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2024/08 CTOオープン社内報vol.13 『社内外への発信 ~1年間続けたオープン社内報を振り返って~』

※本投稿は2024年8月5日公開のnoteより内容を転載しております。

皆さんこんにちは!スマートラウンド CTO の小山( @doyaaaaaken )です。

このオープン社内報は、CTOである自身が普段「なにを感じて、どんなことを考えているか」について、月に一回、社内へ共有する試みです。

“オープン社内報” という名称のとおり、この文章の内容は一部編集した上で会社ブログに公開する予定です。

目次

  1. 今回のテーマ:社内外への発信
  2. オープン社内報を始めたきっかけ
  3. これまでの方針
  4. これまでのふりかえり
  5. 良かった点
  6. 課題意識
  7. 今後に向けて

今回のテーマ:社内外への発信

今回は、オープン社内報を1年間続けてきた経験を振り返りながら、「社内外への発信」について考えていることをシェアしたいと思います。

オープン社内報を始めたきっかけ

きっかけは、経営メンバーへの360度フィードバック(編注:スマートラウンドでは年に一度、全メンバーから経営陣一人一人に対し、匿名でフィードバックを行っています)で「CTOとしてやっていること・考えていることが見えづらい」というご意見を頂いたことがきっかけでした。

また当時、社外向けに発信する広報活動も、忙しさにかまけて滞ってしまっていました。

これらの課題意識があり、マネーフォワードCTOの中出さんが四半期に一度行っている「マネーフォワード CTO が考えていること」に触発されて、オープン社内報という取り組みを始めました(参考:マネーフォワード CTO が考えていること)。

このオープン社内報という取り組みは、「社外発信」・「社内に考えをシェア」という二つの目的を同時に達成できる点が魅力でした。

これまでの方針

発信の頻度はこれまで月一回で十分だと考えていました。

なぜなら週に一度CEOのサニーさんから全社の方針や会社に関わる時事ネタについて話をする機会がありますし、月に一度の全員出社日(※ 社外向け注:「全員出社日」は文化醸成のための場で、リモート中心の運営をしている弊社において行っているユニークな取り組みです)で多くのメンバーと交流する機会があるからです。

  • 参考:スマートラウンド社員の働き方について弊社人事による紹介記事
  • 参考:過去のオープン社内報にて説明した弊社のフルリモート体制の紹介記事

また、オープン社内報を読んでもらうことは皆さんの時間をいただくことに繋がるので、あまり時間を使ってもらわないよう月一回整理した内容を共有するのが良い形だと考えていました。

テーマにおいては、なるべく組織の運営方針を理解する上で関係がありそうなものを選ぶようにしています。

記事は前月末に書いて社内に共有し、当月に広報チームが都合の良いタイミングで公開しています。

記事を書く際は、GPTsを活用しています。箇条書きのドラフトを渡し、きれいで読みやすい日本語に整えてもらっています。

My GPTです

ちなみにこれまでに書いたテーマを列挙すると以下の通りです。

これまでのふりかえり

良かった点

まず、アウトプットの機会があることは自分自身にとって非常に良いことでした。
自分の思考を整理する機会になり、読者に対してもクリアなロジックで伝える努力をすることで、自分自身の理解も深まります。

また、文章にすることで読者が好きなタイミングで読める点や、過去の文章を見返せる点、新しく入った方への共有が可能な点も大きなメリットです。
この取り組みは、Coral CapitalのJamesさんが推奨しているManagement Memoの考え方に近いものです。

課題意識

「誰に向けて書くか」というターゲット設定がいつも難しいなと感じています。
社内向けなのか社外向けなのか、さらに社内でも全体向けなのか特定の職種向けなのかによって、内容の抽象度であったり説明補足の必要性が大きく変わってくるからです。

ただ「社外向けに公開される文章のほうが、かえって社内の人も真剣に受け取る」という話もあるため、最近は社外をメイン読者として想定しても良いのではないかとも考えています。

また、月一回という頻度がもどかしく感じることもあります。
特に時事的な話題はその時に書かないと筆が乗らないですし、その時に読まないと頭に入ってこないからです。

今後に向けて

この取り組みは続けていきたいと考えていますが、運用方法については改善していくかもしれません。
「内容をもっとライトにする」、「毎月月末に書くルールをやめて書きたいタイミングで書く」、「月二回になる月があっても良いものとする」などいろいろ方法はありそうです。
(ちなみに今回はちょっとライトめに書くことを意識してみました)

なお、どういうテーマの記事があると嬉しいのかは、今後も皆さんからリクエストあれば適宜いただきたいと思っています。

特に今後の組織の拡大を見据え、新しく入ってこられる方が背景として知っておくとよいテーマは、優先的に取り上げたいと考えています。

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