【人流データ×インフラメンテナンス】エビデンスに基づいた効率的なインフラメンテナンスへ|株式会社GEOTRA 公式note|note
みなさん、こんにちは!GEOTRA経営企画部マネージャーの小島です。本日は、GEOTRAのサービスを用いたユースケースの第一段として、老朽化が進む道路や橋梁での活用事例をご紹介します。 ...
https://note.com/2022geotra/n/n5cdae8a5d277
GEOTRAの代表を務めております、陣内です。本日は、街づくりや都市インフラの開発に人流データを始めとしたビッグデータを活用する事の意義について、日本が抱える社会課題を例示しつつ、記載をさせて頂きます。
都市内の人流に関する情報は、ビッグデータが登場する以前から、街づくりや交通計画、土木インフラの開発、小売店の出展などの領域において、基礎データとして広く活用をされてきました。
なぜ、人流に関する情報がこれらの領域において必要な情報なのでしょうか。
行政・自治体なのか民間企業なのか、街づくり領域なのか、マーケティングよりなのかで微妙に異なりますが、(都市等の)リアル空間上で何かをしようとするときには必ず以下のプロセスをたどります。
例えば、行政が道路を作る時も、不動産デベロッパーが再開発するときも、コンビニが出店するときも、必ず最初に都市内状況や需要に関する現状把握のプロセスがあり、その後打ち手やその効果の検討(モダンな言い方をするとシミュレーション)が実施され、打ち手が実行されます。
これらの領域では、Webサービスなどと異なり、ハードウェアの開発・建設が伴う場合が多く、後戻りができないこと(例えば、橋を作ってみてダメだったから戻して掛けなおすとかはできない・・)と、リアル空間(都市)は公共物であることなどから、とりあえず作ってみてユーザーの反応見て、ということは基本的には難しいという制約があります。また、公共空間に何かしらの手を入れることは、往々にしてトレードオフが発生するという特徴もあります(大きな商業施設ができたら喜ぶ住民は多いが、交通渋滞が状態化するかもしれないし、地域の商店街へのお客さんは減るかもしれない)。
このような背景があるため、リアル空間の現状把握とそのシミュレーションは非常に重要であり、ビックデータだとか機械学習だとかいう以前から、これらを事前に明らかにするための様々な数学的な体系が確立されてきました。
その中でも、人流データは従来よりもっとも重要な基礎データの一つと位置付けられ、パーソントリップ調査(人流を把握する為の大規模なアンケート調査)や交通量調査等が古くから実施・活用されてきました。
その様な中で、現在では、携帯電話から取得される人流データを始めとして、様々なビッグデータが活用可能になったことから、これらの領域に対してもビッグデータが積極的に取り入れられています。
特に、様々な課題を抱える日本においては、以下のような理由から、街づくりへのデータの活用が急務になっています。
インフラ老朽化×データ活用について以下の投稿に詳細を纏めています。
このような社会的な背景から、特に日本においては、ビッグデータは従来型の調査の単なる置き換えではなく、日本が抱える大きな諸課題の解決を加速する為の重要なパーツとして機能する、とGEOTRAは考えています。
今回は、街づくりにビッグデータが必要な背景をご紹介しました。
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