株式会社ベルタ、内定社員の近藤です。
今回は、ベルタでデザイナーをしている田中知聡(たなかちさと)さんに、ベルタがデザインやブランディングにおいて大切にしていることについて教えてもらいました!
プロフィール
航空業界から、0から作りあげることを仕事にしたいという思いでデザイナーに転身。メーカーでデザイナーとして8年従事した後、ビーボ(ベルタの前身)に入社。デザイナーとして広告のクリエイティブからweb、紙、商品パッケージと多岐に渡るデザインに携わり現在はクリエイティブチームのマネージャーとしてデザインに加えマタニティケア領域のマーケティング全体を見ている。
決め手は小さい子どもがいる自分をプラスと捉えてくれたこと
ー転職のきっかけとベルタへの入社理由はなんですか?
約8年間いた前の会社では、デザイナーとして商品のパッケージデザインやLP※作成をしていました。宮崎に本社があり、東京支社の立ち上げする際に入社しましたが、私が復帰するタイミングで東京支社が無くなり宮崎で復帰しなくてはいけない状態になったんです。
それをきっかけに転職活動を開始しました。前の会社でも美容品や妊婦さん向けの商材を扱っていたので、自身の経験を活かせる場所で働きたいと思っていた時に紹介してもらったのがビーボ(ベルタの前身会社)でした。
当時、私は二人の子どもがいながら転職活動をしていましたが、小さい子どもは思っているよりも保育園で風邪を拾ってくるので、その度に保育園に呼び出されて仕事を中断せざるを得ないことがありました。そんな状態で雇ってくれる会社はあまりないのかなと思っていたのですが、ベルタでは社長や社員の方々が出産経験のある自分をプラスと捉えてくれてて、ここで一緒に頑張っていきたいと思いベルタに入社を決めました。
※LP(ランディングページ)とはサイト訪問者にそのページから商品を購入してもらったり、サービスを契約してもらったりすることを目的として設置するWEBページ
ベルタの本質的価値をストーリーとして伝えていきたい
ーそもそも、ベルタにおけるブランディングとはどんなものですか?
前提として、ブランドを作る上で大切なのは、
・顧客のロイヤリティや共感性を最大限に高めること
・独自の付加価値をつくりだし、競合他社との差別化を実現すること
です。
その中で、ブランディングというのは、他社との差異化を図ること、つまり他社と自社はどう違うのかを表現していくことだと自分の中で定義づけています。
そのためには、ベルタの本質的価値をお客様に正しく伝える必要があります。
ベルタは「女性のライフステージの課題を解決する」というビジョンのもと「ライフステージをあなたと育む」というコンセプトを掲げているので、それをサイトや商品などお客様が手にするすべてのクリエイティブにおいてストーリーとして伝えていくことがブランディングにおいてとても重要だと考えています。
―「ストーリーとして伝えていく」とは具体的にどんなものですか?
例えば、BELTAの商品に妊活中~妊娠中の方に飲んでいただく栄養サプリ「ベルタプレリズム」「ベルタ葉酸サプリ」があるのですが、その商品パッケージではお客様の状況にあわせてオーガニックの要素を入れたくて、クラフト紙っぽいデザインにマット加工を施し、落ち着いたデザインにしています。
他にも妊娠後期から産後育児期に飲んでもらうベルタママリズムというサプリがあって、このパッケージは産後明るい気持ちになって欲しいという思いから、マット加工ではなく光沢のある加工にしています。パッケージにあるお花の花びらに金の装飾を施していますが、これはお客様が悩んだ時もいつも側で応援しているカスタマーサクセスをイメージしています。
このようにすべての商品パッケージに、お客様に対する思いや私たちがどんな思いで作っているのかというストーリーが込められています。
今後はこうしたストーリーを伝えることもブランディングにおいて大切なことだと思っています。
多彩なライフステージを、ベルタとともに
ーBELTAというブランドと女性やお客様との関係性をどう表現していきたいですか?
女性のライフステージの悩みに着目して商品開発しており「ライフステージをあなたと育む」をブランドコンセプトに掲げているベルタですが、商品を通してお客様と接点を持ち、その後どう関わっていくのかというのを表現するのは簡単なことではないです。
女性のライフステージにおいて妊活や妊娠、出産は一人ひとり全く違うので、皆が同じストーリーというのはないと思っています。
良いことばかりでなく、例えば妊活中って孤独を感じたり、自分を責めてしまうようなネガティブな感情になることもあります。
ベルタはそういう人たちの背中を押してあげるのか、手を引っ張っていってあげるのか、隣に伴走して寄り添ってあげるのか、色々ある表現方法の中で、世界観に共感してもらえるようなストーリーを紡いでいくにはどうしていけばいいのかということはすごく課題に感じています。
ベルタというブランドがどんなブランドかということを何をどのように表現して、お客様にどう感じてもらうのか、エピソードは山ほどある中で、ここを表現していくことをこれからやっていきたいな思っています。
キーワードは顧客目線・経営の視点・マーケティングの視座
ーベルタのブランディングを進める上で大切にしている考え方はありますか?
ベルタのクリエイティブのチームでは、チーム目標を「顧客目線と経営の視点で問題点の根本を考え、マーケティングの視座からクリエイティブで解決するチーム」と置いています。
顧客目線というのは、言葉通りお客様の目線で。経営の視点というのはあくまでもビジネスなので、会社が傾いていたら社員が幸せでなくなってしまう。社員が幸せでないのにお客様を幸せに導くことはできないという考えのもとに置かれています。
マーケティングの視座とは、お客様のことを本当に根本から考えて、お客様にデザインで伝えるということ。デザインは、お客様に伝えるための手段でしかありません。そこをどういうふうに伝えるかというところが一番大切で、それをマーケティングの視座から考えるようにしています。
ベルタのブランディングに携わることは誇りであり幸せ
ー以前ベルタデザイナーの方が、デザインをする時に「まずはブランドを好きでいることが何より大切」と話していました。田中さんにとってBELTAの好きなところは何ですか?
お客様に長く寄り添い続けられるところです。
9年近くベルタのブランドに携わっていますが、この会社は本当にやりたいことで溢れています。まだまだできていないことも多いですが、それだけ女性のライフステージには色々な悩みや状況があり、終わりがないと思います。
今後は、育児が終わって一段落した女性や、これまでずっと走り続けてきた女性へのサービスも強化していくところですが、女性のライフステージ全体に携われるブランドって他に無いと思っています。
そこでクリエイティブ、ブランディングに携われることを誇りに感じているし、そう働けるってことが幸せなのかなと思います。
ベルタで共にストーリーを紡いでいく仲間、お待ちしています!
ライフステージブランドとして、女性の人生の良いときも悪いときも寄り添っていられるベルタで、お客様を幸せに導くものづくりを一緒にしてみませんか?
この記事を読んで少しでも興味を持ってくださった方、ぜひエントリーお待ちしています!
ここまで、リポーターの近藤でした。
優しさと想いがこもった熱い現場でしたね。他の記事でもお会いしましょう!
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