幸せなんだろう」と感動しましたね。

涙腺崩壊!でも、最後までやり切る。覚悟が求められる場所。

楽しいことばかりではなく、失敗したことももちろんあります。それは、プロジェクトマネージャーからオーナーになったばかりの頃。マネージャーより一段上の立場でプロジェクト全体を統括するプロジェクトオーナーは、業務遂行をメンバーに任せて、自身は実際に手を動かすよりも各メンバーの動きや進捗の見守りに徹することが多いんです。「見守り」とひと言で言っても、プロジェクトの状況を常に確認して進捗に遅れが出ないようにするのはもちろん、メンバー同士の連携がうまくいっているか、お客様とのやり取りは滞っていないかを把握する必要があります。さらに、各メンバーのスキルに合わせて業務を割り振らなければいけない。目を配る点が、本当にたくさんあるんです。

特に規模の大きなプロジェクトでは、4〜5人のメンバーがアサインされます。お客様を含め多くの人が関わる中、私の目が行き届かずにメンバーとのコミュニケーションが不足してしまい......。業務の組み立てや設計がうまくいかず、結果的にチーム全体を混乱させてしまったことがありました。正直焦りましたし、チームとして動く難しさを身を持って知りました。

さらにはミスのカバー、仕組みの見直し、プロジェクトメンバーのモチベーション維持……。オーナーとしてやらなければいけないことが次から次へと出てきて自分の気持ちも落ち込んでしまい、遂には涙腺も崩壊。

毎日涙が止まらない時期もありましたが、「絶対に逃げない!これを乗り越えたら必ず光が見えるはず」と自分に言い聞かせ、石川に相談に乗ってもらいながらなんとか乗り切ったことを覚えています。

当時は辛かったですが、何事も人生経験!プロジェクトが進んでいく中でオーナーである自分が動くべきベストなタイミングや頻度など学ぶことも多かったですし、私には必要な経験だったと思っています。

ワカルクは、まだまだ未完成。チャレンジを恐れず、楽しみたい。

実は私、ワカルクに所属しながら「一般社団法人ココカラスタジオ」という組織も運営しているんです。私のライフワークは「教育」に携わっていくこと。ココカラスタジオでは、高校生や大学生のプロジェクト支援やキャリア教育に関する事業を展開しています。

組織としてより多くのお客様により大きな価値を提供し続けていくためにも、自身のスキルアップは必須。そのために、ワカルク以外に学びの場所を持つことは私にとって非常に大切なことだと捉えています。ワカルクは、設立4年目の会社。伸びしろはまだまだあると思うんです。特にこれから力を入れていきたいのは、プロジェクトマネージャー層の底上げ。1つのプロジェクトで得た経験を、他のプロジェクトにも横展開できるスキルを持った人材がもっと欲しいですね。

また、知見や経験のない領域で、使ったことのないツールを活用しながら結果を出す手腕も必要です。そうは言っても、新しいことに挑戦するときって、不安を感じるのが当たり前ですよね。ですがワカルクでは、チャレンジを恐れず、むしろ楽しめるマインドがあれば活躍できるのではないかと思っています。ジョインするプロジェクトも変わっていくし、ワカルクという会社自体もメンバーが増えて規模が拡大し、社内ルールも進化を続けています。日常が「変化」であふれているんです。

私がワカルクに入社を決めたのは「この会社なら女性がいきいきと働くプラットフォームになれる」と感じたから。多様なバックグラウンドを持つメンバーが活躍できるよう、今後は人材育成にも力を入れて会社の成長に貢献していきたいですね。

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