お正月や受験を控えて神社仏閣へ参拝される方も多いと思います。信仰に関わることです
からあくまでも持論ですが、私は神仏の加護を受けるものは、その前にまず周りの人々か
ら助けられていると思っています。
中学受験をする小学生に「神様に祈れば合格するの?」と真顔で聞かれたことがあります。
訝しげで不安そうでしたが、賢そうなその顔つきは真剣でしたから向き合って話しました。
祈りは毎日の生活そのもので、神様はそれを天から見ておられると思っています。勉強し
て成長した自分は何を成したいのか?その動機を仏は心の中から見ておられると思います。
合格が幸せならば、不合格は不幸せだということになりますが、人生はそんなものではな
いことは私ですら知っているので、神仏からはもっと大きな視点で見守られていることを
話しながら「君をずっと見てきたご両親や先生方が応援してくれているなら、神仏も応援
してくれると思う。でも、答案を書くのは自分だからね」と伝えました。
私自身も迷った時には、どうしたら人が助けてくれる自分でいられるか、その動機と行動を
いつも自問しています。(文・正木)
株式会社錢屋本舗
▶錢屋本舗本館とは? コロナ禍を経て見つめ直した多様な価値観の発信をします。 そして、その価値観を共有、共感して繋がれる方々のコミュニティーをめざします。 価値観そのものは抽象的な言葉であって捉えどころのないものかもしれませんが、それらをヒト(交流)モノ(商品)コト(体験)を通じて取り入れ、日々の暮らしをより豊かなものにしていただきたいと思います。その豊かさは経済的な豊かさとは違い、失うことも減ることもありません。 減らないならば分かち合うことを提案します。 減らないどころか、その豊かさは共感の輪となって広がり増えていくはずです。 心の距離の近い人に囲まれて、その輪の中にいる自分はきっと幸せでしょう。 ローソクの灯を分てば、周りがどんどん明るくなっていきます。 何かの拍子に自分の灯が消えたとしても、周りが明るければ困らないし、また分けてもらえます。 錢屋本舗本館は、そんな幸せの灯のようなコミュニティーでありたいと思います。