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1993年は、エコと呼ばれていました。

こんにちは!古き良き昭和の会社を令和っぽくするには平成生まれのみんなの力が必要だ!力を分けてください!とドラ□ンボールの連載開始を覚えている昭和どまんなか生まれの大沼です。

書庫を整理していたら、1965年からのアポロのカタログと価格表が出てきました。通算50冊以上を発行してきたわけですが、1993年からのカタログから掲げている「エコダイバー」のコンセプトについてご紹介したいとおもいます。現代におけるSDGsの考え方にも似た「海の環境を守るダイバー」という存在をプロモートしています。

例えば、シザーキックという脚を上下にハサミの刃のように開く泳ぎ方だと、サンゴや海中の小さな生き物を傷つける危険があるので、なるべくベント・ニー・キック(膝を曲げて小刻みに蹴る)で泳ぐように呼び掛けたりしています(バイオフィンの技術) もちろんこの頃はまだ、小刻みに蹴ることで推進力を生む「バイオフィン」は開発されておらず、ベント・ニー・キックでは、当時の弊社製品(Prestige)でも推進力を出すことは難しかったと思います。ですが「海の中にお邪魔をさせていただいている我々こそが、海の生態系に配慮しなければならない」という、1企業よりも1ダイバーとしての視線で呼びかけたのだと思います。

考えが古いとか面倒くさいkと思われるかもしれません。1993年には絵空事と言われたテクノロジーが今や現実となり、私たちの日常生活はうんと便利に自由になりました。その一方で、自然そのものが進化するには30年はあまりに短く、海の中の自然環境はまだまだ我々人間の思い通りにはなりません。

自然と人間の距離がどんどん遠くなるように感じる今こそ、海の中の小さな命に寄り添い、それらを辛抱強く育む自然の一部となる体験、そしてそんな母なる海を守りたいと思う心が持てることが、ダイバーの特権であるとアポロは考えています。

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