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事業成長を手触り感もって携われる新規事業。医療DX人材を育成するエムスリーソリューションズのサービスに迫る!

エムスリーソリューションズでは2023年4月より、医療DX人材を育成してから派遣する仕組みをサービスとして提供する「医療DXスペシャリスト派遣」をスタートしています。そのサービスの運営を担う部署「医療DX派遣事業本部」の副本部長である清村遙子さんにお話を伺いました。新しくスタートしたサービスがどんな芽を生み、どのような展開を見せていくのか、紹介していきます。


エムスリーソリューションズ株式会社
医療DX派遣事業本部 副本部長 清村遙子(きよむら・ようこ)
新卒でモバイルソリューション事業を行う会社に入社し、その後コンサルティング会社を経験し、2013年にリクルートへ入社。SUUMO事業の領域で事業推進マネージャーを担当し、2018年5月に株式会社出前館へ入社。今では主流となった配達代行型のデリバリーサービス「シェアリングデリバリー」事業の管掌部署にて戦略予算策定、人材採用・制度設計、品質管理、拠点運営、法人パートナー開拓を担当。2018年9月に執行役員、2020年11月には取締役兼執行役員に就任。その後2022年9月に株式会社LITALICOにて執行役員に就任し、児童発達支援事業部にて事業部長を担当。当社の事業に業務委託として関った後、2024年3月に入社。


昨年より始まった新たなサービス。医療の未来を広げていく可能性。

ーーまずは医療DX派遣事業本部について教えてください。

清村:医療DX派遣事業本部は今年の4月から本部化しました。2023年4月から、「医療DX派遣準備室」として、少数精鋭でサービスを育ててきましたが、事業拡大とよりスピード感をもって展開していくこととなり、今期から本部となり採用も強化していくことになりました。

ーーなるほど、最初は準備室だったところから本部になりだんだんと規模感が大きくなっていくことを実感できますね!さらに本部での細かい役割も教えていただけますか。

清村:はい。医療DX派遣事業本部では、クリニックへ、ITスキルを持ち医療事務の業務ができるスタッフを派遣していく「スペシャリスト派遣」というメイン事業と、それに関連してクリニックに常駐するのではなく、弊社内でクリニックの算定業務を遠隔で行う「リモート医事」、そして2024年1月に東京・日本橋にオープンした、派遣スタッフを教育・研修していく場所である「医療DXアカデミー」と大きく分けて3つの役割があります。

まず、「スペシャリスト派遣」ですが、昨今医師の働き方改革や時間外賃上げ等、“2024 年問題”として、多くの医療機関で対応が迫られています。

しかし、全国 10 万を超えるクリニックにおいて、電子カルテや診療支援などのシステムを習熟した、医療事務スタッフの人材が不足しているのが実情で、システム導入だけでは真の DX が進みにくい状況です。この原因のひとつとして、スタッフの賃金形態が上げられます。これまで紙カルテの転記等の比較的シンプルな事務スキルが求められたことで、他業種と比較しても低めの賃金体系が続き、転職希望者は少ないという状況にありました。

そこで、エムスリーソリューションズでは、電子カルテや診療支援システムの導入といった医療の DX 化推進に加えて、これら使いこなせる「医療 DX スペシャリスト派遣サービス」を 2023 年 4 月より開始しており、すでに100名以上を派遣しています

次に、「リモート医事」ですが、こちらは2024年4月ごろより開始したサービスです。当社の電子カルテや予約システムを導入いただいているクリニックからの声が多く、生まれたサービスなのですが、病院やクリニックで月末月初にかなりの時間をかけて作業しなければいけない業務「レセプト」です。この業務が効率的に行えるよう、毎診療時の算定業務を遠隔で対応をし、クリニックをサポートしていくサービスです。実際のクリニックの現場では患者さまの対応に専念をすることができ、月末月初の大きな作業の負担も軽減されます。また、すでに当社の電子カルテや予約システムを導入しているクリニックになりますので、算定に関してもスムーズな連携がある中、業務が出来ます。さらにスタッフの方には研修を設けており、より習熟できる環境を整えています。

最後に、「医療DXアカデミー」についてです。2024年1月にオープンをしたばかりの新しい施設で、主に「医療DXスペシャリスト派遣サービス」にて活躍いただく人材を育成する施設で、お取引があるクリニックのスタッフの方向けに、リスキリングのための研修も行っています。具体的にはエムスリーソリューションズで取り扱っているクラウド型電子カルテ「エムスリーデジカル」や診療支援 システム「デジスマ診療」についての知識を座学で学べるスペースや、実際のクリニックの診察室を模したスペースを用意するなど、実践的なカリキュラムにも対応できるようになっています。 



ーーそれぞれの役割が違って見えて紐づいた内容に見えます。そもそも「医療スペシャリスト派遣」が医療DX本部の最初のサービスだと思いますが、始めることとなったきっかけは何だったんでしょうか…?

清村:はい。そうですね。

医療のDX化を進めていくことで人材不足を解消し、クリニックと患者さま双方が幸せになる。そして、私たちサービスを提供している側もやりがいをもって働くことができ、関わる人が幸せになる。そんなミッション、使命の素地が出来上がっていきました。

現在、クリニックに派遣するスタッフは医療事務が未経験のスタッフの割合が多くなってきています。ただ、未経験の方でも当社でスキルを身につけて、活躍できる人材になってもらうことで、その方のキャリア形成にも携わっていくことができます。そのように医療DX本部で人材を育てていきたいと考えています。実際、スペシャリスト派遣の登用から、スキルアップし医療DXアカデミーでの講師までポジションをステップアップした方もいらっしゃいます。

ーークリニックも患者さまも、サービス提供側も幸せになる。三方良しの関係ですね!

清村:まさに三方良しを目指して今頑張っているところです!当社のサービス自体、クリニックへ導入ができれば、事務や受付スタッフ、看護師、医師のみなさまの負担削減につながっていくシステムです。さらに人材の部分まで負担の軽減ができれば効率化を最大限に発揮することができます。その理想形に多くのクリニックを近づけていくため、日々邁進しています…!



ーーそんな日々、変化・拡大をしている部署かなと思いますが、どのような方々に来ていただきたいか、そしてマッチすると思いますか?

清村:おっしゃるように、日々変化をしていきアップデートもあるので、「新しいことを楽しめ、今を変える意識があり、向上心がある方」がとてもマッチするのかなと思っています。クリニックの困りから派生したサービスのため、潜在的なニーズが強い一方で、うまくいかないことも中にはありますが、最終的には営業やクリニックさまから「ありがとう」と言ってもらえる新規事業かなと思っています。

また新規事業によくある、独立して黙々と少人数で進めていくといった事業ではなく、社内の中で関連部署がいくつもあり、コミュニケーションを取りながら、事業成長を手触り感もって体験できるとても貴重な時期であると私自身も感じています。

そんなタイミングでぜひ一緒に頑張りたいという方、ご興味のある方はぜひご応募いただきたいなと思っています。



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