国土交通省|報道資料|テレワーカーの割合は減少、出社と組み合わせるハイブリットワークが拡大 ~令和5年度のテレワーク人口実態調査結果を公表します~
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi03_hh_000128.html
みなさんこんにちは。ジンザイベースの採用担当です。
今回は、各社出社回帰に走る中、弊社がなぜフルリモートを堅持しているのか、またその運用状況について本noteにまとめていきたいと思います。
というのも、最近様々な採用候補者様と面談させていただく中で、「フルリモート下における社内コミュニケーションどうするんですか?」「フルリモートで馴染めるか不安」などといったご質問が多々寄せられる+「フルリモート」に対するちょっとした誤解・錯覚があるのでは?と感じる場面が増えてきたので、弊社にご興味持っていただいている採用候補者様に向けて、しっかりと社内環境についてご共有したいと思っています。
ちなみにですが、弊社は創業4年目の外国人材紹介事業を展開しています。会社概要や事業内容については、以下の採用ピッチ資料をぜひご覧ください。
まず、前提として、弊社は完全フルリモートを可としています。
創業2年目までは、月1回の全社ミーティング(会社の売り上げや各部門の進捗、全社的な課題について共有・話し合う場)には、全員出社を義務付けており、それ以外は基本フルリモートでした。
創業3年目以降は、出社義務は3ヶ月に1回に減り、現在(2024年9月時点)では半期に1度という形にどんどん減らしてきています。もちろん、会社に来たければ自由に来ていただいて構わないですし、遠方にお住まいかつ希望者にはWe WorkのALL Accessプランを付与し、近隣のWe Work(コワーキングスペース)にて就業可能な体制をとっています。
一部、顧客訪問が頻繁に発生する部署については、東京・大阪・名古屋・福岡等、一定の交通アクセスの良い都道府県に居住をお願いしていますが、それ以外は基本上長から承認されれば、居住エリアの制限はありません。
現に、東京本社でありながら、京都や福岡に在住の従業員もいます。結果として、入社してから1回もリアルで面会したことのない従業員の方もいらっしゃったりします笑。
一方、他社さんにおいては、国土交通省の報道資料などを見ると、テレワーカーの割合はコロナ禍前よりは高い水準を維持しているものの、徐々に減ってきていることが伺えます。ただ、他の統計データでは増えているものもあったり、正直、実態としてはどの程度なのかは判断が分かれる部分かと思いますが、少なくとも週5のフルリモート勤務の割合はかなり少ない(国交省の資料でも全体の17%ほど)のは、概ね正しい気がします。
アメリカでは、元Google CEOのエリック・シュミットが「グーグルはリモートワークを認める方針のために、OpenAIなどのスタートアップ企業にAI競争で負けている」なんて発言をしたりもしています。国内企業においても、完全フルリモートではなく、週2回は出社などのハイブリッドワークを推進しているところが増えている印象です。
リモートワークからオフィス出社へ回帰しつつある中、ジンザイベースはフルリモートを堅持しています。
リモートワークを促進している会社さんの理由として、よくある「多様な働き方を促進する」や「社員個々人のプライベートに配慮する」というご意見、素晴らしいと思います。
ただ、ジンザイベースがフルリモートに固執している理由は、非常にシンプルです。
それは、「出社が無駄」だからです。
社員が執務するためのオフィスと賃料。社員数が増える度に引越しを繰り返す。毎日出社する社員の交通費。こういったもの、正直いって無駄なんじゃないかと私たちは考えています。
また、出社を義務付けることで地方在住者や事情があって出社が困難な状態にある優秀人材とのご縁も逃すことになります。実際に弊社のインサイドセールスで活躍している社員は、親御さんの看病のため、自宅勤務前提でないと就業が難しい状況ですが、出社を義務付けていたら、今頃弊社にご入社いただけてません。
結果、「であるならば、コスト面で出社無駄だし、何より採用面で機会損失に繋がるから、フルリモートでよくね?」との判断になります。
正直、別に社員のワークライフバランスどうこうなどとは考えていません。あくまで費用対効果が割に合わないので、フルリモートを維持しています。
フルリモートを推進することで、喜ばれることもある一方、採用候補者様からは不安を感じる声も中にはあります。
例えば、「社内のコミュニケーションはどうやっているんですか?ギスギスしてないですか?」というご質問、選考中によく受けます。
前提として、弊社は「Slack」を導入し、テキスト・通話でのコミュニケーションはいつでも取れる環境ではあります。ただ、出社と比較すると、リモート環境下においては、コミュニケーションの絶対量は確実に減っています。
そのため、社内コミュニケーション促進のため、バーチャルオフィス「oVice」を導入し、リモートワーク下であったとしても、同僚や上司と気軽に会話できるよう、取り組んでいます。(oViceは「一定のリアル感」「音声での会話+手軽にビデオ会話もできる」「お手頃価格」の3点セットで非常にオススメです!)
後段のギスギスしてないですか?という質問については、正直ベースで多少はギスギスしてますと答えています笑。ただし、こちらに関してはリモートワーク云々というよりかは、創業まだまもないベンチャーのフェーズを抜けきれていない+多国籍のため多少のミスコミュニケーションがどうしても発生してしまうことが主要因かなと思います。
やはり、「みんなで仲良く、楽に仕事しよう」的な状況ではなく、今のジンザイベースは毎日が戦争状態。各部門・メンバーが目標や役割を全うする上で、健全な衝突(議論)はむしろ奨励しているくらいです。加えて、多国籍でストレートなコミュニケーションが主体の弊社内では、仮に出社前提の組織体制であったとしても、多少のギスギス感は発生してくると思います笑。
また、次点で「研修はありますか?」という質問もよくいただきます。
過去、講師を招いての研修は実施したことがありますが、こちらも正直ベースでまだまだOJT中心です。本当は、もっとしっかりと研修も手厚くするべきなんでしょうが、まだまだ整備しきれていません。
もちろん、最低限の入社時研修は実施しておりますが、とはいえ、リモートという特性上、受け身な姿勢の方は周りから放っておかれてしまいます。自ら仮説を持った上で動き、わからないながらも自分で調べる+上司や同僚へ話しかけ、課題を解決していくマインドが重要かもしれません。ことさら、大手や公務員など、研修がかなり充実している環境から弊社にお越しいただくと、大きなギャップがあるかもしれませんので、ご了承ください。
一点、よくある誤解として、「フルリモート=結構ホワイトな会社」というイメージを抱かれがちです。
特に、弊社の場合は、在宅ワークのサボりを防止するための監視ツールなども導入してないので、サボろうと思えば、正直いつでもサボれます。
加えて、フルリモートな上に、フルフレックス制度も導入してますので、働く場所や時間に制限はありません。例えば、朝型の社員は早朝から集中して仕事に取り組み、夜型の社員は夜間のパフォーマンスピークを活かすことができます。(途中仕事を抜け出すことも可能なので、結果として、特にお子さんがいらっしゃる社員からはウケが良いです。)
こういった状況下なので、「働く時間も自由で、サボり放題」かと思いきや、もちろんそんなこともなく。。。どちらかというと弊社はややブラック企業の部類に入ります。(色的にはグレーに近しい?)
繰り返しになりますが、弊社はまだまだベンチャーフェーズ。当然サボっていられるほど暇ではなく、毎月昨対比200%成長を繰り返している環境下でかなりのタスク量をこなすこととなります。
加えて、全社員一人一人に定量目標が付与され(定性目標はなし)、半期ごとの達成率に応じて給与が上がることもあれば、下がることもある評価制度を導入していますので、フルリモート=ホワイトのイメージで入社すると、結構ガッツリと数字のプレッシャーにさらされることになりますので、ご注意ください。
なので、働き方を第一に考えていらっしゃる方よりも、どちらかというと「もっと稼ぎたい」「自分が組織を引っ張っていきたい」「自分の力を試したい」「もっと他の環境だったら評価されるのに」「将来は起業したい」みたいな、良くも悪くも自信過剰で野心的なメンバーが多くなっていってるような気がします。(だからギスギスしてるのかな。。笑)
今回は、フルリモートをテーマに、社内環境含めて共有してきました。今後もフルリモートは維持した上で、業界No.1を目指して駆け抜けていきます。
ただ、事業を拡大する上で、まだまだ仲間が不足しています。ジンザイベースでは、絶賛採用募集中ですので、もしご興味ある方はぜひお気軽にご応募ください。