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今日は褒めの文化について話します。
私は研究者じゃないので、単語の厳密な正確性については担保出来ません、ゆるい気持ちでお読みください。
That’s a good question.
「良い質問だね!」
欧米圏のコミュニケーションでよく聞く言葉です。
(※ここから出てくる欧米圏という言葉は詳細な国・地域・言語・階級によりズレはありますので汎用的概念として使用致します)
欧米圏のコミュニケーションは「nice」であることがかなり重要視されます。
冒頭に出てきた良い質問だね、という言葉もその一貫です。
相手に話しかけられて返すとき、こちらから話しかける時も「nice」であるという事は非常に重要です。
例えば重要なビジネスの場で初対面の先方の偉い方がいるとしましょう。日本のビジネス圏で先方も日本の方だった場合以下のようなシチュエーションが想定されます。
当方:本日はお忙しい中お時間お取りいただきありがとうございます。よろしくお願い致します。
偉い人:こちらこそご足労いただきありがとうございます。よろしくお願い致します。
〜終〜
終わりです。
これで足る足らずはないかと思います。
まぁざっくりいうと「おはようございます、はじめまして」のビジネス版だと思います。
では、欧米圏ビジネスで例えば先方がアメリカの方であったとしましょう。
当方:はじめまして!お会い出来て光栄です!ネクタイが季節にもあなたにも合っていてとても素敵です。
偉い人:そうですか?とても嬉しいですね、ありがとうございます。貴方こそそのシャツはすごく似合ってますね、どこで仕立てたんですか?
当方:ありがとうございます!腕のいいテーラーがいるんですよ、テーラーの方も喜びます、ぜひ〇〇さんにも紹介させてください!
偉い方:ぜひ紹介してほしいですね、僕も新しいシャツが欲しいと思っていたんですよ、そのテーラーで仕立てるときっと良いシャツができるでしょうね。
ここまでが「おはようございます、はじめまして」
です。
ここまでが「おはようございます、はじめまして」
です。
・相手の良いところを見つけて褒める
・自分も褒めてもらえたら謙遜しない、お礼をいう
・そこからお互いの褒めの内容を取り入れて話題に入っていく
個人的には好きな文化です。
基本的にはこのniceな文化の延長線で、直接の批判表現が用いられる事は少ないと感じています。
日本だと注意されたり怒られたり追求されたりする場面でも
「良い質問をありがとう」
「貴方の多大なる努力を尊敬します」
「私には思いつかなかった着眼点に感謝します」
のように言ってありがとうと言ったり先方を褒めたりするのが基本です。
(本音が見えるようになるまでは難しいですが)
基本的に嫌な言葉を言うのも聞くのも嫌いな私にとっては肌馴染みの良い文化です。
ちなみに体感だと、日本のビジネスパーソンの方でも、上流階級の方や大変仕事のできる方はこのコミュニケーションを取る方が多いと思います。
このコミュニケーションが取れるようになると、向こうにも嫌なことを言われないしこちらも嫌なことを言わなくてもすむので、世界がいい感じになります。
ぜひ意識してniceなコミュニケーションを日常に取り入れてください。即日グローバル化。
これをみているあなたもそうなりますように。
おわり
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