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「これからは"電気"に縛られない電気屋さんでいたい」パートナーインタビュー|株式会社MDS・森岡真弥<前編>

社内のメンバーとは異なる観点から、センクシャの存在と想いを語ってもらうシリーズ・センクシャのパートナーインタビュー。

今回は株式会社MDS 代表取締役社長・森岡真弥さん。今年9月に先代である父の後を継ぎ、代表取締役に就任。地元大阪を拠点に、展示会やイベントなど全国を飛び回っている。

主に手掛けているのは仮設の電気工事。フェスやイベントでは、ステージの電源・ハウステントの照明工事・点検工事などを担う。地元ではお寺の墓地の電気工事や、数十年の歴史を持つお盆祭りの仮設工事を手掛けるなど、長年地域に根付いた電気屋さんの顔も持つ会社だ。

センクシャのメンバーに「真弥くん、真弥くん」と呼ばれて愛される魅力的な人柄と、若くして会社と業界を担うブレない覚悟。多くの現場を一緒に作り上げてきたセンクシャ営業・木内哲史とともに、センクシャとの関係性や今後の展望について話してもらった。

後編はこちら!

「これからは"電気"に縛られない電気屋さんでいたい」パートナーインタビュー|株式会社MDS・森岡真弥<後編> | 株式会社センクシャ
社内のメンバーとは異なる観点から、センクシャの存在と想いを語ってもらうシリーズ・センクシャのパートナーインタビュー。今回は株式会社MDS 代表取締役社長・森岡真弥さん。今年9月に先代である父の後...
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「好きにやっていいよ」って任せてくれるから、いい意味でプレッシャーはありましたね。 

ーー  まずは、一緒に仕事をすることになったキッカケを教えてください。  

木内:元々うちの下平さんとは面識はあったそうですが、ある現場で紹介いただいたのがキッカケです。2023年10月にあった展示会の案件で入っていただいたのが最初の現場。いま1年弱ぐらいのお付き合いですが、屋外の案件を中心に色々な案件をお願いしています。 

最初に紹介してもらえるって聞いたときは、こんなに若い人が来るとは思ってなかった。真弥くん、僕より年下なんですよ。年下の設備屋さんって多分ほぼいないんじゃないかな。  

真弥:電気屋業界は高齢化が激しくて、うちは30代の社員も多いんで結構珍しいんです。

 僕からの木内さんの印象は「この人よう喋るな」ですかね(笑)よく喋ってくれる人の方が、僕は合わせやすいから有り難かったです。  

 

ーー  センクシャとの仕事で印象的だった現場はありますか? 

真弥:2023年11月に、豊砂公園でやった台湾祭ですかね。かかっている金額だけで見たら、僕が今までやった仕事の中で1番大きかったです。施工期間も開催期間も長いから、もう”仮設”ではない感覚でした。 

木内:施工だけで16日間ぐらいありましたからね。

クリスマス期間のイベントだったんですけど、僕も会社もそんなイベントやったことがないから、電飾や電球とかの機材が手元にないんです。だからMDSさんに頼んで色々作ってもらいました。ものすごい量だったんだよね、電気工事。  

真弥:うちの在庫を全部持っていっても足りない規模でしたね。納期もタイトだったので、別の現場の本番待機中に、画面見ながら打ち合わせしてました。 通常なら、図面上で照明位置の指示をもらって、その通りに工事するんです。でも、木内さんは図面じゃなくて、見た目でこうしたいって伝えてくれたんですよね。「そうやりたいなら、こうしましょうか」って逆に提案するのが、僕は初めてでした。 

これは木内さんのいいとこでもあるんですけど、「好きにやっていいよ」って任せてくれるんです。ただ、実際に「好きなようにやってみたら失敗しました」なんて言えないから、いい意味でプレッシャーはありましたね。 

 木内:デザイナーの山縣さんが作ってくれたイメージ動画とパースを見せて、「こういうものを吊り下げるから、長さがこのぐらいのものを何個か作ってほしい」とか、「イルミネーションみたいな、近しい色で在庫揃うやつ教えてほしい」とか、そういうリクエストをしました。

色々やり方はあると思うけど、やっぱり僕はデザイナーさんを尊重する気持ちが強い。デザイナーさんが描いてくれたデザインに、どれだけ近づけられるのかが僕の仕事。電気の色1個にしても、僕の知識より絶対電気屋さんの方が知識あるんで、お任せしているんです。もし不都合があれば調整はするから、相談してくださいって。 

真弥:わからないことはどんどん聞いてくれたし、もし問題が発生したら、代わりに戦ってくれるんです。僕は問題が起きてもあんまり言っていくスタイルじゃないんで、木内さんは「じゃあどうやったらOKもらえるんですか」ってちゃんと道を作ろうとするから、見ていてすごいなと思います。  

木内:僕が戦わないと、真弥くんたちの作業が止まっちゃう。電気工事が止まっちゃうと、その後に作業する出店者の人たちがなにもできない。準備が遅れて、開催が遅れる。開催が遅れるのが1番まずいので、間に合わせるためには戦わなきゃいけないんですよね。

いろんなスタイルがあるからいいと思う。僕は電気繋げろ、テント立てろって言われてもできない。逆にそれしかできないんです。 

真弥:イエスマンだけが営業じゃないんだよって、下平さんも言ってましたしね。 

主催者さんとか、制作さんとかに直接つなげてくれるのも、センクシャスタイルなのかな。クライアントを飛び越えて直接喋るのを嫌がられることもありますから。 

木内:僕はその感覚が全くなくて、お願いしている会社さんたちを、そもそも下請けと思っていない。全部横並び、全員一緒くたでやってるイメージなんで。 主催者さんに直接繋いでしまうのも、主催者さんか100%で話してくれたことを、僕を通すことで真弥くんに60%しか伝えられないんだったら、真弥くんに直接聞いてもらって100%で理解してもらったほうが良いからです。その方が時間もかからないし、みんなにとって良くなるならむしろやるべきかなって。 

将来的には、主催者さんから直接MDSさんに電気工事を依頼するとか、センクシャが関わらない仕事も出てくると思うんですよ。僕らとしては、直接やってもらっても全然構わないと思ってる。センクシャはそこで儲けようとするスタイルの会社ではないので。 

後編はこちらへ!

「これからは"電気"に縛られない電気屋さんでいたい」パートナーインタビュー|株式会社MDS・森岡真弥<後編> | 株式会社センクシャ
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