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『スタープレイヤーに頼らずとも素晴らしい組織を作りたい。』テックタッチフロントエンドチーム座談会

こんにちは!ITシステムの活用をサポートするSaaS「テックタッチ」の開発・運営を行っているテックタッチ株式会社にて人事を担当している福島です。

今回は、フロントエンジニアチームの3人に集まってもらい、非エンジニアであるファシリテーターのもと、仕事内容やチームの雰囲気、どんな人がマッチするかを話してもらいました!

座談会に参加してくれたのは、こちらの3名。

(左から)kenyu・kuni・taka

三浦(kenyu)

システム受託開発会社、株式会社ラクーンを経て2012年にグリー株式会社に入社し、某釣りゲームの分析・企画・開発を担当。2014年にトークノート株式会社に転職し、リードエンジニアとして主にサーバサイドの開発にした後、株式会社ニューズピックスにて、NewsPicksアカデミアのプロダクト開発を担当。その後、2019年3月にテックタッチに入社。アプリケーション開発中心にチームマネジメント、プロジェクトマネジメントを担当。

国定(kuni)

高専卒業後、ソニーグループのソフトウェア開発会社を経て、「プロダクトのゼロイチだけではなく、企業・組織のゼロイチも経験してみたい」という考えから、2018年4月に正社員第1号として入社。

松田(taka)

前職は大手メーカーでReact等を使ってフロントエンドアプリケーションの開発を行う。3年目には開発リーダーを、4年目にはスクラムマスターを担当するなど、コーディングだけではなくアーキテクチャ設計やマネジメントも経験する。テックタッチには2019年11月に入社。現在は、Vue.jsやReact等を使ってブラウザで動くフロントエンドアプリケーションの開発を行う。

フロントエンドの業務内容

ーーまずは、一人ずつ担当している仕事の紹介をお願いします。

三浦:僕はガイドを作成する人が触れる管理画面のSPA(Single Page Application)を作るチームに所属し、スクラムマスターとしてスクラムを回しています。

デザイナーが作成したデザインの詳細を確認し、フィードバックを行い、デザインを固めてから開発へ移ります。開発完了後、デザイナーとエンジニア双方でレビューを行い、技術面・デザイン面のどちらにおいても妥当かを確認します。これらの流れを繰り返し、管理画面の制作を行っているのが主な業務の流れです。

扱っているサービスがBtoB SaaSなので、リリースタイミングには余裕があります。基本的には四半期に一度のリリースで動いています。

国定:僕は、ガイドの作成画面・ガイドのブラウザ拡張機能・ガイドの再生を行う画面のフロントエンドを担当しています。

松田:僕も、基本的にはkuniと同じ業務を担当し、加えてスクラムマスターとしても業務を行っています。

ただし、スクラムマスターだからといって責任をひとりで背負っているということはありません。テックタッチは誰かが上に立ち、下の人をコントロールする雰囲気は一切なく、一人ひとりが主体性を持ちながらプロダクトを作っているのが特徴です。


フロントエンドは「妥協せず、ディープダイブして、品質を高める」チーム

ーー自分たちのことを、どんなチームだと捉えていますか?

三浦:妥協をしないチームだと思います。

言われた通りに実装するのではなく、「これはユーザーにとって本当にいい体験になるのか」と議論をし、納得してから開発をしています。品質もデザインも妥協せず、納得するまで突き詰め、時にはちゃぶ台返しをすることも厭わないのが僕らの特徴です。

国定:中でもtakaは、勇気があるよね。

松田:ここまで妥協しないのは、我々のサービスにバグがあると、お客様のページに直接影響してしまうからですよね。与えるダメージが大きいので、妥協しないし、妥協ができない。

三浦:そうは言っても、自分の考えに固執しすぎることはありません。思いはぶつけ合いますが、合理性を損ねてまでは固執しません。あくまでも大切にしているのは妥当な判断であり、それを尊重しようという考え方は共通しています。

松田:主観ではなく、それぞれが納得して進められることを大切にしています。

三浦:具体的には、他社に比べてフロントエンドの深掘りをしているチームだと思います。一般的なフロントエンドでは使わないような技術を駆使しなければ、プロダクトが成立しないので、その部分はテックタッチのフロントエンドチームならではであると感じています。

なぜ一般的には使わないような技術まで幅広く使っているかというと、お客様に高い品質のサービスを提供したいと考えているからです。

加えて、お客様のWebサービス上で我々のサービスが動くという仕組みが関わっています。お客様が利用するWebサービスの上に我々のWebサービスが乗るという特殊な環境下では、想像もしないバグや挙動が起こります。それらを全て解決するためには、技術的なディープダイブが必要になるのです。

国定:テックタッチが提供している価値を最大限届けるためには、深く潜りながらの開発が必要不可欠ですね。

松田:大体の会社は、フロントエンドだけではなくバックエンドの開発を兼任することも珍しくありませんが、テックタッチでは、フロントエンドのことだけで手一杯になるほどディープダイブしています。

三浦:つまり、テックタッチのフロントエンドはどんなチームかという問いへの答えは、「妥協せず、ディープダイブして、品質を高めるチーム」ですね。

実現したい強い思いがある人がマッチする

ーー続いては、チームではなく会社全体について伺います。テックタッチはどんな会社だと思いますか?

三浦:極めてフラットな組織だと思います。セールス・CSM・プロダクトチームが一体となってお客様と向き合っています。自分たちの仕事はここまでと線引きをするのではなく、全社が一体となり、シームレスに進めていることが特徴です。

またテックタッチでは、雇用形態関係なく「これを実現したい」という強い思いがあれば、一人ひとりが影響力を持って関われます。

ちょうど1年前、業務委託で関わっていたtakaがVue.jsからReactへの移行をプレゼンし、みんなで話し合い、結果としてReactを採用することになったというケースがありました。

なので、隙間時間を埋めるために副業がしたいという方よりも、サービスが好きでサービスを通して実現したいことがある方の方がマッチしていると思います。

松田:エンジニアチームが外向的な人が多いことも、テックタッチの特徴だと思います。「16Personalities」では、1文字目がE(Extroversion)の人が外交的で、I(Introversion)の人が内向的だと分類されるのですが、弊社のエンジニアチームはEを持っている人が多く、反対にセールスチームにはIを持つ人が多いんです。その点、他社とエンジニアチームの雰囲気は異なるかもしれません。(エンジニアなどは内向的で、セールスは外交的なことがよくあるパターン)

よりいいチームを作るために実現したいこと

ーー最後に、よりいい企業、よりいいフロントエンドチームを作るために実現したいことを教えてください。

三浦:僕はチームマネジメントに関わっている観点から、よりいい企業を作るために実現したいことについてお話しします。

僕は、CTO、VPoEなどの組織のトップや特定のスタープレイヤーに頼らずとも成立する素晴らしい組織を作りたいと考えています。特定の人物に頼ってしまうと再現性のある成果や成長を手に入れづらくなるため、仕組みや文化を作ることでそれを継続的に実現できる組織をつくることが目標です。

国定:僕は、テックタッチというサービスをより多くの人に使ってもらいたいので、今後は一部をOSSとして公開して、より開発者に近い、フレンドリーに使われるような形で提供できたら嬉しいなと考えています。

松田:僕は、大学で研究していた画像認識をテックタッチで実装していきたいです。

テックタッチは現在、Webサービス用のガイドのみですが、ガイドが必要なものはパソコンの中だけではないと考えています。オフライン・オンライン問わず、世の中のあらゆるものに対してガイドができれば、テックタッチの可能性はより広がると思います。

そこには必ず画像認識の技術が関わってきます。僕はその分野を専門的に研究していたので、テックタッチの発展のためにも積極的に使っていきたいと考えています。


ーーよりいい組織を作るため、どんな方にフロントエンドチームに入ってきてもらいたいですか?

三浦:先ほど「CTOやVPoEなどスタープレイヤーに頼らない組織を作りたい」とは言いましたが、CTOやVPoE経験者には来てもらいたいです。

CTOやVPoE経験者はそもそも高いスキルを持っているので、その方には組織の中心として輝いてくれたら嬉しいなと考えています。能力がある方が入ってきてくれたら、僕らもよりワクワクしながら働けると思います。

国定:僕は、フロントエンドが大好きだという方はもちろん嬉しいですが、僕のように「このアイディアで社会に貢献したい」というパッションを持った方と働きたいです。

ーー色々お話を聞かせていただき、ありがとうございました!

今回は、フロントエンドチームの3名にディスカッションをしてもらいました!

「どんなフロントエンドチームなのか」「どんな企業なのか」を改めて言語化したことで、よりテックタッチ全体とチームそれぞれの強みや雰囲気をわかってもらえたのではないのでしょうか。

私も、今まで聞いたことがなかった話が聞けて、面白い時間になりました!

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