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大室正志氏 SA就任後初の鹿児島オフィス訪問!見学の裏側お伝えします

こんにちは!AMI株式会社で広報を担当している前田です。

私たちAMI株式会社(以下「当社」)は、"急激な医療革新の実現"をミッションに掲げ、心疾患のAI診断アシスト機能を有する『超聴診器』の研究開発や、遠隔医療サービスの社会実装を目指す研究開発型スタートアップです。

Wantedlyでは、皆さんに「AMIってこんな会社なんだ」と知ってもらえるように、イベント登壇や研究開発の取り組みの様子などを発信しています。

今回のストーリーでは、4月より当社のSA(Strategic Advisor)に就任した大室正志氏の鹿児島オフィス訪問に密着し、裏側をお伝えします!

大室正志氏

大室正志(大室産業医事務所代表)

産業医科大学医学部医学科卒業。専門は産業医学実務。ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社統括産業医、医療法人社団同友会産業医室を経て現職。現在約30社の産業医業務に従事 。医療法人同友会顧問。社会医学系専門医・指導医 著書「産業医が見る過労自殺企業の内側」(集英社新書)
平成ノブシコブシの吉村さんと経済ソーシャルメディアNewsPicksの番組「OFFRECO.」に出演中。

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大室先生と代表取締役CEO小川の出会い

当社代表取締役CEOの小川と大室先生は、5年程前に知り合いの医師を通じて参加した食事会で出会ったそうです。その時点で既に大室先生は当社のことを知っていて、話が盛り上がり意気投合し、再会の約束をしました。
2度目に再会した日、小川は早めに到着し大室先生を待っていたそうです。大室先生は到着するなり、上座にどーんと座っている小川の姿をみて、心を掴まれたといいます。(心掴まれるポイント笑)それ以来、仲が深まり、仕事で協力するなら当社にということで参画されました。


大室先生鹿児島オフィスへようこそ!

鹿児島オフィスメンバーと1on1meeting

4月某日、鹿児島オフィスに到着するやいなや、鹿児島オフィスメンバーとの1on1meetingが行われました。

社員は1on1meetingがあることを当日まで知らされていませんでした。急に知らされた社員たちは緊張気味でのスタートでしたが、さすがは大室先生、すぐに社員の特徴を掴み、固い雰囲気から社員が話しやすいやわらかい空間を作ってくださいました。
会社の事業や方針だけでなく、社員が当社に入るきっかけから、それぞれが担っている役割、職場の雰囲気や社員の休みの日の過ごし方まで話していました。

メンバー全員と話すことはできませんでしたが、予定外の1on1meetingに遠方の社員からは羨ましいとの声があがりました。時間も限られている中で大変貴重な時間でした。

デモ体験

心音心電データ取得を体験

鹿児島オフィスの防音室で、超聴診器を使用した心音心電データの取得を体験してもらいました。自社開発した心音心電取得アプリの最新バージョンでは、リアルタイムで心音・心電の波形表示とスペクトログラム(時間の経過とともに変化する音の高さを表現する図)表示がされます。
ちなみに、カメラを構えた私の後ろでは研究部メンバーが総出で取得の様子を見守っています。


遠隔聴診対応ビデオチャットシステム体験

引き続き遠隔聴診対応ビデオチャットシステムを体験してもらいました。
遠隔聴診対応ビデオチャットシステムは、可視化した生体音を伝送することで、聴取・送信・出力の3つの段階で音が壊れる問題を解決します。そして、脈拍数や経皮的動脈血酸素飽和度をリアルタイムで共有ができます。
今回は鹿児島オフィス内で通信を行いました。


大室先生が遠隔聴診対応ビデオチャットシステムの説明を受け、患者として体験した後、遠隔地の先生役も体験してもらいました。送られてくる可視化された心音データを見ながら、聴診の場所を指示する様子もありました。


閑話休題

代表取締役CEOの小川と大室先生との対談,雑談⁈

小川と大室先生の対談もありました。
手元には『心音図検査装置 AMI-SSS01シリーズ』と最新モックが!

大室先生、最新モックを手に取り、第一声。

おしゃれ過ぎないですか?

大室先生お褒めの言葉ありがとうございます。
そうなのです、最新の超聴診器はSEIKI DESIGN STUDIOさんにデザインしてもらい(Twitter)従来のものとは一味違います。
参考:https://www.axismag.jp/posts/2022/02/448232.html

さらに、話はAMIの歴史に移ります。

話は2017年の11月にNHKで放送されたAIをテーマにした番組、 「人間ってナンだ?超AI入門」に出演した際、超聴診器をお笑い芸人チュートリアルの徳井さんに紹介した時にさかのぼります。(詳しくはこちら)

  徳井さん)なんだか、超聴診器の形って髭剃りみたいですね!
  小川)  そうですか?(真面目な顔での返答)
  ~
  その後、話は進みます
  ~
  では、実際に超聴診器を使ってみましょう!
  (小川が徳井さんの顎に超聴診器を持っていく)
  徳井さん)小川さんボケるタイプですね(笑)

話はボケて終わり、ではありません。

収録後、「もっともっと詳しく心音を解析したい。音の専門家に相談したいので紹介してほしい」と番組スタッフさんに相談したところ、NHKでミキシングを担当していた髙梨さんを紹介してもらいました。

徳井さんとの絡みを実際の現場でみていた髙梨さんは「音編集しているけど、髭剃りの件が面白過ぎて…」とかなり興味を持ってくれたようです。そこから話は弾み、2020年に当社の音響技術部顧問に就任しました。

その後、髙梨さんに音声解析ソフトの紹介してもらい、いままで見えなかった音域の世界に小川はハマっていったといいます。

「そのボケがなければ、髙梨さんに出会えず、そして超聴診器のキーとなる音響解析もできていなかったかもしれない。」

「そのボケがなければ今はない。ボケてみるものだ」と小川。

笑いに包まれながらも、社員も今まで知らなかった歴史や出会いに、こっそり感動していました。

超聴診器のプロトタイプで歴史を説明

大室先生には、鹿児島を発つ直前のわずかな時間で過去のプロトタイプもみてもらいました。小川が過去のプロトタイプを段ボールから次々と取り出し、大室先生に渡していきます。

フライパン型、カーリングタイプ、エアホッケータイプ、版画タイプ、洋服の毛玉取タイプ、PCのマウス型、ノベルティ、犬用シャワー・・・

手に取るごとに命名されていく過去のプロトタイプたち。

写真からは伝わりにくいですが、大室先生のユーモアがにじみ出たコメントでいっぱいで終始笑いが絶えない現場でした。


小川が手に取っているのは初代超聴診器のプロトタイプです。

小川「当直室ではんだごてを使い、100均で購入したものと聴診器の部品を組み合わせて製作したものです。初代は動かなかったのですが、医者がこんなことするんだね、と面白がってくれた企業もありました。」

大室先生「本当に聴診器をアップデートしようとしていたんだね」

そして当社ではついに!2022年9月22日、超聴診器のベースとなる最初のプロダクト『心音図検査装置AMI-SSS01シリーズ』が薬事承認されました。

今回の薬事承認取得で、さらに超聴診器の開発に力を入れ、聴診器をアップデートさせていきます。

リリース:『心音図検査装置AMI-SSS01シリーズ』の薬事承認を取得

リリース:『心音図検査装置AMI-SSS01シリーズ』の販売/レンタル予約受付を開始

最後に・・・

大室先生よりコメント

「基本構造が200年近く変わっていない聴診器をアップデートする」

こんなゼロイチのプロダクト開発を行うAMIは、アプリ開発などのヘルステックベンチャーが隆盛を極める現在、一際異才を放つ存在です。同時にこのデバイスは、九州発/日本発で世界に広がるポテンシャルを秘めています。医師でもある代表の小川晋平氏とは、以前より親交がありますが、今回Strategic Advisor(SA)として参画することで、このプロダクトの“作戦会議”に参加させてもらえることを光栄に思います。

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