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【KiZUKAIインタビュー】大手企業からフリーランスを経て、行き着いたスタートアップという選択(前編)

こんにちは、KiZUKAI採用担当です。

今回は、社員インタビューをお届けします。KiZUKAIの提供するソリューションにおいて、大規模データのタイムリーな活用をスムーズに実現することが重要となります。そのコアとなるデータ基盤の設計・開発を担うのが、データプラットフォーム開発マネージャーの宇代さんです。

PDM本部 データプラットフォーム開発マネージャー:宇代さん
立命館大学情報工学部を卒業後、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社(旧:富士ゼロックス株式会社)に入社。印刷前工程に関するシステム開発に約4年従事し、独立。フリーランスとして、様々な企業のPJに参画する中でKiZUKAIにデータプラットフォームエンジニアとして業務委託で関わり、2023年5月より正社員としてKiZUKAIにジョイン。

インタビュアー:本日は、インタビューよろしくお願いします! 宇代さんは大手企業からフリーランスとして独立し、その後にKiZUKAIにジョインされましたが、どういう考えでキャリアを選択してきたのか教えてください。

宇代:まず新卒で入社した大手メーカーでは、仕事の進め方や論理的思考、ITスキルといった基礎力を身につけることができ、社会人としても大きく成長できたと思います。しかし、あまりに大きな会社なので、自分がやっていることが会社全体に対して貢献できているという実感が湧きませんでした。約4年働いてきましたが、あくまで会社の中の一つのシステムの一つの機能の中のさらに一つの役割に過ぎませんでした。だからこそ、プロダクトの要件定義〜リリースまで一気通貫で開発することに挑戦してみたいという気持ちが次第に高まっていました。 また、基本的に大規模なシステムを作っているが故にレガシーな技術環境で、例え新たな技術を取り入れたいと手をあげても挑戦は難しい環境でした。そういった葛藤がある中で、まずは環境を変えたいと思い、退職を決意しました。もちろん他の会社に転職する選択肢もありましたが、フリーランスに一回なってから考えても遅くないと思い、独立しました。

インタビュアー:大きな決断ですね。新卒から大手一社で経験し、フリーランスとなると環境も仕事の仕方も大きく変わりますよね。

宇代:はい。大手企業とフリーランスはある意味両極端ですからね。自分にとっても大きな変化でした。フリーランスになってからは様々なプロジェクト(以下、PJ)に参加でき、品質レベルやスピード感、仕事の進め方等、企業ごとやPJごとの違いを幅広く体感できたのがよかったです。

業務委託の側で起業し、自身で商品となるプロダクトの開発から販売にも挑戦していました。しかし、開発しかしてこなかったので、どうやったら売れるのかが全くわからなくて。

とりあえずプラットフォームに掲載して売れても数個。そもそもたくさん売れるツールではありませんでしたし、選択したプラットフォーム自体、開発した商品の販売には適していなかったかもしれません。今思えばもっと他の売り方があったと思いますが、その頃はマーケティングのスキルや知識が全く足りず、悶々としていました。

インタビュアー:例え失敗したとしても、まずは、自分ができる力で世の中の課題を解決するプロダクトを開発してみるという姿勢は、エンジニアらしくて素敵ですよ!

宇代:ありがとうございます!でも、あまりにエンジニアっぽい考え方だけで進めてしまったなと反省する点は多いですね。しかし、そもそもエンジニア志向だけが強ければ、自分で売ることまではきっとしないと思うんです。そこに一歩踏み込めた経験は自分としても糧になりました。失敗を経たからこそ得られた学びがありましたし、この経験で行動力というのは一つ、自分の強みであることを再認識できました。

KiZUKAIの文化としても、石橋をめちゃくちゃ叩くというよりは、まずはやってみよう精神があるので、そこも自分ともマッチしていてよかったなと思います。

インタビュアー:KiZUKAIからの正社員の打診を受けたタイミングは、自分自身でも環境を変えたいと思うタイミングでしたか?

宇代:正直、その時はフリーランスの形を変えるということは全く考えていませんでした。その為、KiZUKAIからの打診が、改めて自分が働くことに何を求めているのかを考える一つのきっかけとなりました。

それまでの業務委託や起業の経験を通して、人材系や物販等の別ドメインの方と話す機会も多く、そういったエンジニア目線を超える活動が純粋に楽しいと思っていました。また、起業する中で開発以外の全ての観点、例えばマーケティング、コンサル、営業、経営などの分野で多くの問題に直面しました。そこから良くも悪くも飽き性な自分は、一つの分野を極めるより、複数分野について幅広く知見がある人材になりたいと改めて思っていて、自分自身も自然とそれを実現できる場所を求めていることに気づきました。

引き続き、フリーランスのまま幅広くキャッチアップしても良かったのですが、結局のところ、自分にとって起業や業務委託は手段でしかなく、それよりも重要なのは、スキルと経験を活かしながら、知見がない分野についても成長できる場所に身を置くことだと思いました。そしてその為には、今の規模感であるKiZUKAIに正社員としてフルコミットすることが一番の近道だと思いました。

インタビュアー:求めるものが明確になり、KiZUKAIのフェーズや組織・文化を肌で感じ、働くイメージができたからこその決断ですね。

宇代:はい。KiZUKAIで業務委託として参画する中でも、手をあげたらなんでもやらせてもらえる文化を体感していました。また、開発や営業、コンサル等の職種で隔てずにOne Teamで挑戦するKiZUKAIの社風を肌で感じていました。だからこそ、KiZUKAIに入ることで得られる経験や組織における動き方、関わり方もイメージでき、入社を決断することができました。

インタビュアー:KiZUKAIからの打診を受けた際、他の会社さんの話を聞く等、広く検討しましたか?

宇代:はい。そこは他の会社さんの話も聞いて、しっかり検討しました。しかし、ここまで自由度が高い会社はなく、KiZUKAIに対しては、ジョインしてからデメリットと思う点があまり浮かびませんでした。強いていうなら、業務委託と比べてコアタイムはあるので、役所に行く時は早起きして11時までに行かないといけない。という位でしょうか(笑)

KiZUKAIであれば営業や経営層と直接対話する機会も多く、ビジネス面の問題解決にも関与できます。また、KiZUKAIのツール自体完成されたものではなく、これからさらに機能を追加し、ブラッシュアップしていく段階です。PMFはしたものの、市場やニーズが常に変化する中で、最適な形を模索し、変化する柔軟性を持っています。その中で、自身もプロダクトをより良い方向へ導く舵取りができると考えました。

あとは社内環境や雰囲気、共に働くメンバーの人の良さというところも大きかったです。業務委託の際は、主に開発側と連携して取り組んでいましたが、とにかく仕事がやりやすく、またビジネス側とコミュニケーションをとる際も親切なメンバーしかいませんでした。

今までの経験上、特に開発においては様々なチームが連携するとき、タスクの押し付け合いになることもPJによってはよくあることでした。しかし、KiZUKAIは在るべき論から考えて進めることが多く、そこが起点になって各チームにタスクが落ちているのでみんなが納得感を持って進めることができます。もはや嫌と言ったらやらなくていい。理不尽なタスクがありません。

インタビュアー:CTOの永山さんもよく「好きなことだけやって。苦手なことはやらないで」ということを仰ってますよね。でもそれって、ただ好きなことだけやればいい!というのとは少し違う意味もある気がしていて。

宇代:そうですね。エンジニアにとって嫌なこと≒「無駄なこと」なんですよね。なので「嫌」というのは、「本当にこれ意味ある?」と思うことや納得できないことに対して思うんです。でも、KiZUKAIはそもそも本当にやるべきことだけを研ぎ澄ませてタスクに落としているから、スムーズに開発が進行しています。しかし正直なところ、永山さんは本気で好きなことだけやれと思っているとも思います(笑)

インタビュアー:確かに(笑)仕事なのか遊びなのかわからない状況を作ることが、お互いにとってのハッピーに繋がるとも仰っていますね。

宇代:今までの経験からもPJやチームのトップにいる人の考え方や進め方が組織風土として反映されていると思うことが多く、そういった意味でもCTOの力はすごく大きいと思っています。KiZUKAIは、同じような価値観を持つメンバーが集まっていて、自発的に行動でき、頭でっかちになり過ぎない、さらにKiZUKAIスピリット(”気遣い”精神)を持つメンバーばかりです。CTO自ら妥協なく、KiZUKAIにマッチするメンバーを採用しているお陰なのだと思います。採用は事業のコアなので、そこをしっかり見ている組織に参画できたことは純粋にうれしいですね。

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前編では、主に大手企業からフリーランスを経て、KiZUKAIへのジョインに至った考え方やそこを後押ししたKiZUKAIのカルチャーについてお伝えしました。後編では、KiZUKAIのデータプラットフォーム開発の仕事内容や面白さ・難しさについてお伝えします。ぜひ続けてご覧ください!(後編はこちら

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