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上喜ビルオーナーが、大切なオフィスビルを、K-FIRSTに託した理由

大阪北浜地区に佇む、歳月の重みを感じる「上喜ビル」。

そのビルの7階に長年住んでいるのが、今回お話をお聞きした、上喜ビルオーナー親子。

祖父の代から受け継いできた上喜ビルを守りながら、穏やかな暮らしを続けてきましたが、そんなオーナーを悩ませていたのが、長年に渡る「オフィスビルの空室問題」でした。

様々な手を打ち、新たな募集をかけてみても、空室は一向に埋まらない。

こんな古いオフィスビルを借りてくれるテナントは、もういないのかもしれない…

そしてついにビルの6階フロア全てが空室になってしまったちょうどその頃、オーナーのもとを、ある若い営業マンが訪ねてきました。

私たちに、こちらのビルを任せていただけませんか?

聞けば、小分けしたオフィスを小規模事業者に貸し出す「Re:ZONE」という事業を展開している、K-FIRSTという会社。

「K-FIRSTなんて、聞いたことが無い社名でしたし、実績も現在の10分の1程度でした。

空室問題が解消されるかもしれないとはいえ、祖父の代から受け継いできた大切な上喜ビルを、見ず知らずの会社にそう簡単に任せられない。最初は正直そう思いました」

にもかかわらず、オーナーは最終的に、K-FIRSTにビルを託すことを決めました。

何がオーナーの心を動かしたのか。

今回は、オーナーへのインタビューを通して、その理由を紐解いていくことにしましょう。

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【インタビュアー/ライター】
株式会社ストーリーテラーズ  ストーリーライター 菅原瑠美

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オーナーがK-FIRSTに上喜ビルを託した理由

「K-FIRSTさんにビルを任せることに決めた理由は、当時営業担当だった荒木さんの存在です。

荒木さんは『素直で、真っ直ぐで、嘘をつかない誠実な姿勢』で、私たちの不安と丁寧に向き合ってくれました。

加えて、社長の田中さんも『ビルを必ず蘇らせる!』『ビルオーナーの良いパートナーになりたい!』という想いを、本気で伝えてくださって…。

荒木さんの誠実さと、田中さんの想いに触れて、『彼らなら信頼できる。彼らになら、この大切なビルを託しても大丈夫だ』と確信しました」

(奥左:営業部荒木さん 奥右:管理部秋山さん  手前2人:上喜ビルオーナー)

一度は断ろうとした上喜ビルオーナーの心を動かしたもの

「営業担当の荒木さんから、『Re:ZONE』の説明を受けた時は、築古ビルを有効活用し、新たな資産価値を生み出す大きな可能性を秘めた事業だ、と感じました。

ビルのワンフロアをリゾーニング(再区画)し、複数の小規模空間「スモールオフィス」を小規模事業者やフリーランスに貸し出す。

面白いやり方だなと。

とはいえ、従来のテナントの探し方とは全く違う切り口だったので、正直不安も大きかったです」

Re:ZONE』は、複数の小規模空間「スモールオフィス」を小規模事業者やフリーランスに貸し出す、という事業の性質上、顔も名前も知らないたくさんの人達が、日常的にビルに出入りすることになります。

特に、リノベーションする6階は、オーナーが住む7階の真下の階。

「自分たちの今の穏やかで安全な暮らしが、保たれないのではないか…という不安が、真っ先に頭をよぎりました。そこで、やはりこの提案は受け入れることができない、と考え、一度はお断りをしたんです。

でも、その後の荒木さんの対応は、私達の想像をはるかに超えるものでした」

上喜ビルオーナーの不安にとことん向き合う姿勢

荒木さんは、そのオーナーの不安に対して無理に提案を通そうとするのではなく、「不安の原因は何で、その不安をどうすれば取り除けるか」を一緒に考えてくれたといいます。

「普通の営業マンは、自分の成果のために『そんなの心配ありませんよ!大丈夫ですよ!』と軽々しく答えることが多いと思うのですが、荒木さんは違いました。

私達の不安な気持ちに、まっすぐに向き合ってくれている。その不安をどうすれば解消できるか、私達以上に真剣に考えてくれている。こんな営業マンは、なかなかいないと思いました」


当時のオーナーの不安は大きくは2つ。

①どんな人が出入りしているのかわからない
②しかも、24時間、四六時中人の出入りがある

でした。

つまり、オフィスビルの資産価値を上げ、収益を得られる可能性があることは十分理解しつつも、これまでの「穏やかで安全な暮らしが崩れる不安」が大きかったのです。

「荒木さんは『入居者面接を厳格にし、信頼できる入居者しか審査に通さない』といった提案や、『24時間出入り自由にするのではなく、20時までに全入居者が退室するルール設定をする』提案をしてくださいました」

オーナーの不安一つ一つを取り除けるように、丁寧に対策を考えて説明してくれる荒木さんの姿勢に、オーナーの心境も徐々に変化していきました。

「やり取りを重ねるうちに、次第に荒木さんやK-FIRSTさんに対する感謝の気持ちが溢れてきました。

とことん私たちに寄り添い、私たちビルオーナーにとって最も良い方法は何なのかと、最善を尽くして考えてくださっている。

こんなに丁寧な対応をしてくれた不動産会社は、いまだかつてあっただろうか、他にあるだろうか…と。

そして極めつけが『このビルをより良いものにしたいんです!ビルオーナーさんの期待に応えるため、全力で努力します!どうか私たちを信じてください!』という言葉。

その言葉に嘘はなく、本当に私たちのためを想ってくれている…そう確信し、K-FIRSTさんにビルを託すことを決めたんです」



K-FIRSTに託したその後。上喜ビルオーナーからの驚きの提案とは

K-FIRSTに上喜ビルを任せて4年が経過した今、感じていることについて、オーナーに聞いてみました。

「普通の業者は契約を取るだけで、その後は音沙汰もない…ということが一般的だと思いますが、K-FIRSTさんは違いました。

『お変わりないですか?』
『気になることがあれば言ってくださいね!』

と、度々顔を見に来てくれて…そんな姿勢に私は、とことん惚れ込み、思わずK-FIRSTさんに、『このビルの1階に事務所を構えてみませんか?』と提案してしまいました(笑)」

この言葉がきっかけとなり、K-FIRSTは上喜ビルの1階に支店を構えるようになりました。


(上喜ビル入口に立つ、田中社長)

最後にオーナーはこんなお話をしてくださいました。

「K-FIRSTさんが1階にいてくれると、私たちも安心できますから。この上喜ビルを使っていただきながら、いつでも気軽に相談させてもらいたい。これからも、頼りにしています」

K-FIRSTは、長期間にわたりお客様に寄り添い続け、ビルオーナーが気軽に何でも相談できる存在になるという使命感を持って走り続ける会社。

その姿勢が社員にも浸透し、ビルオーナーとの強い絆が築かれ、『Re:ZONE』の拠点も急成長しています。

これからもK-FIRSTは、その絆を日本中に広めてもっと多くの古いビルを蘇らせてくれる…そんな未来に胸が膨らんだインタビューとなりました。

ご協力いただいたオーナー様、有難うございました!


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