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【会社紹介#5】 人流データの特徴とは?

はじめに

みなさん、こんにちは!インターン生の高桑です。

近年、人流ビッグデータは都市計画や交通インフラの改善をはじめとした多岐にわたる分野で活用されています。Wantedlyでも多くのユースケースを取り上げていますが、ここで改めて、人流ビッグデータの種類と、それぞれの特性についてご紹介します。

人流ビッグデータの種類

それぞれのデータの特徴は以下の通りです。

①携帯電話基地局データ

・全国に設置されている基地局の中で、どの基地局の電波到達範囲内に携帯電話が存在しているかという情報を基にしたデータです。
・携帯電話の電源がONになっていればデータ取得の対象となるため、エリア間移動においては大量のサンプル(性別・年代を含む)が取得可能ですが、エリア内の詳細な移動はカバーできないことや取得時間の間隔が長いことが欠点として挙げられます。
・従い、広域的な移動に対して、正確なサンプル数のデータが必要な場合に有効であると言えます。
・実際に提供されているデータの例としては以下があります。

モバイル空間統計(株式会社NTTドコモ)
・8,500万台とサンプル数が多く、性別、年代、居住エリア等の属性別に500mメッシュ単位の1時間人口を把握出来ます

②GPSデータ

・スマートフォン等のGPS機能により取得される情報をもとに、主に通信事業者や位置情報を扱うアプリが提供するデータです。
・屋内や地下にいる利用者のデータを取得出来ない場合がありますが、利用者の位置を正確に取得できることに加え、データ取得が高頻度で行われることから、移動速度、滞在時間を正確に把握し、それらの情報をもとに移動手段や移動目的の推定も行えるという利点があります。
・従い、個人の詳細な移動や属性に着目可能なデータが必要な場合に有効であると言えます。
・実際に提供されているデータの例としては以下があります。

KDDI Location Analyzer(KDDI株式会社)
・au携帯電話端末のGPS位置情報から利用者の位置情報を取得しデータ化したもので、最短2分単位での狭域メッシュ(125m単位)や道路単位において性別、年代、居住地に加え、移動手段別の滞在状況を分析することが出来ます。

③Wi-Fiアクセスポイントデータ

・Wi-Fiアクセスポイントのアクセス履歴をもとに、人の行動を把握するものです。スマートフォンのWi-Fi機能がONになっていてWi-Fiに接続できれば、地上や屋内、地下であっても位置情報を取得出来ます。
・しかし、性別や年齢が把握できないことや滞在場所や移動経路の推定の精度はアクセスポイントの設置位置や間隔に依存します。
・観光地にはアクセスポイントが多く存在し、日本の通信事業者がカバーできない訪日外国人の利用者が多いため、インバウンドデータに有効であると言えます。
・実際に提供されているデータの例としては以下があります。

TRAVEL JAPAN Wi-Fi (株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス)
・200万人の訪日外国人が使うアプリを利用しており、国籍や言語別をはじめとして人の動きを様々な形で可視化できます。

★GEOTRAの取り組み★

GEOTRAでは、GEOTRA Activity Dataを提供しています。

GEOTRA Activity Data は、KDDI株式会社にてお客様の同意を得たauのGPS位置情報データを活用し、自社開発したプライバシー保護技術により、プライバシーがより強固に保護された生活者一人一人の1日のアクティビティがわかる高粒度な人流データです。

また、GEOTRAでは、GEOTRA Activity Dataのみならず、KDDI株式会社が保有する他データセットやその他位置情報データについても取り扱っており、お客様の課題に基づいた最適なデータセットを選定の上、ご提供しています。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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