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評価は”頑張り”ではなく”成果”によってされる

こんにちは!
オータム代表取締役の内山です。

突然ですが、仕事において”頑張ってるひと”と”成果を出してるひと”のどちらが評価されるべきだと思いますか?

私が以前勤めていた会社のエピソードでこんなものがあります。

ある部署の新卒メンバー数人と上長、そして会社の代表で食事会をしたときのこと、少しずつ慣れてきた業務の話をしていたとき、ある新卒メンバーが代表に向かって元気よく「頑張ります!」と言ったそうです。
すると代表はニコっと笑いながら「頑張らなくていいから成果出してね」と返したんだとか。

私はこのエピソードがとても好きなんですが、仕事において求められるのはあくまでも成果であり、頑張ることは成果を出すためのプロセスに過ぎないことをとても端的に表していると思います。

”頑張りも評価するべき”というのは一定の正当性がありますが、それは成果が出なくて当然である新人や、新分野の仕事に取り組む場合に限られます。

例を出して考えてみます。

Aさん:営業の仕事は初めてだがやる気に満ち溢れていて、誰よりも早く出社して遅くまで頑張っているが成績は振るわない
Bさん:営業の仕事は始めてだが、センスがあり定時で出退勤しながら好成績を出している
Cさん:営業の経験が長く、定時で出退勤しながら平均的な成績を出している
Dさん:営業の経験は長いものの成績は振るわず、特に改善の努力はしていない

この4人のなかで最も評価されるべきなのは誰でしょうか?
ほとんどのひとがBさんが評価されるべきだと考えると思います。

Aさんが頑張る姿が組織に好影響を与えたることはあるかもしれないですが、Bさん・Cさん以上に評価される、またそこまででなくてもAさんの成績に似合わない高評価を受けることは望ましくありません。
程度の問題はありますが、Bさんからすれば相対的に不当に自分の評価が下がってしまっているからです。

こういった組織ではかなりの確率でBさんは退職してしまいます。
より正当な評価を与えてくれる環境に移ったり、成果がよりダイレクトに自分の利益につながる独立という道を選んだりするからです。

そうなってしまうと会社全体の売上・利益が減少し、Aさん・Cさん・Dさんは減給やリストラの対象になることすらあり得ます。

ではAさんとDさんを比較したときはどうでしょう?

Aさん:営業の仕事は初めてだがやる気に満ち溢れていて、誰よりも早く出社して遅くまで頑張っているが成績は振るわない
Dさん:営業の経験は長いものの成績は振るわず、特に改善の努力はしていない

これは間違いなくAさんが評価されるべきです。
もちろん給与という点では差が生まれる理屈がありませんが、例えば上司が教育を施す時間や、モチベーションを高めるための会食など、Aさんが成果を出すための支援をたくさんのひとがしてくれるはずです。

これは”Aさんは成果を出すために努力を続け、いつか必ず成果を出してくれるだろう”という期待値に投資をするということです。

もちろん投資ですので、Aさんは投資された分を含めて返せるような成果を出さなければなりませんし、BさんやCさんと同じ成果を出せるようになっても、投資分を加味して同じ役職や給与はもらえない期間があるかもしれません。

なかなか普段は考えることのない内容かもしれませんが、ぜひこの原則を理解し”頑張る”のではなく、”成果を出して評価されるために頑張る”ことを意識しましょう!

そうすれば”頑張ってるのに”と悩むことなく、自分の成長に向けて全力でモチベーション高く臨めるはずです!

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