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こんな時代だからこそ。創業10年の金融ベンチャーが経営合宿を実施して見えてきた大切なこと

テレワーク、飲みニケーション廃止、バレンタインデーの文化やめよう運動...
社会トレンドは、会社における人間関係を希薄にする方向に向かっています。

が!!!
bitFlyer はその流れに真っ向から挑むように、6月28日から2日間にわたって経営合宿を実施しました。前回は創業3年目の2016年で、実に8年ぶりの開催です。

「こんな時代だからこそ」。

今年創業10周年を迎えた当社がいま、経営合宿に取り組んだ理由は。そして取り組んでみて、見えてきた大切なことがありました。



経営合宿 その目的は

「経営合宿をやりたい」。
代表の加納の一言でした。今年創業10周年を迎えた当社は、次の10年を見据えた第二創業期にあり、今年はその1年目と言えます。そんな節目を迎えた今だからこそ、経営と各部の幹部で会社が進むべき道を再確認し、結束を強めることが重要でした。そして、次の10年にとどまらず会社が持続して成長していくために、今ここでじっくりと時間をとって議論する機会が必要でした。その目的を果たすために加納が選んだ手段が経営合宿でした。実施するのは、実に8年ぶりです。前回は創業3年目だった2016年で、その頃とは会社の規模もメンバーも様変わりしています。次の10年を作っていくメンバーで、会社が創業時から大切にしてきたものに改めて向き合いました。


初日 -団結力を高める-

会場として選んだのは静岡県伊豆市です。初日は伊豆半島の中心にある貸別荘に宿泊し、さまざまなレクリエーションを通じて団結力を高めるのが目的です。険しい山道を登ると、高台から伊豆の海を一望できる素晴らしいロケーションでした(のちに大雨が降るために空がなかなかに曇っているのは気づかなかったことにしてください)


夕方に到着し、荷物を置いたらバーベキューの開始です。
遊びも本気でやりきる! 当社が大切にしている価値観です。「与えられた肉をただ焼く」にとどまりません。挑むのは4キロの塊肉で作るローストビーフと、ビア缶チキンです。

調理したのは、テクノロジー本部の副本部長です。ふだんアプリの仕様決めやデザインを担当してますが、料理も得意ということで名乗り出てくださいました。およそ1時間かけて丁寧に仕込み作業を行いました。


そして、焼くこと1時間。BBQとは思えないクオリティの肉料理が出来上がり、参加者一同大盛り上がり。味も最高でした。

代表 カツオをさばく

そしてBBQの終盤、温めに温めていた代表の出番です。この日に仕入れた活きのいいカツオを加納がさばきます。数々の魚をさばいてきた男、プロ並みの腕前です。刺身最高でした。



2日目 プロフェッショナル集団になるために

ここからが本番です。部長級以上が3班に分かれてグループワークを実施しました。テーマは大きく2つで、1つ目のテーマは「プロフェッショナルとは」です。
代表の加納は常々「会社をプロフェッショナルファームにする」「従業員が自分はプロだと言える会社にしたい」と公言しています。それを実現するためにどうあるべきか、何をすべきかを真剣に議論しました。今回のワークはポジションによる上下関係をなくし、自由に意見するルールです。それぞれが考える「プロフェッショナル像」を忌憚なくぶつけ合い、メンバーの意見に耳を傾けました。議論を深めると、プロフェッショナルの定義は多様であり、それぞれの考えに学びがありました。

代表 加納「プロフェッショナルとは」

このテーマの総括として、加納が考えるプロフェッショナル像が披露されました。その一部を公開します。

プロフェッショナルとは、価値のあるサービスを提供し、その対価を得ることができる人だと思います。プロフェッショナルサービスはその価値が明確に示されますが、社員の場合、その価値を明確にすることは難しいです。だからこそ、社員それぞれが働くためにコストがどれぐらいかかっているかに向き合って、それ以上の価値を提供することに意識を向けてほしいと思います。

各部の幹部それぞれが「プロフェッショナルとは何か」を自問し、他者と十分に議論を交わし、その上で代表・加納の言葉を受け止め、あらためて認識を1つに共有しました。


bitFlyerのMV(ミッション・バリュー)に向き合う

当社には創業から変わらないミッション・バリューがあります。
ミッションは「ブロックチェーンで世界を簡単に。」、バリューは「PEN」です。
第二部は、特にバリューの「PEN」に向き合いました。

バリューは一般的に企業の価値観、行動指針を指します。当社にとってのバリューは「Passion」・「Execution」・「Number」で、頭文字をとって PEN としています。いい機会なのでそれぞれのねらいを知っていただきたく、ご紹介します。

Passion

熱中できるものを持とう。その情熱が、ひとりひとりにプロフェッショナルとしての誇りを抱かせる。

Execution

アイデアをかたちにしよう。かたちにしないと人は理解できない。実行しよう。そして、世の中を驚かせよう。

Number

定量的になろう。早く、正確な意思決定は定量化によってなされる。数値で判断し、日々カイゼンしつづけよう。


第二部では、それぞれがPENを体現できているか、組織がPENを実現するためには何が必要かを議論しました。参加者それぞれが情熱を持っているものは何か、アイデアを形にするために実行していることは何か、数字にこだわって意思決定がなされているか、それぞれの部署の状況を開示して議論を深めました。

議論の総括として、加納から創業時にこのバリューを定めた思いが語られましたので一部をご紹介します。

( Passion について)
どれだけ勉強ができて優秀でも、ビジネスをやったらうまくいかないという人をたくさん見てきました。そういう場合に足りていないのは情熱だと思います。なにかを成し遂げたい、成功させたいという情熱が人を動かし、ビジネスの実現に近づくと信じています。


bitFlyer で働くということ 原点を大切に

当社ではさまざまなバックグランドの人が働いています。国籍も学歴も前職もさまざまです。そんなメンバーが同じ会社で同じ目標に向かって働けるのは、共通のミッションとバリューを持っているからです。加納が創業時に定め、今も大切にしているミッションとバリューに全員が共感し、目標にして取り組んでいるからこそ創業10年の節目を迎えることができました。そして、今回の経営合宿はあらためて原点に立ち返り、次の10年に向かっていく心構えを幹部全体で共有する機会になりました。

10年前と現在を比べると、社会における暗号資産・web3の役割は大きく変わっています。そして、10年後は今よりもさらに暮らしに欠かせない存在になっていると確信しています。そのために私たちができることはまだまだたくさんあると考えています。ブロックチェーンで世界をもっともっと簡単にするために、私たちは新たな挑戦に挑み続けます。これからの bitFlyer にもぜひご期待ください。

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