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コミュ障だからこそ見つけられた、書いて伝えるWebディレクターという道-宮本雪さん

皆さんこんにちは!広報の金です。

突然ですがダイバージェンスには、社内メンバーをサポートしてくださる強力な「外部パートナーの皆さま」がいらっしゃいます...!

現在、社内どの部署でも目標に掲げられるのが「スキルの蓄積」。

Webマーケティングや広報部署などまだまだ発展途中の部署が多い中、各分野のスペシャリストがバックアップしてくださっています。

そんな心強い皆さまに、今回よりインタビューを実施!

まず第一弾として、ダイバージェンスで運営している求人サイト「自動車整備士求人ナビ」のコンサルティングをメインにお手伝いしてくださっている宮本雪さんにお話を伺いました!

(個人的に宮本さんの雰囲気やお話の温かさ、相反するようなストイックさがとても素敵だなと感じていて、それが少しでも伝われば良いなあと思っています...。)

それでは、以下よりご覧ください!

自己紹介をお願いいたします!

宮本さん:宮本雪と申します。

Webに携わるようになったのは、転職サイト「doda」の求人広告制作ディレクターとしてです。ここで5年、2,000件以上の求人広告をつくりました。

その後、インテリジェンス(現パーソルキャリア)の知人に声をかけられ、サーキュレーションでメディア運営に携わりました。

ここでは本業以外の副業をしていたり、パラレルワークをしている専門家(そこそこ有名人だったり、地位が高い人)へのインタビューや、働き方に関するテーマの記事を掲載し、1年半で6万〜7万前後のPVまでグロースさせました。


Seolhwa:5年で2,000件!人によっては挫折してもおかしくない件数にも思えるのですが...今もWebのお仕事をされ、かつとても楽しそうなのをみるときっとすっかり魅了されたのですね。具体的にどこに面白さを感じられたのですか?

宮:実はめちゃくちゃネガティブな理由なんです。もともと人見知りが激しく、コミュニケーションが苦手で、だから営業には向いてないなって思っていて。だからこそ「書いて伝える」仕事を選んだんです。なので最初は、これしか選択肢がない状態でした。

しかし求人広告のディレクターとして2年目、そろそろ一人前かな?というときに転機がありました。

私がつくった求人広告を見て応募・入社した方にお話を聞く機会があって。つくったのは「社長さんがめちゃくちゃいい人なんです!」と力説した広告だったのですが、入社理由もそのまんま。

「求人広告をみて社長に魅力を感じた」でした。

こんなふうに人の心を動かせて、行動に繋げられるってすごい!おもしろい!って興奮しましたね。いまだに応募があった、採用できた、という話を聞くたびにドキドキワクワクしています。

引用:*nomad journal:これからの時代の新しい働き方を紹介、提案するメディア


S:コミュニケーションが苦手だったとは意外です…!「書いて伝える」仕事が、結果としてネガティブな部分も克服させてくれたのでしょうか。

宮:克服できました!...と言えればかっこいいのですが、残念ながらまったく克服できてません(現在進行形です)。ただ、取材を繰り返すことで2つの技が身につきました。

ひとつは「いいとこ探し」が上手くなったこと。求人広告では企業や働く人の魅力を伝えるので、意識的にいいところを見つけるようになりました。もうひとつは「困った時は笑っとけ」ですかね。笑顔でいるだけで場が和むというのもあるのですが、ボケやツッコミを適度にいれることで取材が盛り上がり「ここでしか聞けない話」もたくさん聞かせていただけたのではと思っています。


S:とても勉強になります。次にされたメディア運営での担当業務でも、PV数で実績を残されていますよね。「書いて伝える」ことは共通していると思うのですが、グロースさせるうえでディレクター業と大きく違ったところなどはありましたでしょうか?

宮:求人広告の制作ディレクターとメディア運営では、大きくわけて2つの違いを感じました。

ひとつめは、ターゲットの違い。求人広告でターゲットとなるのは転職サイトに登録している人たちです。この人たちは当然のことながら、転職をしたいと思っています。つまり、そもそも興味・関心の高い人たちに向けて広告をつくればいいというわけです。

一方で、メディアやコーポレートサイトの場合は、自社や自社サービス、関連するトピックに興味を持つ人をどうやって集めるか、という点から考えなくてはなりません。この点が最初はとても苦労しました。

実店舗にたとえると、デパ地下でスイーツが集まっているフロアでケーキを売るのが求人広告の制作ディレクター、駅前でケーキ屋さんのチラシを配るのがメディア運営といった感じでしょうか。「ケーキに興味があるかどうかわからない」人たちに対してPRをしなくてはならない後者のほうが、難易度は高くなります。

2つめは、メディア運営にはSEOやシステムについての大量の知識が必要になること。dodaではSEO対策もシステム開発も専門の部署があり、その道のプロに任せていれば万事OKでした。しかしメディア運営に携わるとなったら、任せていればいいというわけにはいきません。

SEO対策やキーワードの選定方法、WordPressの使い方、GAとサチコさん(Google Search Console)での分析などの記事や本を片っ端から読み漁り、文字通り、体で覚えていったような感じです。

なんていうと「たいへんそう...」に聞こえてしまうかもしれませんが、ぜんぜんそんなことはないんですよ。日々、新しいことに挑戦できるのもおもしろかったですし、やりたいことはほぼなんでもできる環境だったので、ある意味ストレスフリーでした笑

ストレスフリーな宮本さん


S:膨大な知識と経験を得るための努力は相当なものだと思うのですが、一番に「ドキドキや楽しさ」が伝わってくるのがまた素敵です。

そのようにキャリアを積まれ、現在はどのようなお仕事をされておられますか?

宮:現在は、インテリジェンス(現パーソルキャリア)の知人(サーキュレーションの時とは別の方)と一緒に会社を起業しています。

まだ社員数4名ですが…。会社としては求人広告の代理店、人材紹介、人材派遣がメインです。私はWebマーケの事業を担当。まだ事業として独り立ちしていないので、ここをグロースさせるのがわたしのミッションです。

普段どんなことをしているのですか?

現在のオフィス、の天井部分だそうです(光の差し込み具合が素敵...!)

宮:本業はマーケティング(集客)、メディアコンサルティング、採用コンサルティングなどですね。現在はコンサルティングが仕事の中心です。

ダイバージェンスでは求人サイトのコンサルティング(求人広告の作り方、サイト設計など)と、SNS運用のお手伝いをしています。

個人的には、karenという名でインスタグラムをやっています。


S:現場での圧倒的な経験と実績を元に、コンサルティングをやっておられるのですね。ダイバージェンスでお手伝いいただいてる業務は、今どのような段階なのでしょうか?

宮:圧倒的な経験と実績...そんな期待値あげちゃダメです笑 今、お手伝いさせていただいているのは、サイトのリニューアル、Facebookの運用、リブランディング、求人広告制作のクオリティ向上の4つになります。

サイトのリニューアルについては二段階にわけて行う予定で、白石さんの(多大なる)お力をお借りしながら進めています。第一段階についてはリニューアルの概要と進め方が決まり、あとは実行するのみという段階です。第二段階ではリブランディングを含めた大規模なリニューアルを検討中です。

サイトリニューアルでSEO対策を万全に整えつつ、求人広告のクオリティをあげたり、Facebookで拡散したりなどして、転職サイトの集客力を高めることが当面の一番の目標です。


S:ありがとうございます。インスタグラムやnoteも拝見させていただきました。(視点や書き方がめちゃめちゃ面白く、惹かれます...!)「仕事とプライベート」という区分なく、相互が影響し合っているようなイメージを受けたのですがいかがでしょうか?

宮:おぉ!なんかきれいにまとめていただき、ありがとうございます! 仕事とプライベートが上手くつながったり、相乗効果がでればいいなーとは思っていろいろ挑戦してみてはいるのですが、現状はまだつながってない感じですね。プライベートで好きなことをして、お仕事でも好きなことをやらせていただいているという感覚です。

宮本さんのインスタグラムアカウント「chibikko_karen」

なぜ、Divと関わるようになったのでしょうか?

宮:Wantedlyで応募したのがきっかけです。

S:Wantedlyからの応募だったのですね!てっきり、もともと中田さん(弊社代表)のお知り合いかと思っていました。

宮:長くお付き合いのあるバス会社さんが自動車整備士さんの採用に困っていて、それを専門にやってる会社さんがあるんだ、と思って募集を読み、応募しました。

渡邊さん、中田さんとお話したのですが、とても穏やかで、フレンドリー(でも土足で踏み込んでくる感じではない)で、気持ちよくお話しさせていただいたのを今でも覚えています。


S:話しやすい雰囲気はとても共感できます。笑 最終的に、ダイバージェンスが求めるどのような部分が一致してお手伝いしてくださることになったのでしょうか?

宮:渡邊さん、中田さんのお考えとしては、マーケティングと求人広告を長くやっていたというところが大きいのかなと思います。私自身としては、自動車整備士業界を盛り上げたい、人材業界での経験を役立ててもらいたい、という想いがありました。

あとは、「得意なこと、やりたいことをやってほしい」という中田さんの口癖も背中を押してくれました(もしかしたら口癖じゃないかもですが...とても印象に残っています)。こういうスタンスでみなさんと接していること自体に好感を持ったことはもちろんなのですが、みんなの得意なことを掛け合わせていけばひとりではできない新しいこと、すごいことができるんじゃないかと思ったんです。

外から見て、Divってどうですか?

宮:わたしは大阪・東京のオフィスに行ったことがなく、中田さんや、勉強会に参加してくださったメンバーのみなさん、白石さんの印象が中心なので、ほんとに外からの印象になってしまうのですが…

■いいところ

・どんなことにも楽しんで取り組んでいる

・なんでも言い合える、中田さんにも何でも言える(心理的安全が確保されている)

・わからないことをわからないと言える

・自然体

・初めての人でも臆せず向き合える

・お互いを尊敬している(信頼している?)


S:良いことたくさん言ってくださって嬉しいです。笑 社内で開催してくださった「ターゲット」や「リライト」の講習会で実際に社内メンバーと関わることで感じられたのですか?

宮:そうですね。個人でもマーケティング講座みたいなものを開催しているのですが、質問や発言ができる人って少ないんです。なので講座では、まずは自虐ネタを連発したりして「場を温める」ことが必要なのですが、ダイバージェンスではまったくその必要がないことにまずびっくりしました。

ブレストや会議、マネジメントでは「恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態(=心理的安全性)」をつくることが望ましいと言われているのですが、ダイバージェンスのみなさんはもうすでにできてるんですよね。相手が誰であろうと、どんな場であろうと自分らしくいられる環境って、すごく素敵だと思います。

これもきっと、中田さんを中心としたメンバーみなさんの人柄のなせるわざですね。


S:ありがとうございます。改善点も良ければお願いいたします!

宮:改善した方がいいというのではなく、たんなる感想になるかもしれませんが…

「connecting the dots」

その点と点をつなげる前の「点=個性、強み」を今はそれぞれが伸ばしていっているところなのかなと感じます。その点をどのようにつなげていくのかがこれからたいへんなところではあると思うのですが、わたし個人的にはすごく楽しみにしています。


S:某りんごの方のことばですね...!今の自分自身がどういう「点」であるか、どの段階にいるのか把握するのもなかなか難しいですが、メンバーそれぞれが「個性・強味」を伸ばすうえで意識したほうが良いことなどはありますか?

宮:ですです!りんごの方は名言をたくさん残してらっしゃいますよね。「個性・強み」を伸ばすうえで大事なことは2つあると思っています。

ひとつは、他の人と比べないこと。「みんなできるから」「流行っているから」という理由で特定のスキルを伸ばそうとしたり、やってみたりしても、上手くいかないことの方が多いんです。それよりは「人よりも上手にできること」「長時間やっていても苦にならないこと」を見つけて、そこにエネルギーを注ぐ方が効率がいいし、楽しいはずです。

今の段階で「正しい」「いい」と言われているものが、1年後も、10年後も同じであるとは限りません。なので、自分の「正しい」「いい」「好き」を信じて進むことが大事なのかなと思っています。

もうひとつは、アウトプットすること。だれかに伝えることで、理解が深まったり、思考が整理されたり、強く記憶に残るようになるからです。また、第三者の反応がわかったり、フィードバックをもらえるというメリットもあります。つまりアウトプットすることで、どんどん個性や強みを磨いていけるというわけです。

どんな人がDivに向いていると思いますか?

※宮本さんが実施された第1回Div社内向けセミナー「ターゲットのつくりかた」から抜粋

宮:

・新しいことに挑戦するのが好きな人

・仲間といるのが好きな人

・成長したいと思っている人

・よく笑う人

でしょうか。


S:「挑戦」や「成長」は、社内でも比較的多く言われるキーワードなのですが、「仲間といるのが好き」「よく笑う」人が向いていると思われたのはなぜでしょうか?

宮:仲間といるのが好き、に関しては、みなさんがとても仲がいいので、個人で仕事を進めるのが好きな人はあまり向かないんじゃないかな、と感じました。

よく笑う人が向いていると思ったのには2つ理由があって、ひとつはなんでも楽しめる人という意味。新しいことにも「おもしろそう!」と言いながら取り組める人がいいんじゃないかなと思いました。2つめは、笑うことで周りをいい空気にできるから。たいへんなことや難しい状況になったときでも、笑っている人がいれば元気をもらえるし、前を向けると思うんです。そんな人がたくさんいることで、一人ひとりも会社も元気になれるんじゃないかな、と。笑っている人が多いほど、いい雰囲気が伝染していくようなイメージです。

完全に個人的な話ですが、白石さんをサポートするエンジニアさんがいるといいなと思ったりはしてます…。(わたしからもいろいろお願いしちゃってるので)

最後に...。Divと一緒にやりたいことを教えてください!

宮:日本一の自動車整備士求人サイトをつくって、一緒に育てていけたら嬉しいです。そのために当面はサイトのリニューアルをがんばりたいです。

あとは、伝えることの楽しさもお伝えできたらいいなと思ってます。(わたしは初対面の人と話せない!というネガティブなところから入っちゃいましたが)

画面の向こう側にいるユーザーの心を動かしたり、行動に繋げるって、これからの時代、ぜったいに必要なスキルだと思うんです。

そのためには、

・理解する(ユーザーのことを理解する、世の中のことをシンプルに理解する)

・想像する(ユーザーは今、なにを思っていて、どんな言葉をかけてもらったら興味を持つのか、嬉しいのか)

・わかりやすく説明する(小学生でもわかるように)

・魅力的に伝える

ということが必要なんじゃないかと。


S:私個人としてはまだ宮本さんとお話する機会が多くないですが、そんな中でも人に対する興味、心遣いや優しさ、何より宮本さんご自身が「伝える」ことを楽しんでらっしゃることが節々で伝わってきています。

一方私自身は比較的「伝える」ことがお堅くなりがちで、課題だと感じていて...。「伝える」ことについて課題感を持ってる人、意外と社内でも多いんじゃないかなと思うのですが、宮本さんにお力添えいただきながら一緒に解決していけると良いなあと思っています。

宮:簡単なことじゃないですが、だからこそ挑戦しがいがあるし、楽しいし、エキサイティングなことだと思うんです。

「話す」ことが苦手な私だからこそ見つけた文字で伝える楽しさ、リアルタイムのコミュニケーションじゃないからこその楽しさを伝えられたらと思ってます。

あとはせっかくなので、もっとみなさんとコミュニケーションとりたいです!使えるものはぜったいに使い倒した方がいいので、じゃんじゃんメッセージとかいただけると嬉しいです!

S:(な、泣ける…)今後ともどうぞよろしくお願いいたします!本日は本当にありがとうございました!

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