物事の価値を考える時にお金に換算する傾向がありますが、その習慣は見直した方が良いと思っています。思い出深い形見の品を、売却するつもりならばともかく、人気テレビ番組のように換算して意外と安くてがっかりすることには何の意味もありません。
労働の対価としての賃金は人によって違いますが、時給換算して比較したところで人の価値は測れないはずですが、この錯覚は格差社会における「不幸さ」の一因となっていると思います。仮に育児や家事を労働換算してみたら、かつての子育てしながら家事全般をこなした専業主婦はかなりの高給取りでないと成り立っていなかったということになるのではないでしょうか。
一時間当たりの労働成果を(時給換算せずに)等価交換する発想もあります。通貨の代わりとまではなりえませんが、誰もが平等にもつ時間を等価交換する発想は興味深いと思います。いずれにせよ価値は感じるもので、換算するものではないと思います。その方が幸せだからです。
株式会社錢屋本舗
▶錢屋本舗本館とは? コロナ禍を経て見つめ直した多様な価値観の発信をします。 そして、その価値観を共有、共感して繋がれる方々のコミュニティーをめざします。 価値観そのものは抽象的な言葉であって捉えどころのないものかもしれませんが、それらをヒト(交流)モノ(商品)コト(体験)を通じて取り入れ、日々の暮らしをより豊かなものにしていただきたいと思います。その豊かさは経済的な豊かさとは違い、失うことも減ることもありません。 減らないならば分かち合うことを提案します。 減らないどころか、その豊かさは共感の輪となって広がり増えていくはずです。 心の距離の近い人に囲まれて、その輪の中にいる自分はきっと幸せでしょう。 ローソクの灯を分てば、周りがどんどん明るくなっていきます。 何かの拍子に自分の灯が消えたとしても、周りが明るければ困らないし、また分けてもらえます。 錢屋本舗本館は、そんな幸せの灯のようなコミュニティーでありたいと思います。