先週12月7日に東京で開催された【栄養サミット2021】の
サイドイベントで、伊賀ベジの取組を紹介しました。
その様子は特設サイトでライブ配信されたのですが、
切り抜き映像をこちらで共有します。
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普通、「栄養改善」という言葉だけを聞くと、
目の前の食べ物の栄養価の話かな?と思われるでしょう。
でも、「栄養改善」というテーマに隠れた構造的な出来事として、
社会のひとりひとりの経済活動~豊かさや利便性追求のなかで、
「食を生みだす側」への眼差し/配慮が剥落していった結果として、
生存ギリギリの環境に取り残された「いのち」が存在する、
という避けがたい事実があるのだと思います。
先進国と途上国、都市と田舎
そして人間社会と自然環境・・・
ひと昔なら「南北問題」「環境問題」と呼ばれたテーマですが、
これを倫理的課題として、社会に存在する「悪」を糾弾する、
ということでは実際には何も改善しないことは明らかになってきているでしょう。
むしろ、人類が獲得してきた様々な知恵やテクノロジーを
ローカルな局面に取り込んでコツコツと生かしていく、
そんな地道な取り組みこそが求められるのではないか、
と私は考えてきました。
自分たちの地域/社会が抱える課題と
その背景にある構造をしっかり把握するよう努め、
外の世界に目を向けて解決のヒントを探し続け、
そうして、ひたすら動く。
「上から」与えられるのではなく、
同じ地平で同じように歩みを続ける人たちから
差し伸べられる手は、本当にありがたいものです。
日本の農業者がアフリカの農業者とともに歩む。
それって何か面白いじゃないですか?
リモートで色々できる時代にもなってきたわけだし。
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誰かが悪い、誰かに何とかしてもらおう、というのではなく、
「自分たちで何とかしていこう」
「自分たちで自分たちの未来をつくろう」
そんな人間でありたい、そして、
そんな風に考える人たちに「武器」を配りたい…
【自立】そして【共生】
このテーマを掲げて「農」に関わり20年近くになりました。
あきらめず、本質的な「イシュー」を見失うことなく
善き人たちとのつながりを悦びながら
もう少し、歩みを続けたいと思います。
ご一緒いただければとても嬉しいです。
※伊賀ベジタブルファーム/東京栄養サミット2021 アクションプラン
https://www.maff.go.jp/.../attach/pdf/action_plan-3.pdf
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栄養サミット2021 サイドイベント(農水省)
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/seisaku/n4g2021.html
東京栄養サミット2021 アクションプラン
~N4Gコンパクトの実施に向けた日本の食関係者の具体的行動計画~
https://www.maff.go.jp/.../seisaku/n4g2021/action_plan.html
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