1
/
5

新聞社、IT企業を経てテックタッチで広報をやろうと決めた理由

昨年4月、テックタッチに広報として入社し、現在Head of PR / Marketingを務めています。 落ち着いたら書こうと思っていた入社エントリー。社会人になって20年の節目も含めて振り返ってみるとこんな職歴です。

2023年10月 Head of PR / Marketing
2023年4月 テックタッチ入社 Head of PR

===ここまでジーニー

2022年9月〜 SFA/CRM事業本部 営業部長 兼務
2022年4月 ブランドデザイン部部長/BST 事業開発本部長 兼務
2021年4月〜 インサイドセールス部長兼務
2020年9月〜 グループ会社のビジネスサーチテクノロジ社 マーケティング部長兼務
2020年4月〜 広報・ブランディングマネージャー兼務
2020年1月〜 マーケティング・デザイナーグループ 責任者
2019年12月 ジーニー入社

==ここまで朝日新聞社

2017年〜2019年  Webメディア「telling,」編集長
2013年〜2017年  「メディアラボ」で新規事業
2010年〜2013年  BtoB商品(新聞記事デジタルアーカイブ)企画営業
2005年〜2010年 「週刊朝日」記者・編集者

3社目で転職歴は少ないのですが、職種は結構色々経験しました。新しいビジネスの芽を育てることが好きです。

子供向けのメディアリテラシーのワークショップをしたり、本を書いたりもしていました

朝日新聞で記者、新規事業、会社で初めての女性向けWebメディア立ち上げ・編集長を経験して痛感したのは、「自分で商流を作れない&経営がわからないと、関わるチームの人を本当の意味で幸せにできない」ということ。記事を作っているだけでは、事業として成り立たせて、次のチャレンジをする資金を作る戦略を立てたり、関わるチームの方々へのフィーを上げたりする仕組みをどう作ればいいかわかりませんでした。

そんな経緯で、「これからのインフラとなるITに関わりながら、マーケティングや経営を習得しよう」と、ジーニーに転職しました。

ジーニーでは、入社時にやりたいと思っていたマーケティングだけでなく、広報やブランディング、その他事業開発、営業、インサイドセールスなど、本当にたくさんの経験をさせてもらいました。広報も、「メディアにいたからできるんじゃない?」「やります」と、転職直後に任せてもらった業務の一つでしたが、これはすごく面白いなと思いました。

自社の情報を自分達だけではなく第三者に発信してもらうためには、戦略的な動きや俯瞰した目線が必要で、かつ経営や事業に直結します。かつ、SNSの台頭により、メディアにいなくても情報発信が容易になっているので、発信者と企画者の両方の動きをすることができ、奥が深いなと感じました。広報活動に加えて、2022年に、創業以来の課題になっていた、ブランド統合プロジェクトの責任者として、デザイン戦略メッセージ、サイトリニューアルなどに関わることができ、ブランディング専門の部署を立ち上げられたのは、とても貴重な財産になりました。

ジーニーに在籍していた期間の仕事の共通項は、「新組織立ち上げ」「組織強化」「事業に貢献できる仕組みづくり」でした。事業をちゃんと設計したり、商流を作れるようになりたい、という思いは、本当にほぼすべて叶いました。

「楽しそうだったのに、なぜ転職したの?」

今回の転職を報告した時に、たくさんの人にこう聞かれました。

私は、新しいことへのチャレンジが大好きで、じっとしていられない性分です。「自分より優秀な人にチームに入ってもらって、その方達が活躍できる環境づくりに徹する」というマネジメントの信条が功を奏したのか、携わった各部門はだんだん自走できるようになっていきました。

1社目を転職したのが37才の時で、「無理や新しい挑戦は、40歳くらいまでだろうから、頑張ろう」と思っていたはずが、いざ40才を超えて、自分の人生をふと振り返ると、「スタートアップ企業って働いたことないなあ。まだ世に伝わっていない価値を届けて世の中を面白くするゼロイチって楽しいんだよなあ……」と、また好奇心が頭にもたげるようになっていました。


全然関係ないですが、2019年にロシアに一人旅をした時の写真。たくさんの人形に囲まれて写真代を脅し取られそうになり、走って逃げました


そんな時に、知人が「絶対、中釜さんに合う会社がある。とりあえず、一度話をしてみて」と声をかけてくれました。それが、テックタッチでした。

「デジタルアダプション」という、DXをシステムやIT活用で支える領域で、日本ではまだ概念がちゃんと定義されたのが2020年頃。ITやテクノロジーがどんどん進化して便利になる一方で、「使いこなせない」人が増えている。私がぼんやり課題に感じていた「リテラシーの有無で生まれる、情報格差や障壁」を解決する、ありそうでなかった新しいソリューションだと思いました。

しかも、創業5年なのに既に国内トップシェア。「誰もがシステムを使いこなせる世界に」というミッションも、シンプルでわかりやすい。


これは!!


と、ピンときて、今に至ります。職種を広報にしたのは、会社や事業、世の中に大きなインパクトを与えられる可能性があると感じたから。

色々な職種を経験したからこそ、各部門に課題があり、「認知」「ファン作り」は、多くの部門や人々を幸せにしたり、大きな影響を作る突破口としての広報職で、たくさんの人の役に立ちたいなと思いました。記者・編集者というこれまでのキャリアと広報を掛け合わせつつ、様々な職種に携わった経験を、事業の必要な部分を必要に応じてアシストすることで活かせるのではないかと。


テックタッチは人間関係や仕事における関わりがフラットで、いろんな業務に、垣根なく関わることができるので、この私の思いは、既に実現できていて、とても楽しいです。テックタッチは「自律」している人の集まりだと感じていて、人に優しく、そして自分で考えて前に進めることができる集団なので、私にはとてもそれが心地よいです。

「人間関係がフラット」という補足で、「テックタッチ、ドクタートラスト社実施の「ストレスチェック」で、職場環境優良法人として957社中2位を獲得」というお知らせも出したほどです。

テックタッチ創業5周年ムービー

プライベートも少しだけ。

入社した4月は、長男が高校入学、次男が中学入学で、みんな節目のタイミングでした。

「やりたいことがあったら、何でもやってみたら」といつも二人には言っていて、下の子は中学受験を一人で頑張り(私は、受験会場に連れていく以外本当に何もしなかった)、進学しました。今は、長男がちぃパパのようにお世話をしたり、勉強の仕方をアドバイスしたりと、たくましく育っています。

母一人、子二人での生活も早や10年ですが、子育ては、未知の連続で、かつ子どもの毎日の出来事や葛藤、喜びを間近で見ることでもう一度人生を生き直しているような楽しさがあります。そして、ここまで来るには自分一人で子育ては到底できませんでした。子育てを通じて、人をいい意味で頼り、違いを認め、感謝を忘れずに助け合うことの大切さを学びました。「チームで楽しく仕事する」が私のモットーですが、この子育ての経験は、本当に私の今を支えていると思っているし、毎日、そう思っています。(なので、脱線しますが子育てと仕事の両立を心配して躊躇している方がいたら、何とかなると声を大にして伝えたいです)

最後に、テックタッチの創業者二人の創業の原点も、「皆が楽しく仕事ができる会社を作りたい」です。「何をやるか」ももちろん大事ですが、「誰とやるか」が大事とはよく言いますが、本当にそう。入社して本当によかったと思いますし、これからの日々に、ワクワクしています。

個人的には人生も折り返し地点に差し掛かっていると感じているいま、テックタッチという新たな財産ができ、これまでお世話になったメディア時代の先輩方や、仕事仲間のみんな、私に関わってくださった数えきれない人々とも、再び距離が近づいていると感じます。

これまでお世話になった人に恩返しをしながら、たくさんの笑顔を作れるような仕事をしていきたいと思っています。




テックタッチ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
24 いいね!
24 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

中釜 由起子さんにいいねを伝えよう
中釜 由起子さんや会社があなたに興味を持つかも