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今回は、人事・広報担当として2023年10月に入社した、塩山にインタビュー。トクティーに入社した理由や、会社の雰囲気、今後のビジョンなどを聞きました。
「社会問題を解決したい」とキャリアチェンジ
ーー最初に、これまでの経歴を教えてください。
学生時代からニュースに関心があり、「社会問題を解決する仕事がしたい」と思っていました。特に人の話を聞くことや、わかりやすく伝えることに興味があったので、新聞記者になろうと思ったんです。2012年に大学を卒業し、神奈川新聞社に入社。10年ほど記者をやり、最後の1年は人事を経験し、2023年10月にトクティーに入社しました。
ーー前職でどのようなことを大切にしていましたか?
取材をするときは、深いところまで話を引き出せるよう、自分のこともオープンにするように心掛けていました。面接でもそうですが、初対面の人に自分の深い話をするのって大変だと思うんです。やっぱり話したいこと、話したくないこともあると思いますし。そんななかで、相手の人生や価値観、考え方などを聞かせてもらうので、せめて自分自身のこともさらけ出し、リスペクトを示したいと思っていたんです。そうすると、相手もリラックスして話してくれることが多かったように思います。
このような意識は、トクティーの採用担当になった今でも大切にしています。面接は短い時間ということもあり、なかなか私の話をするタイミングがありませんが、カジュアル面談ではフランクにお互いのことを話すことができればと思っています。
ーー新聞社での人事経験もあるのですね。
はい。記者として勤めていた頃、2020年に出産し、育休を経て職場復帰しました。まだ子どもが0歳8か月だったため、時短勤務にしてもらったのですが、それでも自宅から職場まで遠かったこともあり、なかなか仕事に専念できなかったんです。
さらに、育休を取るまではバリバリ働いていたので、そのときの自分と比べると仕事でできることが狭まっているようにも感じました。そして、私と同じように悩んでいる人が他にもいるのではないかと感じ、「子育てと仕事の両立」や「会社の組織体制」などを社会課題としてとらえるようになったのです。
何か自分にできることがあるのではないかと思いながらも、新聞記者としてできることは限られている。それなら自分で組織を変えていこうと、社内で異動希望を出し、新聞記者から人事にキャリアチェンジしました。
ーー実際にやってみていかがでしたか?
満を持して人事になったものの、多くの新聞社に共通することですが、昔ながらの組織体制が根強く残っていて、組織の規模も大きかったため、なかなか組織改革に踏み込むことができなかったんです。
また、本気で組織を変えていくには、社会課題に対する想いだけでなく、経営的な経験や知識も必要だと感じました。それで、仕事をしながらビジネススクールにも通ってみたのですが、やはり子育てとの両立は厳しい面があり、それなら働きながら経営を学べるところ、経営との距離が近いベンチャー企業に転職しようと思いました。
「外国人という概念がなくなる未来へ」。ビジョンに共感し、入社を決意
ーーそのなかでトクティーを選んだ理由を教えてください。
社会貢献性が高く、かつ人事の仕事ができる会社を探していました。そんななかで転職サイトでトクティーからスカウトを受け、会社のホームページを見たとき、「外国人という概念がなくなる未来へ。」という理念にビビッときたんです。
それまでは、トクティーの手がける「特定技能人材の採用」について何も知りませんでしたが、技能実習生(最長5年間、技能実習として日本で働く外国人)のニュースは度々目にしたことがあり、印象に残っていました。どちらかというとネガティブなニュースを見ることが多かったのですが、それはあくまでも技能実習生に非があるのではなく、それを取り巻く環境に課題があるのだろうと捉えていました。
特定技能人材とは、特定の分野において在留資格を持つ外国人のことです。日本の人材不足をカバーするような人材として注目を集めています。その制度があることを初めて知り、代表の杉原が目指す「外国人が不法な環境に身を置くことなく、活き活きと働ける社会をつくる」というビジョンに共感し、入社を決めました。
ーーなぜそのビジョンに惹かれたのでしょうか?
新聞社で人事をしているときに、日本の人材不足を肌で感じていたんですよね。採用活動をするなかで、複数社に人材派遣を頼んでも、なかなか候補者があがってこなくて。ほかの会社でも採用に困っているという話を聞いていたので、日本社会全体で人材不足が課題になっていることを感じていました。
その一方で、外国人の採用が進んでいる企業もあると聞いたことがあり、「確かに外国人でも日本語さえ大丈夫なら活躍してもらえそう」という印象を抱いていました。
あと、私の夫は在日韓国人で、子どもは日本と韓国、両方の国籍を持っています。ただ、日本ではまだ在日韓国人をはじめとする外国人への偏見もあり、ヘイトスピーチも問題になっています。昔に比べると変わってきた部分も多いですが、もっとみんなが生き生きと働き、暮らせるようになればと思っていました。その想いがトクティーのビジョンと一致していて、「ここで働きたい!」と強く思いました。
ーー現在の仕事内容を教えてください。
トクティーの人事・広報を担当しています。どちらも「トクティーの価値や魅力を伝えること」をしているのですが、私自身がトクティーのミッションやサービスに共感しているからこそ、前向きに仕事に励むことができるんですよね。
「この会社を成長させたいからこそ、人事として会社にぴったりの仲間を集めよう」「もっとわかりやすくビジョンやミッションについて発信しよう」と、やりたいことも出てきますし、会社への共感を第一優先に入社して本当に良かったと思っています。
ダイバーシティが実現されている会社
ーー会社の雰囲気はいかがですか?
社員の半数を占めるコーディネーター(企業と人材をマッチングする職種)は、外国人の方々です。今まで外国人の方と近い距離で仕事をした経験がなかったので、最初はどんな感じなのだろうと、ワクワクと不安が入り混じっていました。私は英語があまり話せないので、ちゃんとコミュニケーションが取れるのか気になっていましたが、みなさんとても日本語が上手で、問題なく一緒に仕事をすることができています。
というのも、日本が好きで働くことを決めている人ばかりなので、こちらの雰囲気に合わせてくれている、馴染んでいる人が多いのだと思います。それぞれの出身国の話を聞くと、やはり価値観や考え方の違いを感じながらも、お互いに歩み寄ることを大切にしていれば大丈夫なのだとわかりました。
トクティーでは、たとえば「日本人とベトナム人」のように、国籍をフィルターにしておらず、「◯◯さんと◯◯さん」という人対人との関係性になっているので、どんな方も安心して働けているのではないでしょうか。
また、このような社風や働き方というのは、今後日本のあらゆる会社で起きていくのだろうと予想しています。今まで外国人を雇ったことがない会社でも、人手不足が顕著になると、外国人採用を取り入れるようになるはずです。
そして、お客様からよく聞くのが、「外国人を採用してみたら想像以上によかった!」という嬉しいご感想です。単に人手不足を補完してもらえたというだけでなく、会社の可能性が広がったり、新鮮な雰囲気が生まれたりと、想像していなかったメリットがあったという話もよく聞きます。このような体験が増えていき、社会全体でダイバーシティが進んでいくことを願っています。
ーートクティーにはどんな人が向いていると思いますか?
「日本と海外を繋ぐことに関心がある人」ですかね。日本人と外国人の関わりが増えたら良いなと思っている人や、日本のグローバル化やダイバーシティを推進していきたいという人にもピッタリだと思います。
あとは、トクティーのミッションやビジョンに共感する方や、ピンとくる方にぜひ入社していただきたいです。Wantedlyやホームページにトクティーの価値観や想いが散りばめられているので、ぜひお読みいただき、ひとつでもピンとくるところがあれば、まずはカジュアル面談でお話しできると嬉しいです!