加害者と被害者

この世には大きく分けて「加害者意識が強い人（自責タイプ）」と「被害者意識が強い人（他責タイプ）」がいます

基本的に「被害者意識が強い」「他責タイプ」の人はそこからなかなか脱却することは出来ません。そしてその指向はその人の言動として顕著に現れます

少々飛躍するかも知れませんが身近な例をひとつ。とある人物が「転職面接の練習をしたい」というのでお付き合いしたことがあります（その人は面接を受ける側ね）。曰く「自分の市場価値を上げたい」「今の場所ではそれが到底無理」「だから会社を変える」のだそうです

まず転職する権利は誰にでもあり、誰でも持ちうる自由意思なので、そのモチベーションを私が否定することは出来ません。その前提で私は以下のように考えます。

ビジネスパーソンとして自身の価値を上げるには、顧客のために（それが社外でも社内でも広義の顧客＝自分以外の誰かでいいです）懸命に考え、行動し、プラスマイナスの評価やフィードバックを頂き、もっと良いものをと工夫し、修正していくしかありません。ベッタベタな言い方をすれば目の前の仕事に満額回答をして行くことでしか評価は上がらないのです（ただこれは、誰にでもいえる「原理原則」レベル）

何かと出来ない理由を探す、或いは、他人や環境のせいにし、言い訳ばかりして内省などしない人は、自身の思考や行動を修正することが出来ず、誰からも評価されず、同じ失敗を延々と繰り返すことになります。私に言わせればまさに「被害者意識の強い人（他責タイプ）」であり、所属する組織にとって害悪でしかないのです

まぁそういう意味では、その人に辞められる企業的には「よかった」となるのかも知れません