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【社員インタビュー⑤】シェアNo.1製品の目玉機能を、自ら考え、自らかたちにできる。だから人事を変えられる。

入社の経緯を教えてください

所属していた法学部では、「何かしら法律関連の資格を取得して、仕事に就く」というのが王道。私も漠然とそんな進路を考えていた一人でしたが、「何か新しいことにも挑戦してみよう」という想いで参加した、当社のインターンシップが仕事観の転換となったんです。

そこでは、カタログ(電気製品などのカタログのように、導入することでもたらされるメリットを記したもの)作成から実装までの一通りの流れを体験。プログラミングには人生で初めて触れたので、苦労こそしたものの、一方で、ものづくりの楽しさが強烈に心に響いたのです。それは「自分がやりたかったことはこれだ!」と確信できるほど。

準備不足が響き、残念ながら内定は獲得できなかったという引け目は抱きつつも、就職活動では当社への第一志望は揺るぎませんでした。IT業界を見渡しても、ここまで「自分で考えたものを自分の手で作れる会社」は他にありませんでしたから。

本選考では、「インターンシップ期間内には合格基準に到達できなかったかもしれないが、その分、いまだ成長し続けているし、その角度は他に負けない」とポテンシャルをアピール。それが効を奏したのか、無事内定を得ることができました。

仕事内容とそのやりがいを教えてください

入社後は、配属前研修を通して改めてプログラミングに開眼することができ、配属後アサインされた展示会のデモ用モックアップ作成を通して、カタログ作成から実装までの能力を高めました。以降は、一貫して「給与計算」製品の開発に従事しており、現在はシステムのコアとなる計算機能の開発と保守を担当しています。

直近では、「リードレス給与明細」と呼ばれるユニークな機能の開発に主担当として携わり、リリースまでこぎつけました。その名の通り、従来は数字の羅列で理解しづらかった給与明細を、ビジュアル化により「一目でわかる」UI/UXに昇華したものです。シェアNo.1の「COMPANY」の優位性をより高める、新バージョンの目玉機能として、多くのユーザに使っていただくべく、まずは社内で類を見ないプロモーションを行いました。

リリース前に「稼働保証」という最終チェックの会が行われるのですが、通常はVice Presidentをはじめとした数人へのプレゼン形式のところ、チームの枠を超えた50名強をWEB会議に招待し、実況中継。先進IT企業の新製品発表のイベントよろしく、大々的に演出したのです。この一連の流れは、「リードレス給与明細」のコンセプトを考えた尊敬する先輩からも褒めてもらい、結果、社内の意識も大きく変えることができたと自負しています。

自分の考えたもの・作ったものを世に送り出し、多くのユーザに使ってもらえるやりがいは、同時に、まるで自分の子どもを産み、育てるような愛着があるんです。

これまで最も印象的だった経験を教えてください

これまで、「リードレス給与明細」以外にも、新機能のカタログ作成、インドとの協業によるオフショア開発による給与明細への重要な機能追加などに携わってきました。一つひとつのプロジェクトを通して、自身の成長を感じます。

中でも、給与明細への機能追加が印象に残っています。お客様の業務を回すのに欠かせない胆となる機能追加を任されたというプレッシャーの中、さらに、いちエンジニアとしても知見が少ない言語での開発、そして、インド人開発者との英語でのコミュニケーションに苦労するなど、初めて尽くしだったためです。

初めのうちは、自分のせいでプロジェクトの進捗が止まってしまうことが多々あり、開発陣はもちろんコンサルチームにまで迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。失敗を重ねながらも、なんとかやり抜き、第一段階目をリリースできた時は、ホッとする気持ちとともに悔しさ・情けなさを抱いたものです。

そこで第二段階目では、反省を活かし、意識的に周囲を巻き込み、時には頼り、報連相を徹底するなどの基本を押さえた仕事の立ち回りをしっかり実践できたと思います。苦労を経て得た学びが血肉となっていることを実感した経験となりました。

今後挑戦したいことを教えてください

自分でかたちにしたものへの思い入れは人一倍あるので、「リードレス給与明細」には、リリースで手は離れたものの、これからも何らかのかたちで関わり、育て、大きく飛躍させていきたいと思っています。

そして今、まさに新たに産み落とされる新機能も同じくずっと愛着を抱くものになるでしょう。そう、私がコンセプトを考え、カタログ作成まで行った新機能が、また世に送り出されるのです。

それは、給与計算の効率化機能です。給与計算において求められるスピードとは処理自体の速度ではなく、正確さの担保だと、お客様ヒアリングを通じて痛感しました。逆に言えば、チェック作業の効率化がスピードに直結するということ。プロトタイピングでもお客様から「喉から手が出るほど欲しい」との評価をいただいておりました。「自分が考えたものがかたちになり、世の中に感謝される」そんな感動のものづくりをこれからも続けていきたいというのが一番でしょうか。

WHIで働く魅力を教えてください

WHIを一言で表すなら「信頼の会社」。まず会社や上司は、社員が「やりきってくれる」という信頼があるからこそ、社歴や年齢に関係なく裁量権を与え、仕事を任せます。私自身、インターンシップの時から、「ひとつのことをここまで考え抜くんだ」と周囲には驚かされ続けているのですが、そんな社員のマインドセットが色濃く横たわっているんですね。

逆に社員は、会社が持つ顧客基盤やロイヤルティ、組織、カルチャー、チームワークがあるからこそ、仕事の成果を最大化できます。こうした相互の信頼関係があるからこそ、やりがいの好循環が生み出せているのだと思います。

つまり、ひとたび「挑戦したい」と手を挙げれば、周囲をワイワイ巻き込みながら、「自分事」として企画から実装までを一気通貫で進めていける環境なのです。その分、成果が自信に直結しますし、作ったシステムに対する愛着もひとしおです。そして、単に作って終わりではなく、1,100社を超えるお客様にご活用いただくべく、会社・他の社員が全力で動いていてくれるわけですから、本当にエンジニア冥利に尽きると言うものです。

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