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【CTOインタビュー】技術の最適解で未来の当たり前を生み出す。

「デジタル技術で再生医療を身近な選択肢に」をミッションに掲げるテック系スタートアップ、サイトロニクス(株)(以下「Cytoronix」)のメンバーをご紹介します。
今回は、代表取締役CTOの香西 昌平さんにインタビューしました。

代表取締役CTO
香西 昌平 | プロフィール
東京大学工学部、同大学院修了、学位を東京工業大学で取得。(株)東芝入社以来2008年まで最先端ICの開発に従事。その実績が認められ新規製品や新規事業の開発・立ち上げのミッションのもと、2008年から1年半カリフォルニア工科大学に留学。LSIのR&Dを中心に、延べ20年に渡り研究をリード、様々な新規プロジェクト責任者を歴任。2020年、東芝研究開発センターフェロー就任。2021年5月にCytoronixを創業。

― はじめに、これまでのキャリアの歩みを教えてください。

大学では量子力学の研究をしていたのですが、学問的なことよりも実用性のあることに携わりたいと思い、東芝に入社しました。入社後はアナログ回路や無線のRF*回路のIC設計を担当していました。当時は、携帯電話が出始めた頃で、無線の市場が伸びて注目されており、会社でも無線を扱える安価で小型なICの設計に注力していました。その後希望を出してアメリカに留学したのですが、そこでの半導体研究の開発規模の大きさに圧倒され、このままじゃ勝てないと痛感したんです。同じようにやって勝てないなら、新しい市場をつくって、自分が先駆けになりたいと思うようになり、帰国後はバイオやメディカルといった分野で研究をしていました。その過程で、共同創業者の今井くんとも出会い、Cytoronixの事業の元になった技術の開発を経て、今があります。

*Radio Frequency:高周波

― CTOとして、どのような業務を行っていますか?

ハードウェアのものづくりのところから画像処理のソフトウェアまで、大きくCytoronixの技術面を見ています。
テック系とは言えソリューションビジネス的な要素もあるので、お客様に合った技術的最適解を考え、デザインすることが一番重要な仕事だと思っています。
目指す市場にフィットする技術群を広く扱っていく必要があるので、自分がこれまで触れてこなかった技術や新しい技術も日々吸収しています。

― 仕事を行ううえで大事にしていることはありますか?

入社時から憧れていた上司やアメリカ留学の影響もあり、ゴールから逆算することや、個別ではなく全体を見ることを意識するようになりました。他には、自分に素直でいること、あえて波をつけて自分のペースをつくることなどを大事にしています。



― 今後の目標・夢は何ですか?

比較的独自性の高いソリューションを提案しようとしているので、それが当たり前になるようにしたいですね。
最初は奇抜に見えることでも、それが自然な選択肢になる未来をつくることが夢です。

― どんな会社の雰囲気が理想ですか?

わいわいがやがやの雰囲気がいいですね。それぞれ興味ベースでどんどんやりたいことをやって、ああでもない、こうでもないと自由に話し合えるのが理想です。実際、徐々にメンバーも増えて、そういう雰囲気になってきた印象があります。

― Cytoronixのエンジニアにはどんな人が向いていると思いますか?

全てまんべんなくこなすというよりは、ピンポイントで大事なところに瞬発力を発揮して注力できるかが、スタートアップでは重要だと思います。優先順位を考えてメリハリをつけていけたり、柔軟な思考や臨機応変な対応ができたりする人が向いているのではないでしょうか。
新たな構想をこれから形にしていく段階で、今なら一緒に源流から携わってもらえるので、自由度が高いところが好きな方、自分で新しいものを生み出したい方、大歓迎です!



― ありがとうございました!

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