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GoogleがCookie廃止を撤回。Cookieレスなき時代」に広告業界関係者はどう向き合うのか?

Googleが米国時間の7月22日、ウェブブラウザChromeでのサードパーティCookie廃止を撤回すると発表し、日本国内でも大きな話題となっている。特に、デジタル広告の業界関係者のあいだでは、ポストCookie時代のデータ活用のあり方が議論の焦点となっていたことから、この決定がもたらす影響について多くの意見が交わされている。

しかし、DIGIDAY JAPAN編集部に寄せられたコメントの多くに共通しているのは、Cookie廃止が業界全体のプライバシー保護強化の流れに大きな影響を与える可能性があるとする一方、廃止後も、引き続きプライバシー保護やユーザー体験を重視した広告手法の模索を重視していくということだ。

上記に対するRTB Houseの意見は下記の通りです:

Googleは、ChromeでサードパーティCookieの廃止を全面的に行うのではなく、ユーザーに許可を委ねる提案を発表した。 また、Googleはプライバシーサンドボックスのパフォーマンスと有用性を確保するための継続的な投資を強調した。 この提案はAppleのApp Tracking Transparency(ATT)に似ており、広告ターゲティングに影響を与える可能性がある。ただし、Chromeにはプライバシーを保護するプライバシーサンドボックスがあり、RTB Houseはこれを重要なステップと見ている。私たちは、プライバシーサンドボックスの開発を進めており、Cookieレスのターゲティング手法も準備している。これにより、サードパーティCookieの有無にかかわらず、クライアントに効果的なサービスを提供できる。Googleの声明は簡単な提案に過ぎず、今後数週間でユーザーの選択肢、実装の詳細、タイムライン、ブラウザのデフォルト設定などについてのさらなる説明が期待されている。さらに、規制当局は業界の反応を待ってから自分たちの立場を示す予定だ。RTB Houseは、今後数週間でこの提案に対する詳細な評価を規制当局に提供する予定だ」

RTB House VP of Programmatic Ecosystem Growth & Innovation ウカシュ・ヴォダルチェク氏

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