こんにちは!
ミスリル株式会社の成岡です。
今回は弊社の代表取締役、孟山へインタビューを行い、
ミスリルの現状や今後目指す方向性について、たっぷりと語ってもらいました!
ミスリルの「今」と「未来」に触れてみたい方に、
是非一読していただきたいインタビューとなっております。
【ミスリル株式会社の「今」】
ミスリル株式会社 代表取締役CEO 孟山 嘉起
◆現在のビジョン
成岡)創業から6年が経過した、ミスリル株式会社。現在のビジョンについて教えてください。
孟山)弊社のビジョンは創業当初より一貫しており、NEXT STANDARD.となるような新しいゲーム体験の創出ができるよう全社をあげて取り組んでいます。
現在、特に日本のスマートフォンゲームの市場においては、新しいものが生まれにくくなっていると感じています。たとえば、創業時の6年前と比較し、中国や韓国のゲームがトップセールスランキングの上位を占める割合が大きく増加しております。理由は簡単で、そういった中国や韓国のゲームの方がゲームサイクルやゲーム体験などが新しいものが多く、かなりチャレンジしているんですよね。ゲーム好きの人たちと話をしていても、話題に上がるゲームは日本以外のゲームが多いです。
他方で、最近日本企業が出した中で売れているスマートフォンゲームは、中国韓国のゲームサイクルを真似たものや、過去の日本企業のゲームサイクルにキャラの魅力で味付けをしたようなタイトルが目立ちます。この現状については本当に勿体ないと考えています。日本人が元々持っているアイデア力、クリエイティビティがちゃんと発揮されていないんですよね。
だからこそ、弊社ビジョンの意義が創業時以上に強まっていると感じています。
ただ、誤解が生じないようにお伝えすると、NEXT STANDARD.とはイノベーションの事ではありません。我々の行くべき道はレッドオーシャンです。NFTやメタバースなどの成長前市場ではなく、Switchなどのコンソール、SteamなどのPCゲーム、AppStoreやGooglePlayなどのアプリゲームなど、敢えて競合が強い市場に挑み、そこで次の王道を打ち立てたい志を持っています。
我々はイノベーターではなくクリエイター。だからこそ、一番ユーザーが多い場所で戦うべきなのです。
成岡)アイデアとクリエイティビティを武器に、ミスリルだからこそ創造できる新しいゲーム体験をユーザーへと届ける事ができるよう、動いている最中なのですね。
◆社内での取り組み
成岡)最近は社内でどのような取り組みをしていますか?
孟山)先程お伝えしたような現在のゲーム業界を鑑みて、直近はマネジメントの強化に取り組んでいます。
マネジメントという言葉は広い意味を持つので、もう少し具体的にお伝えすると、パフォーマンスマネジメントです。開発メンバーのパフォーマンスを高めるマネジメントを重視すべきだと考えています。
創業からの6年間は、個人のスキルとアウトプットのみに焦点を置いたのですが、今はそうではなくチームのパフォーマンスを発揮し続けるために何をサポートすべきか、阻害する要因をいかに早く取り除くかなどを重視しています。
社員とか業務委託とか関係なく、良いゲームを作るために自発的に動きやすいように環境を整備する必要があります。とは言え、まだまだやれていない事もたくさんあるので、そのためのスタッフも新たに募集しようと考えています。
成岡)「ミスリルで面白いゲームを作りたい!」と思ってもらえるような環境づくりも大事ですよね。
◆開発中のゲーム
成岡)現在は、どのようなゲームを開発しているのでしょうか?
孟山)未発表なのでほぼ内容は話せませんが、超大型プロジェクトであり、NEXT STANDARD.にできるように一生懸命取り組んでいます。現在プリプロダクションが終わり、本開発に入ったところですが、本当に良いゲームになっていて、手応えは抜群です。
ここから採用をより強化し、もっと良い物にしていきます!ぜひ一緒に楽しみながら作り上げてもらえる方を大募集です。よろしくお願いいたします。
成岡)どのような作品になるのか今から楽しみです!
また、これから採用を強化していくとの事ですので、ミスリルにマッチする方、本気で面白いゲームを作りたいと考えている方に、どしどし応募していただきたいですね!
◆特色や魅力、強み
成岡)現在のミスリルが持つ特色や魅力、強みについて教えてください。
孟山)ゲーム好きな社員が多いのが魅力だと思います。
日常的に様々なゲームをプレイしている事自体が社員の強みや引き出しに繋がる事は多いですね。特に開発現場では、各人それぞれのゲーム体験がコンテクストとなる事が多いため、ゲームをあまりプレイしていない人には通じにくい説明なども出てきます。そういったことが少ない事が弊社の強みになっていると思います。雑談やslackなどでも色々なゲームの話題が日々出ていますね。
社内ではOMEGAという名前で自由参加でゲームの分析会などを行っているのですが、本来はそういった事をしなくても様々なゲームに触れているのが理想だと思います。ただ、OMEGAでは特にやっておいた方が良いゲームに絞っているので、現場で活用されている事が多い印象です。
翻って言えば、本当にゲーム好きじゃないと合いづらい職場ではあるとは思います。
成岡)たしかに。業務中はもちろん、休憩時間にも様々なゲームの話題が飛び交っていますし、同じゲームをプレイしている方同士で対戦している所も良く見かけます。本当にゲーム好きの方が多い会社ですよね。
写真は、休憩時間にゲームをプレイしている様子。
【ミスリル株式会社の「未来」】
◆求める人材
成岡)それでは、次にミスリル株式会社の「未来」についてお聞かせください。
ミスリルの未来を共に歩む仲間として、どのような人材が必要だと考えているのかを教えてください。
また、採用時に重視するポイントはどのようなものですか?
孟山)前述通り、大前提としてはゲーム好きである事です。
その上で言うと、ユーザー体験を追求する気持ちだと思います。
ゲームという媒体は世の中に様々あるエンタメコンテンツの中でも、飛び抜けてインタラクティブなものだと思います。その体験性の高さ故に、作る側の苦労も並大抵ではありません。世界中の才能ある人たちによってどんどん面白いゲームが生まれてきますし、ゲームに国境はないのですから、我々もその人たちと張り合っていく必要があるわけです。
大変なのは承知の上で、それでもなお素晴らしい体験をユーザーに届けたいという思える気持ちが大事だと思いますね。
楽をしたいならゲームクリエイターじゃなくて良いと思うんですよね。わざわざ難しい仕事を選ぶ必要もないと思いますので。総合芸術とも呼ばれる高難易度なコンテンツを作る事を敢えて選んだという自覚を持って欲しいと願っています。
成岡)とにかくゲームが好きで、素晴らしい体験をユーザーに届けたいという熱い気持ちを持った方からの応募が楽しみですね!
◆今後の方向性
成岡)最後の質問となりますが、ミスリルを今後、どうしていきたいと考えていますか?
孟山)創業から6年が経ち、開発会社ではあるもののゼロベースの企画から大きな仕事を全面的に任せてもらえるようになりました。
今後取れる選択肢は無数にあるとは思いますが、短期で言うと現在2タイトル開発中ですので、それを本気で良いゲームにしていく事が最優先です。運営もありますので、そこも手を抜く事は決してできません。
中期で言うと、自社資金自社開発で中規模のインディーゲームを作るか、これまで一緒に仕事をしてきた信頼のおける取引先(パブリッシャー)と組んで大規模のコンソール&PCゲームを作るかなどを現在検討しています。もちろんNEXT STANDARD.なゲームのアイデアはあります。
長期的には自分たちもパブリッシャーになっていきたいという想いはありますが、ゲーム開発の規模も大きくなってきましたのでそう言った形式にこだわらなくても良いのかなという気もしています。
自社だけでも良いし、同じ志を持つクリエイターや会社と組むのも良いと思いますし。それよりも重要なのは、本気でゲームを作っていく組織で在り続ける事だと思います。そこはもう初志貫徹ですね。
成岡)孟山さん、ありがとうございました!NEXT STANDARD.となるような新しいゲーム体験の創出を目指す、ミスリルの今後が楽しみです!
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