現在CS(クリエイティブソリューション)チームはコーダー2名、デザイナー3名、コーディネーター1名、ディレクター1名の計7名。主に企画・ディレクションを担当するディレクターとコーディネーターの2名が「ヴァリエでの働き方」や「なぜ働くのか」など、対談形式で暑苦しく語りました。
【プロフィール】
本重 剛(ジェネラルマネージャー/クリエイティブディレクター)
これまでに広告代理店、メーカー企画部門、制作会社で事業部長 / マネージャー / クリエイティブディレクター / アートディレクター / グラフィックデザイナー / セールス / 企画 / 採用・教育を務め、現在は有限会社ヴァリエでジェネラルマネージャーとクリエイティブディレクターを兼任。
鷲野 恭子(クリエイティブコーディネーター)
制作会社でライター/インタビュアー/エディターとして経験を積み、現在は有限会社ヴァリエで企画から制作までを行うクリエイティブコーディネーターを務める。
入社のきっかけは?
本重「フリーランスとして独立し、外部パートナー募集中の制作会社を探していた時にヴァリエと出会いました。当時のヴァリエは部長が退職されるタイミングだったこともあり、デザイナーとしてだけでなくマネージャー経験も長い私のキャリアに久保社長が興味を持ってくださって、ご縁ができました。独立したばかりということもあり、最初はアルバイトとして午前中のみ出社していましたのですが、妻に『もうそろそろどこかに就職してよ』と言われて…(笑)」
鷲野「独立したばかりの方に対して思い切った発言ですね(笑)」
本重「久保社長が『じゃあ正式にうちで働かないか』と。独立するくらいですからもちろん一人で働くのも好きなんですが、チームで何かを作った時の、想像以上のものができる瞬間が好きなんですよね。ヴァリエはまだまだ過渡期ということもあり、私が貢献できる部分もたくさんありそうだな、と入社を決意しました」
鷲野「私は5年前に、当時ヴァリエ社員だった友人の紹介で久保社長と知り合いました。会社員をしながら兼業でフリーライターをしていたので、外部パートナーとして関わるように。その頃、本重さんとも外部パートナー同士でお会いする機会があったのですが、その時は絶妙な距離感でしたね(笑)今年の6月に、ふと自分の人生を見つめなおし、転職を意識したタイミングで久保社長から『うちにこないか』とお誘いをいただきました。前職が大好きだったこともあり実は転職するかどうか悩んでいたのですが、本重さんが『僕は正社員になりました。鷲野さんが入社するなら一緒に独立した相棒のデザイナーも入社させます』と言ってくださったので、『一緒に楽しいお仕事、やりましょう!』と(笑)」
実際に入社してみて
本重「ポテンシャルが高い会社だな、と思いました。食品会社なら食品だけを、制作会社なら制作だけを専門に取り扱う会社が多い中で、ヴァリエはクリエイティブもシステム開発もオフィス環境構築もできて守備範囲が広い。見方によっては弱点にもなるかもしれないけれど、私には強みとして魅力的に見えました。でもそれがお客様にちゃんと伝わってないのが現状。つまり伸びしろがあって、まだまだやれることがあるということ。『もっと良い会社にしたい』という想いでずっと働いています」
鷲野「私は前職の人間関係が最高だったので、もうこれ以上は望まず、どんな環境でも『転職してよかった』と思えるように全力を尽くそうと決めていました。でも、いざ入ってみたら『こんなにのびのび働けるんだ…』と衝撃で。前職は『はい!承知しました!やります!』みたいな感じだったけど、今は『難しそ~でも頑張るぞ!』みたいな(笑)。最終的に仕事はしっかりやるんですけど、苦手なことを隠さなくていいのは気持ちが軽くなりますね」
本重「苦手だと思うことを知らせてもらえるのは上司としても助かります。苦手なことがわかったら改善策や対策を一緒に考えられますから」
鷲野「ヴァリエはずっと『文化祭前夜』みたいな雰囲気がありますよね。みんなちょっと大変そうなんだけど、それをどこかで楽しんでいる」
本重「文化祭前夜感、わかる!(笑)」
鷲野「トップダウンで『これやっといて』『承知しました!』も仕事効率としてはいいと思うんですが、ヴァリエはみんなで『これどうする~!?』と話し合うイメージ」
本重「もちろんメンバーには、その『どうする~!?』に乗っかれる人もいれば、方向性が決まってから手を動かしたい人もいます。新しいメンバーが入ったことで『こうするのはどう?』『ええやん!』がスムーズになって、既存メンバーの良さをさらに活かせるようになりましたね」
お互いと働くうえで気を付けていること
本重「『適材適所』ですね。鷲野さんが一番ポテンシャルを発揮できるポジションにいてもらって、苦手な分野はそれを得意としているメンバーに支えてもらう。人間って秀でた部分と、苦手な部分があってどうしてもバランスが歪になってしまうものなんです。だからそれぞれの適材適所で働いてもらうことで、会社として綺麗なバランスになればいいなと。もちろん全員が苦手な部分もあるから、それは協力しながらやらないといけないし、伸ばしてほしい部分が伸びていなかったら、どうやって伸ばすかは一緒に考えないといけないけどね」
鷲野「本重さんが適材適所を意識してくださっているのをひしひしと感じるので、私の強みと判断して任せてくださったことは100%以上の力でやると決めています。例えば企画・ライティング・資料作成でひとつの仕事だとして、私の苦手な資料作成の仕事を他の人にお任せした場合、残りの2つを100%の力でやっていたんじゃダメだなと。本重さんは私を甘やかしているつもりはないと言ってくださるのですが、かなりのびのび働かせていただいているんですよね。そして今後もできればこのままのびのびやらせていただきたい(笑)。なので、本重さんが安心して『のびのびやりなさい』と言えるように、締めるとこはしっかり締めていこうと思っています」
なぜ働くのか
本重「『正しい人間になりたいから』ですね。でも私にとって正しいことは、誰かにとっては正しくないことかもしれない。仕事は常に他者からの評価にさらされ、怒られたり褒められたりしながら経験を積んでいける。そうすることで洗練された1本の軸みたいなものができて、それはきっと大多数の人が思う『正しさ』なんじゃないかと思うんです。そこにたどり着くために、日々勉強しながら働いています」
鷲野「私は『生きるため』ですね。まだまだ若造の32歳ですが、ぼんやり生きるには人生は長いし、難しいことや辛いことが多すぎる。そんなそれでも生きていかなければならないし、食べていくために働かなければならない。突然始まった人生なのに、辛いことの方が多いなんて解せないので、意地でも『面白かった!』と笑える人生にしてやりたい。人生のほとんどの時間を職場で過ごすのに、仕事が楽しくなかったら最悪じゃないですか。仕事を楽しむために、人生を楽しむために、全力で仕事に取り組んでいます」
本重「私の矢印は外に向いていて、鷲野さんの矢印は内側に向いている。真逆の2人と一緒に働く人は、どんな人が向いていますかね」
鷲野「人生をより良くすることを諦めない人がいいなあ!」
本重「できない理由を探すより、できるようになるにはどうしたらいいかを一緒に考えられる人がいいですね」
鷲野「文化祭前夜みたいな会社なので、文化祭準備を楽しめる人だと良いかもしれません。準備もお祭りの一部として楽しんでいけたらいいなと。ただ、クラスTシャツを作るタイプの人は合わないかも…(笑)」
本重「同じものを身につけなくても、同じ方向を見つめられる人だと嬉しいですよね」
鷲野「暑苦しい対談になってしまいましたが、ビビッときた方はご連絡ください!(笑)」