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フルリモート企業の代表に聞いた!宮崎県に地方移住をしてから変わったこととは?

こんにちは!Priv Techで採用をお手伝いしている山本です!

Priv Techでは、会社の雰囲気や中で働く人について知ってもらうために、メンバーインタビューを実施しています。

今回は、2022年3月にフルリモートであることを活かして宮崎県に地方移住をされた、代表の中道さんにお話を伺ってきました。

ぜひご一読ください!

Priv Techの創業前から、ワークライフバランスを重視した生活スタイルだった

ー現在、東京と宮崎の二拠点生活をされていると思うのですが、どのように1ヶ月をお過ごしでしょうか?

拠点は宮崎で、東京と宮崎間を月に1〜2回ほど往復しています。滞在期間でいうと宮崎と東京でちょうど半々くらいですね。

東京に行くのはパートナー企業やクライアントに会うためです。やっぱり対面のほうが進めやすい重要なミーティングなどもあるので、そういったミーティングに合わせて東京に行きます。

新型コロナウイルスが大分落ち着いてきていることもあり、最近は対面で会う機会が増えてきているようにも感じます。

ー宮崎での平日はどんな風にお過ごしですか?

結局、ずっと仕事をしています(笑)

宮崎に住み始めた頃は、朝にサーフィンをしたり、空き時間で川釣りに行ったりしていましたが、最近は特に忙しくて、空き時間もほとんどありません。

休日も本来はサーフィンをしているつもりだったんですが、平日が忙しいので長時間寝てしまっています(笑)

ただ、海がすぐ近くにあるので、少し時間ができたら海まで散歩に行ったり、ご飯を作ったりしています。

宮崎では基本的に自宅で仕事をしているので、電車での移動時間がなく、東京にいる時よりもかえって仕事の密度は濃いように思います。集中して仕事をして、空いた時間で散歩をするなどの気分転換ができるので、生活にメリハリがあります。

ーなるほど!地方移住を考えるようになったきっかけは何だったんでしょうか?

元々はサーフィンがきっかけで宮崎に行くようになりました。コロナ前は、一年間に55週あるうち22〜23週は宮崎にいました(笑)

木曜日から宮崎に移動して、金曜日はリモートで勤務、月曜日の10:00からの定例ミーティングに合わせて戻ってくるみたいな。

そういう生活を2週間に1度していて、それを2年くらい続けていました。

当時からそういったワークライフバランスを重視した働き方をしていたのが、宮崎への地方移住に繋がったと思います。

ーPriv Techを創業してからは、宮崎には行っていなかったんですか?

そうですね。ちょうど新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発表される直前の2020年3月に創業したので、当時は外出を自粛しなければなりませんでしたし、仕事もあるのでなかなか行けませんでした。

地方移住で大事にするようになったのは、普段の生活に向き合うこと

ー代表自らが地方移住を体現しているのは、何か意図があったんでしょうか?

Priv Techを創業する前から、僕自身が先ほどお話ししたようなワークライフバランスを重視した働き方をしていました。それに加えて、Priv Techの創業が2020年の3月だったので、翌月の4月から緊急事態宣言が発表され、会社のインフラも初めからフルリモートが前提になったんです。

そして、働き方についての僕の考えをSNSなどで発信していると、自然とジョインするメンバーも地方や海外の人になり、東京に住んでいるメンバーがほとんどいない会社になりました。

そうなると、僕自身もコスパの悪い東京に住む意味がなくなってきたんですよね。

満員電車で移動するのもしんどいですし、空気も決して綺麗だとは言えないですし。

もちろん東京は東京で、新宿まで散歩がてら徒歩で行けるような場所に住んでいたので、とても便利です。コンビニは家から歩いて1分以内にローソン・ファミリーマート・セブンイレブンの3種類がありますし、スーパーも徒歩10分圏内に3〜4件あります。

ただ、その便利さの裏で、忘れてしまっているものがあるような気がして・・例えば、ついつい東京ではコンビニ飯が増えて食に対しての意識が下がってしまったり、運動についても移動のついでに歩くことはありますが、宮崎にいる時のようにわざわざ気分転換のために散歩に出ることはほとんどありません。

あと、東京にいるとなんとなく余った時間をダラダラと過ごしてしまう気がしますね。

宮崎にいると、行きつけのスーパーも家のすぐ近くにあるわけではないですし、飲食店が閉まるのも早いので、計画的に行動しないとご飯も食べられないんですよ(笑)なので、必然的に食に対して意識を持つようになりました。

そうすると、不思議と仕事の方にもメリハリができて集中でき、良い意味でダラダラと仕事ができなくなります。

もちろん、はじめからそれを狙ったわけではないので結果論ではありますが、人間らしい生活をするようになりましたし、会社のメンバーも国内外さまざまなところに住むメンバーで構成されていったのはすごく良いことだと思っています。

採用面で考えても、IT企業や大手企業がたくさんある東京で採用するとなると競合が多い分採用にかかる費用も高くなりますし、それなら大阪で同じくらいのレベル感の人材を、東京ほど競合がいない環境で採用する方が効率がいいと思うんです。

ーたしかにそうかもしれないですね。実際に宮崎に家を借りたきっかけは、今年2月にMBOを実施して対面ミーティングの機会が減ったからでしょうか?

いえ、もともとベクトルの傘下にあった時から地方移住は考えていて、宮崎の家を探していました。ただ、MBOを実施する時に、住みたい家もほぼ決まっていたんですが、さすがに移住はやめようかなと思ったんです。

会社を買い取ったタイミングで代表が地方に移住しましたって印象的にどうなのかなと思ったので。

でも、すごくストレスフルな日々でしたし、ベクトル側のボスだった長谷川さんに相談した際も背中を押してくれました。さらには、当時在籍していたメンバーも快く受け入れてくれたので、移住を決めました。

ーそうだったんですね!やっぱり宮崎にいる方がストレスが解消できますか?

そうですね。人間らしい生活ができているように思います。先ほどお話ししたとおり、結局は仕事をしている時間が長いんです。でも、意外と集中できますし、食事の時間や散歩、たまにサーフィンをすることで短時間で効率よく回復できているような気がします。

通勤するくらいなら、その時間を他のことに充ててほしい

ー実際に宮崎に住んでみて、地方移住のメリットは何か感じられましたか?

メリットは、サーフィンができることです(笑)あとは、満員電車にも乗らなくて良いですし、何でも安いです!

家賃は2LDKで5万円、しかも駐車場付き。東京だったら下手すると駐車場だけで4〜5万することもあることを考えると、破格だと思います。飲食店に行っても焼酎が並々とつがれて250円や300円で飲むことができますし、食べ物も安いです。例えば、東京だったら一丁で110〜120円くらいする豆腐が、宮崎だと70円程度で手に入ります。

ー安いですね!逆に、デメリットはありますか?

今のところ、ないです!

完全移住をしてしまうと、東京の人との対面コミュニケーションがなくなってしまうのがデメリットですが、僕の場合は月に1〜2回東京に行っているのでデメリットはありません。

大事なミーティングの時に、対面コミュニケーションという選択肢を取れることは重要です。

ー他にも移住先として選択肢があったと思いますが、宮崎を選んだのはサーフィンが理由でしょうか?

そうですね。たまたま宮崎で頻繁にサーフィンをしていましたし、サーフィンをするには宮崎の波がもってこいなんです。

ー今後、別の場所に移住したりは考えてないんでしょうか?

飽き性なので、どこかのタイミングで引っ越すだろうなとは思います。会社の海外進出も検討している段階なので、いずれは海外に移住したいですね。

ーもし、これからジョインするメンバーが地方移住したいと言ったら、もちろん賛成しますか?

そうですね。

逆に東京に行きたいと言われても止めます(笑)

家賃も物価も高いですし、仕事に集中できなくなると思うので。

東京に出るとなっても、結局都内だと家賃が高いので電車で片道40分くらいかかるところに住んで、家から会社まで1時間くらいかかるとなると、往復で1時間半のロスになります。

その時間があれば、休んでほしいなと思います。もちろん余裕があれば、その時間で仕事をしてもらっても良いしですしね。

わざわざ東京に住んで通勤に長い時間を費やすのは、時間もお金も無駄だと思います。

もし、家に子どもがいて集中できないのであれば、近所のコワーキングスペースを契約したら良いと思いますし。

極端な田舎だとあまりないかもしれませんが、最近は地方都市であればコワーキングオフィスが増えてきているので、不自由はないと思います。僕の家のそばのサーフポイント周辺でさえコワーキングスペースがありますし、大阪の吹田市にいるメンバーも近くのコワーキングスペースを借りていますよ。

ー最後に、読者の方へ一言アピールをお願いします!

地方移住といっても、地方に住んでただ楽しく暮らしているというよりは、メリハリを付けてワークライフバランスを大事にしながら、効率的に働いています。

結果論ではありますが、こういうワークスタイルだからこそ地方や海外の優秀なメンバーと働くことができるようにもなったので、今後は戦略的に今の状況を活用していきたいと思っています。

あとは管理されないと働けない人材はPriv Techには向いていないので、そういう意味でもフルリモートは理に適っていると思います。コミュニケーションはやっぱり密度で言うとオフィスにいるよりは落ちるかもしれないですが、その分なるべく働きやすい環境を整えられるように、バーチャルオフィスツールやslackなど便利なツールは揃えていますし、現状フルリモートによるデメリットは特に感じていません。

また、採用面でも大阪だと年収600万円で採用出来るスキルセットの人材が、東京に住んでいるという理由だけで年収800万円になるというのも馬鹿らしいです。逆に、スキルセットが同じなら、地方に住んでいるからといって東京の人材よりも給与を低くしたりせず、正当に評価したいと思っています。

もちろん前職の給与を参考にPriv Techでの年収を検討するので、元々年収600万円だった人がいきなり年収1000万円で採用になるということはないと思いますが、きちんとフェアに考えたいと思っています!

ーありがとうございました!

このストーリーを見て、少しでも気になられた方は、ぜひお気軽にご応募ください!

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