TSLは、「Update Japan」を理念として掲げています。
当事務所は、2018年9月に開設された比較的新しい事務所です。
どんな事務所かと言うと、その名の通り、スタートアップやベンチャー企業を支援することを主な目的とする法律事務所です。
また、事務所自体もスタートアップのように新しいチャレンジをしてスピーディーに成長していくことを目標に掲げています。
私は、この事務所を開設するまでは弁護士業から一旦離れてスタートアップの道に邁進していました。つまり、ビジネスアイディアを練って事業計画を作り、ベンチャーキャピタル(通称「VC」。起業家のためにお金を出資してくれるところ)相手にプレゼンを行い、仲間を説得してアイディアを形にして世の中を変えていく。そんな世界に身を投じていました(まったく上手くいきませんでしたが。。)。
その中で以下のことを感じました。
「この国では何か新しいビジネスをやろうとすると法律の規制に引っかかってしまう」
「法律の規制があると優秀な起業家でも思考停止に陥ってしまいそこでビジネスが頓挫してしまう」
結果ニッチなビジネスに走ってしまいイノベーションが生まれないのです。
そこで、私は以下のように考えました。
「自分が一人の起業家としてスタートアップをやるよりも、起業家の気持ちがわかる、起業家精神を持った弁護士として、イノベーションを起こそうとする人たちを支援する方が世の中を変えることに貢献できるのではないか」
「よし、世の中を変える、今までにない法律事務所を作ろう」
この国には、時の経過とともに合理性を失った法律がたくさんあります。法律というのは、その時々の時代背景に照らして正しいと思われるものを明文化したものにすぎないからです。
それによって生きづらくなっている人がいたり、今の世の中に必要な事業ができないという事実がたくさん起きていたりします。
「Update Japan」とは、そういった法律を変えていくことによってこの国をもっと良い国にしていこうという試みです。
具体的には、ビジネスの法令適合性を担保する法的意見や契約スキームの構築、ロビイングや国家権力を相手取った訴訟などを通じて、クライアントの事業推進を後押しすることを行いたいと考えています。
起業家とともにリスクテイクをする法律家でありたい。
それによってこの国のアップデートに貢献したい。
それがTSLの思いであり、それを形にしたのが「Update Japan」というビジョンです。
そうして出来上がったのが、東京スタートアップ法律事務所(略称「TSL」)なのです。
まだまだ道半ばですが、開業当初は2名しかいなかった当事務所が、開業後1年少しで20名にまで成長しています。
TSLでは、一緒に「Update Japan」に取り組んでくれる仲間を募集しています。