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Staff interview - Lin #コーディネーター「航海士時代に訪れた日本に興味」

今回は、コーディネーターとして2024年1月に入社した、ミャンマー出身のLinにインタビュー。来日したきっかけや、トクティー入社までの経緯、今の仕事のやりがいなどを聞きました。

礼儀正しく「異国」な雰囲気

ーー最初に、これまでの経歴を教えてください。

母がミャンマー人、父が台湾人で、ミャンマーで生まれました。父方の家族がミャンマーで飲み物を販売する個人商店を営んでいて、母と出会ったそうです。私が8歳くらいのときに、父は台湾に戻り、別の仕事をしていました。高校卒業後に初めて台湾を訪れ、発展している様子にとても驚きました。それがきっかけで、海外で仕事がしてみたいと思うようにもなりました。

海の生物の研究にも憧れていたので、ミャンマーの海洋大学に進学しました。卒業レポートのために台湾の海運会社で実習し、卒業後もそのまま航海士として働きました。実習先として、日本や韓国の会社にも応募していたんです。航海士の仕事は英語がメインなので、英語が話せれば、国は関係なく受けられるのが良いところでもあります。実習後は一度ミャンマーに戻り、航海士の資格を取得してから正式に就職しました。航海士には必要な資格がいっぱいあるので大変です。4年半くらい働きましたが、船の上に1年ほどいて、帰ってから3か月休み、また1年船に乗るというハードな生活でした。一方で、各国の港に上陸したら遊びに行ける、いろんな国に無料で行けるというメリットもあり、日本も定期的に訪れていました。秋葉原やスカイツリー、浅草もまわって、日本っていいなと思いました。ほかの国と比べても礼儀正しく、マナーを守る文化ですよね。いろいろな国に行きましたが、日本はアジアっぽくなく、異国な感じがしました。

ーーどうして転職しようと思ったのですか?

コロナでどこにも行けなくなり、仕事にも制限が出ました。体温を測ったり、服装も防護服を着ないといけなかったり。国が封鎖しているので船から下りれず、8か月の乗船予定が延長され、1年半くらい海の上にいたこともありました。毎日仕事のような感覚で休みがなく、お金はあるけど仕事だけの人生になるなと思い、転職を考えました。

日本で働こうと思ったものの、良い条件の仕事がすぐに見つからなかったので、まずは留学生として2023年の4月に来日しました。日本語は、航海士の時もアプリなどで勉強していました。日本のドラマやアニメもPCで見ていましたね。「名探偵コナン」はいろんな観光地も出てきて面白いです。同僚の航海士も、日本のアニメを見ていた人が多かったです。ミャンマーでも「ドラえもん」などは人気でした。

プログラミングが好きで、独学で学んでいたので、最初にやりたいと思った仕事はプログラマーでしたが、大学の専門がITではないので、ビザの取得が難しいだろうと言われ、語学力が生かせる通訳業で探しました。ミャンマーのコーディネーターの求人は結構ありましたが、地域を東京と限定するとそんなに多くはなかったです。トクティーは都内で、IT企業でもあるので、経験が生かせると思いました。

不安定な情勢、命を救う感覚も

ーーいまの仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?

どの過程も楽しく、やりがいがありますが、いちばん好きなのは、海外から人材を募集するときです。ミャンマーは国内情勢が不安定なので、そこから救い出せるという感じがします。男性も女性も徴兵制があるので、命を救っている感じです。実際、面談をしている時に、「早く国から出たい」という話をする人もいます。また、ミャンマーの給料は低いので、日本で条件の良い求人を自信を持って提案できるのも嬉しいです。

ーートクティーの社内の雰囲気はいかがですか?

みんな優しく、話しやすくて親切です。国ごとの違いや、文化の違いもそれほど感じないですね。

ーーどんな人と一緒に働きたいですか?

自己主張が強すぎず、楽しく仕事ができる人と一緒に働きたいです!


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