はじめまして。吉田直哉と言います。
この夏から、新庄村の採用チームに外部メンバーとして仲間に加えてもらうことになりました。
良い意味で「他所者」の目線から新庄村の情報を皆さんにお伝えしていければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
まずは簡単に自己紹介を。
私は福島県のいわき市というところの出身で、高校までを福島で過ごしました。
その後大学進学と共に上京し、卒業後は憧れのアパレル業界へ新卒入社。
第2新卒で人材最大手のリクルートで採用・キャリア領域の仕事へ転身し、その後ベンチャーやスタートアップ企業で副社長や執行役員を務め、現在は東京と福島の2拠点で会社経営に従事しています。
ただ、リクルートで人材の仕事に就いてからは、会社は変われどずっと採用やキャリアの領域の仕事に従事しています。詳しくは下記に自己紹介noteを貼っておきますのでお時間のある時にでも見ていただけたら嬉しいです。
そしてそんな私がこの度、新庄村でも採用のお仕事をスタートすることとなり、ついに先日新庄村を初訪問してきました。
まっさらな目で見た新庄村が他所者である私にはどう映ったのかを、ぜひみなさんにもシェアさせてください。
少し話が戻りますが、採用やキャリア領域について18年目になります。長年この業界で仕事をしていますと、仕事柄、とにかく多くの企業やキャリアに触れる機会が多いんです。
具体的には1000社以上の会社を見てきましたし、10000人以上のキャリア相談にも乗ってきました。
そんな私が、新庄村を働く場所として捉えた時にどんな感想を持ったか。
一言でいうと「余白の多い村ベンチャー」です。
まず、驚かされたのが大自然の中にコンパクトにまとまった美しい村並み。江戸時代に宿場町として栄えた名残を残しつつも現代にアップデートされた宿(須貝邸)も並び、違和感なく調和が取れている。こんな素敵な場所が日本にあったんだという驚きからスタートしました。
これまで色んな地方をまわってきましたが、歴史ある場所であればあるほどアップデートするということは想像以上に難しいものなんです。しかもこの宿の女将として宿全体のディレクションに携わっている方が20代という若さ。その若さでこれだけ大きな裁量をもって仕事に従事できる環境って、他ではなかなか類を見ません。しかも丸投げではなくしっかりと周りからのサポートも受けながらこの仕事を通じて大きく成長されてきた様子が窺えました。
その後村役場を訪問し、館内をご案内いただいたのですが...めちゃくちゃおしゃれ!
木工が盛んな新庄村らしく、至る所に、そしてあまりにも自然に、素敵なデザインの木工チェアが設置されていて、建築やデザインが好きな方にとってはきっとたまらない空間になっています。
その村役場で締結式に参加し、村長・副村長とディスカッションの機会をいただいたのですが、お二人とも村内だけでなく外にもしっかりと目を向けられていて、テーマが幅広い。さらに小規模な村ならではの魅力だなと感じたのが、あらゆる施策が横串で捉えられているということ。行政組織はどうしても縦割りで仕事が進むことが多く、全体最適で戦略を考えることが難しい傾向にあるのですが、新庄村は少数で運営されている分横にもしっかりと話が展開されていて、話が早い。
ところどころに、村全体の柔軟性を感じずにはいられませんでした。
宿にチェックインした後は、採用チームでミーティングを実施したのですが、ここでのスピード感はこれまで見てきた多くのベンチャーに近い印象。あれやってみよう、これやってみようが活発に飛び出す良い環境です。逆に言えば、村ののんびりしたイメージを強く期待している方にとってはフィットしないんじゃないかなという印象さえあります。
小さな村なので、もちろん無いものも多くあります。不便さを感じる部分もきっとあると思います。
それでもそれ以上に、これだけ多くのリソースがあって、こんなにも柔軟で、スピード感のある環境は「キャリアデザイン」の観点で見ても、非常に魅力的。とにかく打席に立てる機会が多いし、他では数年かけて経験することを自分次第では1年で経験できてしまうような場所です。成長意欲の高い人もきっと満足できると思います。
やれることはまだまだある。アイデアの数だけ改善余地もある。
一方で外に目を向ければ美しい大自然と人との繋がりがある。
こんな新庄村と仕事をご一緒できることが、とても誇らしく感じる滞在でした。
地方移住にちょっとでも興味のある方であれば、ぜひその候補に加えてもらいたい場所です。みなさんからのお問い合わせ、ぜひお待ちしています!