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手段と目的

こんにちは!オータム代表取締役の内山です。
今回は手段と目的についてお伝えしようと思います。

お疲れ様です。第十三回の社内報です。
今回は手段と目的についてお話しします。

手段と目的とは

手段と目的という言葉の持つニュアンスとしては「手段は目的の達成のための方法であり、手段の遂行自体を目的としてはならない」というものです。

なぜあえて手段と目的という言葉でくくり、意識するように心がけたり促したりするかというと、成熟した組織やバリバリ仕事をこなす優秀な人でも、「手段の目的化」は起こりやすいからです。

優秀な人、組織でも実際に起きている

実際に起こりうる例を出すとこんなものがあります。

◯営業スキルを高めるためにロールプレイングの時間を毎日取っているが、回数を重ねるうちに内容がおろそかになり、スキルアップにつながらず無駄に時間を浪費してしまっていた。
→ロールプレイングを毎日やること自体が目的化してしまい、営業スキルを高めるという目的を果たせなくなった

◯新規顧客のためにメルマガ配信を開始したがほとんど効果がなかった。対応工数がほぼ同じで、効果的なアプローチ方法が他にあり、全体の99%の集客ができていたためメルマガ配信をやめようと思ったが上司からは「1%でも効果があるならやり続けろ」と指示が出た。
→対応工数が同じであればメルマガ配信は効率が極めて悪く、他の手法のテストなどに時間を割くべきなのに、メルマガ配信を続けること自体が目的になってしまっている

◯デザインにこだわり抜いたホームページを作成したが、サイト自体が非常に重く表示に時間がかかってしまい、導線も悪く非常に使いにくいサイトになってしまった
→ホームページは「見てもらい情報を提供する」ことが目的にも関わらず、サイト表示が重かったり導線が悪かったりと、ホームページの本来の目的を果たさないものになってしまった

これらの事例は僕がこれまで働いてきた会社や、お手伝いしてきたクライアントさんで実際に起ってきたことです。

特に2つ目と3つ目はWebマーケティングの現場では頻発しています。
だいぶリテラシーの差は埋まってきているものの、まだまだ上司や決済者がWebやマーケティングに関する知識がなく、現場やユーザーを無視した”こだわり”に支配されてしまってるパターンです。

これらは業務上の例でしたが、プライベートにおいてもこんな事があると思います。

◯毎朝5時に起きてスキルアップのための勉強時間を設けているが、眠すぎて全く勉強が進まない。
→スキルアップのための早起きなのに睡眠不足により目的を果たせていない。目的に則した手段を選ぶなら睡眠時間を長くして効率的な勉強ができるようにしたほうがいい

◯健康のためにジムに通っているが、正しいトレーニング方法で実施ができておらず、腰や膝を痛めてしまう
→健康のためにやってることが不健康を生むというのは間違った民間療法などでもよく見られるものです

これ以外にも例をあげればキリがないですが、要するに大切なのは「目的を見失わない」ことです。

習慣化した行動を繰り返すことはそれ自体に精神的な安定や健康面でのメリットがあることも多いですが、それらの習慣が果たして当初立てていた目的をかえりみた際に効果的な手段なのか、またはもともとは目的達成のための手段であったものなのに、手段の遂行自体が目的化してしまっていないかを見直す時間を取ってみてください。

この手段と目的を意識できるかどうかで効率的に仕事ができるか、キャリアプランの達成のための成長が叶うかどうかが大きく変わってきます。

逆に、目的さえ一貫していれば手段は無限にあります。
”習慣化した手段”は手放すのが怖いもので、なかなか手段の切り替えには踏み切れないこともあると思いますが、あくまで「手段は目的達成のための方法である」ことを意識して、日々の業務や生活の効率化を意識してみていください!

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