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経営陣ってどんな人?レクリーCTOへのインタビュー

九州大学在学時に高専生向けの就活支援と海難事故防止IoTサービスの2社を創業。2020年にアトラエ社に入社しエンジニアとして新規事業開発に携わる。2023年にレクリーのCTOに就任し、現在はエンジニア組織と人事組織の責任者を兼務。

今回は、中村CTOの大学時代の起業経験〜新卒入社した会社からレクリーにジョインするまでの経緯についてインタビューしていきます。レクリージョインへの想いも語っていますので、ぜひ最後までご覧ください!

前回の記事はこちらから↓

経営陣ってどんな人?レクリーCTOへのインタビュー | 株式会社レクリー
九州大学在学時に高専生向けの就活支援と海難事故防止IoTサービスの2社を創業。2020年にアトラエ社に入社しエンジニアとして新規事業開発に携わる。2023年にレクリーのCTOに就任し、現在はエン...
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高専生の就活課題を解決したい!キャリア支援事業を立ち上げる

キャリア支援立ち上げのきっかけを教えてください。

大学3年に編入した頃、就活に対する支援が充実していることにすごく驚いたんです。前回お話したような就活イベントや、先輩が相談に乗ってくれるような構図だったり、高専とは全然違うんです。高専の就活では、先生に就職先を紹介されて、30分くらい面接したら内定が貰えるような仕組みです。なので、みんな何も考えずに先生に紹介されたから、先輩が就職しているからみたいな理由で就職先を決めていきます。もちろん良い側面もありますが、個人的には、自分の人生に向き合えていないという課題を感じていて、いつかそれを解決できたらいいなと考えていました。そんな話を僕と同じように高専から編入してきた同級生としていて、それならば自分たちで何か取り組もうということでスタートしました。

どのように活動をスタートさせたのですか?

九州を中心に様々な高専にアポを取って、高専生に対して就活や進学の相談をしていきたいことを講演に行くところから始めました。そのうち、ありがたいことに学生から相談に乗ってほしいという連絡が増えてきて、個別の就活相談みたいなことをやっていきました。そんな活動を続けているうちに、直接企業を紹介できるといいなと思うようになったんです。とはいえ、人材紹介事業の免許を持っていたわけではなかったので、企業を誘致したイベントを開催する方向で活動していきました。そうなると企業に対して営業をしていく必要があるのですが、ちょうどそのタイミングが大学3年の夏だったので、就活生としてサマーインターンの面接を受けに行ったついでに営業をしたらいいんじゃないかと考えました。100社以上サマーインターンをの選考を受け、前半は普通に面接を受け、後半で営業をするみたいなことをやっていました。結果、就活生に人気の大手企業やメガベンチャー企業が自分たちの活動に興味を持ってくれて、実際にイベントに参加してもらえることになりました。僕らのイベント経由で就職した学生もいたので、高専生の力になれたという感覚もありましたね。

どうせやるならば没頭できる何かを。海難事故防止IoT事業を立ち上げる

2社目についても始めたきっかけを教えてください。

大学時代の起業コミュニティで出会った友人と、「お金を稼げることがしたいよね」とか「一緒に事業をやりたいよね」という話で盛り上がったのが最初のきっかけです。最終的には3人で何か事業をやろうということで、色々考えて検証を繰り返していきました。儲かりそうなものもいくつか見つかったのですが、そこまで自分たちがやりたいと思えるほどではありませんでした。もちろんお金が稼げることも大事ですが、どうせならば人生を賭けてでもやりたい領域に挑戦していきたいと、方向転換することにしました。

なぜ海難事故防止というテーマに着目したのですか?

メンバーの一人の親戚が漁師をしていたところからです。その方は漁に出て亡くなっているのですが、漁師たちの間ではそんなに珍しい話でもなく、仕方のないことだと捉えられていました。それを解決できたらすごくいいなと思い、この領域に決めました。

その後の事業化はどのように進めたのですか?

色々なピッチコンテストに出ていました。出場を重ねながら同時に事業検証もしっかり行っていたので、優勝する機会も増えてきました。最終的に大きなスタートアップコンテストで優勝して日本代表としてアメリカまで行き、そこで資金をもらうようなこともありました。

投資家回りを進めてスタートアップとして資金調達ができ、本格的にデバイスの開発や製造、検証などを進めていきました。投資家回りを進めてスタートアップとして資金調達ができ、本格的にデバイスの開発や製造、検証などを進めていきました。簡単に内容をお話すると、位置情報を検知するデバイスの開発だったのですが、仕組み自体はそこまで複雑ではないものの、海水に強いハードを作ることは結構難しかったりしました。機器の検証に協力してもらう漁港の開拓も大変でした。

直接漁港に赴いてお願いをするのですが、最初は門前払いみたいな感じです。その後何度も通ってご飯にも行かせてもらい、交流を重ねていくことで協力を得ることができました。漁師社会は結構狭いコミュニティなので、キーマンになるような方と良い関係が築けると、一気にその周辺で導入が進んでいったのは、漁港への営業活動の中で面白かったところです。

中村さんは2年で事業から外れていますが、卒業後も続けるという選択肢はなかったのですか?

実は、最初から自分は2年後には辞めることをはっきりメンバーに伝えていました。人生をかけられるような領域をしていくとなった際、メンバーにとっては思い入れのある領域だし、IoTにも興味はあるし、マーケットもそれなりに大きい。けれども、海がない環境で育ったため当事者としての課題意識がなく、この事業をずっとやっていきたいという熱量にはなりませんでした。スタートアップとして資本政策を組みスケールしていくうえで、中途半端に株式を持つことが負債になるとも考えたので、最初に期間を決めてその中でやり切るという覚悟で取り組むことにしたんです。

この事業立ち上げを通じてどんな学びがありましたか?

会社のためならば、自分がやりたいことではなく、会社にとって必要なことをやるという思考が身についたと思います。得意ではないことや好きじゃないことであっても、会社視点で必要なことは何でも引き受けるというスタンスは、その後入社するアトラエでもレクリーでも活きていると感じます。エンジニアになったのも、人事の責任者をやっているのも、まさに会社にとって必要だったからです。

起業ではなく就職を選択しアトラエに入社、その後レクリーへジョイン

大学卒業後に自分で事業をやるのではなく就職を選んだ理由は?

当時の僕は「サラリーマンなんてつまらない」と考えていたのですが、高専の事業を進めている中でかっこいいなと思える方々に出会い考えが変わっていきました。その中で複数名に薦められたのがアトラエです。実際に話を聞いてすごくイケてる会社だと感じたのを覚えています。とはいえ、最初は相当疑っていたので、他の内定者数名に会いに行ったり、退職した人も探して会いに行って話を聞いたりしたのですが、やっぱりいい会社だなと思い入社を決めました。

転職を考えるようになったきっかけを教えてください。

新規事業に携わっていたタイミングで息子が生まれることになり、それがきっかけで改めて自分のやりたいことが何かを考えるようになりました。僕は息子にとって誇れる父親でいたいと思っていて、それは自分の人生を真っ直ぐ生きているような人です。自分の心情に向き合っている、心の声に向き合っている人が真にかっこいいと思います。もちろん当時はすごく楽しく仕事をしていたのですが、90点くらいの感覚でした。90点と言える環境の会社ってすごくいい会社だと思うのですが、どうせやるならば100点以上だと胸を張って言いたいですし、そうでないのならば、その選択は僕の中では間違いだと感じました。であれば自分は何がしたいんだっけと整理をした結果、やっぱり経営がしたいと思うようになりました。加えて、自分の好きなことを好きな人たちとやっていきたい。これが僕にとって大事だと気づきました。

何がレクリーにジョインする決め手となりましたか?

その後アトラエを退職することだけ決めて、退職後は自分で会社を経営して好きな人たちを呼んでくるか、もしくは好きな人がやっている会社に行くかみたいに考えていましたが、最終的にレクリーを選びました。なぜ起業を選ばなかったのかとよく聞かれるのですが、自分の場合、一番大事なのは先ほども話した通り、「好きなことを好きな人たちとやること」です。好きなこと=経営 が実現できれば、自分で会社を立ち上げるかどうかは重要ではないんです。それよりも誰とやっていくかが大切であり、交流のあった湯川と一緒にやっていきたいと強く感じたのでレクリーへのジョインを決意しました。湯川の目指しているところが僕の考えにも近いと感じたのも決め手です。

僕たちは高い山の頂上を目指してるわけですが、それもその辺の山や富士山とかではなく、エベレストを目指したいんです。どうせやるならば、一番高いところを目指していきたくて、最高の仲間と頂に立ち辿ってきた景色を見ることこそ、僕が目指したいことです。トップを目指す過程での苦しさや輝きも含めた楽しさを追求することを意味していると捉えているのですが、これがレクリーの大切にしている「All For Joy」です。

最後に、中村さんの今後の目標を教えてください!

個人的な目標としては、ワクワクしている人やかっこいい人を増やしていきたいと思っています。あらゆる人が自分の人生をまっすぐに生きられている状態に向けて、何かしらでその手助けができたら幸せだなと思います。最後に、一番大事なのは、毎日「今日も限界までやり切った!」と力尽きて寝ることですね。毎日を全力でやり切ることを積み重ねながら、今後も大きな山に挑んでいきたいと思います。

 ー 「今日も限界までやり切った」と思えるかどうかってとても大切ですね!中村さんのエネルギーの高さの源泉を色々知ることができました。お話を聞かせていただきありがとうございました!

採用担当より

現在レクリーは積極的に採用活動を行っています。記事を読んで少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度カジュアルにお話しませんか?「話を聞きに行きたい」からご応募をお待ちしております!

■レクリー企業HP

株式会社レクリー
株式会社レクリーは、「All for Joy」をVisionに掲げ、建設業界に特化した転職エージェント「ジョブリー建設」を始め複数の領域でHRサービスを展開しています。
https://recree.jobree.co.jp/

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