当社の代表取締役である露木へのインタビューを2回に分けて公開します。
前半の今回は、前職についてや設立までの経緯、サービスの誕生秘話など「STANDSのこれまで」についてお届けします!
➢Topic
- 学生時代について
- 前職
- 設立のきっかけ
- Onboardingを作った理由
- 想い、価値観
学生時代について教えてください。
学生時代は中学から大学まで陸上競技をやっていました。大学では体育会所属だったので、あまり陸上以外のことは正直やってなかったですね(笑)
でも陸上含めスポーツって「自分で考えて、結果に対して責任を持つ」っていう部分があって、社会に出てからもそういった生き方をしたいとは考えていました。
その中で起業は「自分の選択に責任を持つ」っていう部分で繋がっているかなっていう風に思っていたので、起業することは学生時代から意識していましたね。
前職では何をされていましたか?
起業を意識していたとはいえ陸上しかやってなかったので、裁量権があって自分の出来る幅が広がるっていう意味でベンチャーに興味がありました。
一社目にPLAYという動画配信系ビジネスの会社に入社して、最初の三年間はエンジニアとしてコードを書いたりと、ソフトウェアを作る前提の知識を吸収したりしましたね。
その後はビジネスサイド側にシフトし、大型案件のセールスやプロジェクトマネージャーをしたり新規プロダクトの事業開発をしたり。また、ビジネスにおける体系的な知識を学びたいと思い、在職中にビジネススクールに通ったり。キャリア的にはテックとビジネス両方の経験が出来ましたね。
もう一個のポイントとしては、僕が入社した時は数十人規模だったんですけど、そこから急激に伸びていってその領域ではかなり存在感を発揮するようになっていきました。そこで株式会社デジタルホールディングス(旧 株式会社オプトホールディングス)に売却が決まりました。いわゆるアーリーステージからイクジットまで、スタートアップの成長プロセスを体感しました。
そんな中で新規事業のためにオプトから出向してきた藤原(当社COO)と出会ったっていう形になりますね。
STANDS設立のきっかけは何ですか?
もともと志向性として起業するっていうのが選択肢としてあったので、タイミング的にっていうすごいふわっとした話になるんですけど(笑)
事業がある一定の成功を収められていたこともあって、このまま今の会社でやって行くか、新しいキャリアを歩んでいくかみたいなことを悩んでいました。
同じ会社でも周辺領域の新しい事業とか、やろうと思えばできたと思うんですけど、本当の0→1じゃないなと。本当にやりたいことを振り返るとやっぱり、「自分で自分の結果に責任を持ちたい」っていうところがありました。
そんな時にちょうど同じように考えを持っていた藤原が「何か一緒にやらない?」と誘ってくれたんですよね。当時はあんまり一緒に仕事はしてなかったけれど、同年代で活きが良い同士で話をしているうちに仲良くなりました(笑)
Onboardingというサービスを始めた理由を教えてください。
元々僕がやっていた動画配信系のSaaS事業を振り返ると、プロダクトの画面がめちゃくちゃ使い辛かったという実体験がきっかけになります。
プロダクト自体の体験が完璧ではないからこそ、当時の僕のようなビジネスサイドのメンバーやカスタマサポートは、それを補うような形で顧客へのサポートが追加で必要になっていました。
その体験から、新規事業を考える時に「何でプロダクトの画面ってこんなに使いづらいままなんだろう?」ということを漠然と話していました。Onboardingのようなサービスがあれば、ユーザーが感じるがっかりが減って、更には自社の収益も高まるのではないかとか、ユーザーサポートも効率化できるのではと思ったんですよね。
それから、お客さんにインタビューした結果やっぱりニーズがあって、僕達が抱えていた課題を他の会社さんも抱えてるということが分かっていき、これを事業化しようという風に思ったっていう流れになります。
露木さんが大事にされている想いや価値観はありますか?
一つはミッションやビジョンに関して、もう一つには市場的な話があります。
まず一つ目についてお話しすると、「テクノロジーで愛されるプロダクトを増やす」っていうのがミッション・ビジョンとしてあります。その「愛される」という部分がすごい僕としては大事だと思っています。
前職の経験を踏まえて、自分たちのサービスやプロダクトが「お客さまに価値を与えていて、すごい愛されているな」と感じられた瞬間っていうのがビジネスをやっていく上で大事な幸福な体験なのではないかなと思っています。お客さまに向き合うビジネスサイドの人間もプロダクトを作るエンジニアも含め、関わる全員にとって一番嬉しい瞬間はそこなんじゃないかなと。
ビジネスを通して味わえる幸福な瞬間を増やしたいっていうのが、テクノロジーで愛されるプロダクトを増やすっていうところの個人的な意味になっています。収益が上がるのはあくまで副次的な話で、お客さまといい関係を築けたとか、「無くてはならない」って思ってもらえた時が一番幸せで、心が踊る瞬間なんじゃないかっていう考えなんですよね。
もう一個は市場的な話で、時代的にお客さまと長期的な関係を築く必要性がビジネス上高まっています。サブスクリプションとかSaaSとか継続してお金をもらうビジネスモデルがどんどん強くなっています。今までもの売りしかしていない会社がサブスク化・SaaS化していくというのが絶対に不可避な流れとしてあるんですよね。
その時に大事なのはお客さまと長期的な関係を築いて継続率をあげることなんですよね。すぐに1億円を売り上げるモデルではなくて、10万円、20万円を24ヶ月36ヶ月・・・っていう風にお支払いいただくことで収益化されるビジネスになります。なのでお客さまに長く愛されることが大事。愛されるプロダクトに自分たちを変えていかないといけないっていうのがあり、その為の投資の必要性が絶対に迫られていて、僕たちはそういった市場にも入っていると考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。後半では「STANDSのこれから」についてお届けします。そちらも是非ご覧ください!