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【社内座談会】スキルアップも、新しいキャリアづくりも前向きに挑戦できています

Photo by Marvin Meyer on Unsplash

最近、「リスキル」※という言葉をよく目にしますが、株式会社ベスト・プラクティス(以下BP社)にも文字通りリスキルを果たしている社員が何人もいます。今回はそんなメンバーのうち、福岡支社所属の3人に話を聞きました。

※リスキルまたはリスキリング:自身の仕事の可能性を広げたり、今後より高い成果を出したりするために、新しいスキルを獲得すること

<参加者プロフィール>

■杉野 知大(すぎの ともひろ):福岡支社長 兼 SIサービス事業部二課 担当上長

2017年4月入社 福岡支社統括。Salesforceセールス・フォースと一緒に営業活動を行うプリセールスから、仕様のまとめ、設定・設計、のメンバーのマネジメントへの指示、フォロー、さらに運用の一部などを総合的に行っている。今回はインタビュアーを担当。



■藤 麻里江(とう まりえ) :SIサービス事業部二課 所属
2020年6月入社 入社後エンジニアに。お客様のプロジェクト構築の標準設定からプログラム開発までの一連の設定、お客様との折衝を担当。

■大塚 敦也 (おおつか あつや):SIサービス事業部二課 所属
2021年4月入社 エンジニア歴6年。Salesforceは入社後に習得。メンバーとともに、チームでSalesforceの構築、要望の実現を担当。専門的なプログラミングが必要な案件を中心に対応している。

■高橋 学(たかはし まなぶ):SIサービス事業部二課 所属
2021年1月入社 システムエンジニア。Salesforceは入社後に習得。プリセールスやシステムの導入から設定まで一連の業務を担当。また、チームのメンバーをまとめるプロジェクト・マネージャーも担う。神奈川県在住。

●福岡と東京、お互いに助け合って仕事ができている

―最初に、福岡支社の通常の業務フローを紹介してください。

杉野:基本的に当社は営業組織がないので、案件獲得は様々なケースがあります。BP社がプリセールスと呼ぶケースだと、セールスフォース・ジャパン社様から今までの実績を鑑みて「このような案件なら、BP

社にお願いしたい」とご相談をいただくところが始まりです。そこでまだ受注していない案件を技術的、システム的にどうするかの方針を立て、お見積りを提示。セールスフォース・ジャパン社様と一緒に案件を獲得していくというのが最初のステップです。

次に受注できたら、メンバーと相談しながらリソースを割り当て、プロジェクトがスタートします。各プロジェクトのプロジェクト・マネージャー(以下、PM)はほぼ私で、プレイングリーダーは各メンバーが担当。設定と開発でチームを分け、一人で孤軍奮闘するのではなく、開発はチームで進めていく体制をとっています。

さらに納品完了後、引き続いて運用・保守のご要望があれば、基本的にその設定の担当者やリーダーなどがお客様の質問を受け、よりよくして定着化させていくという流れが、基本の業務フローです。

これは東京でも福岡でも同じで、コンシューマ分けを福岡の私がするか、東京だったら代表の山本さん、SIサービス事業部一課の松永さんがするかの違いです。基本的には東の東京、西の福岡ですが、コロナ禍になってからはあまり地域は関係なくなり、福岡の案件に東京のメンバーが参加したり、逆に福岡のメンバーが東京の案件をヘルプしたり、お互いに協力し合いながらうまく仕事を進めています。

ちなみに、高橋さんは横浜在住の福岡メンバーです。

●資格取得や仕事を通して、自分の成長を実感

―BP社で働き始めて、自分が成長、キャリアアップしていると実感できていますか。リスキルなどのエピソードがあればお話しください。

藤:私は前職ではSalesforceを利用しているユーザーの会社で働いていいて、Salesforceの設定担当者でした。そのときにSalesforceの設定をやっている時間が自分の本業の時間より楽しいと実感し、思い切ってチャレンジしようとBP社に入社しました。

リスキルという意味では、前職と今の仕事とで大きく違うのが、前の会社ではその会社固有の知識のようなものが多かったのに比べて、今はどこででも通用する自分のスキルが身についているという実感があること。

たとえばプログラムを組むスキル、お客様との折衝、問題解決力などの分野で、自分の社会人としてのスキルが身につき、それが最終的に会社に貢献できていると思えるので、以前よりもよりやりがいを感じられるし、より自発的に自分の勉強に取り組めています。

もちろん、毎日うまくいくこと、いかないことはありますが、それが全部自分の身になっていると実感できるので、楽しくお仕事をさせてもらっています。

杉野:大塚さんはずっとjavaなどのプログラミングを続けてきて、今は全然畑違いのSalesforceに携わっているので、少し見方が違うかと思うけれど、リスキルとして見るとどうですか。

大塚:はい。前はいわゆるSES業態での派遣で、システムをつくりたいお客様から仕事を受注した会社の人から指示されて開発するような業務でしたが、今はSalesforceのエンジニアとして直接お客様とやりとりし、ご要望を実現する開発をしているのでとても楽しいです。

誰も間に挟まないで直接お客様とお話ができる。良くも悪くも、全部受け止めることができるので自分の成長につながります。基本的に僕はあまり前に出ないですが、実装の話なら自分からも前に出て折衝する経験ができるので、そういう意味でキャリアップができているかなと思います。

杉野:大塚さんはもともとプラグラミングのスキルが非常に高い人だったので、それに加えてヒューマンスキルまでついて、スキルアップ度はすごいと思います。

大塚:もともとプログラミングのスキルはあったので、リスキルにはあまり苦労していないかもしれません。

Salesforceの開発言語もJavaも基本的なところは共通しているけれど、書き方が若干違う。Salesforce特有の書き方があります。でも、それもJavaがわかっていればSalesforceの開発言語のドキュメントを読めるので問題ないですね。

杉野:高橋さんはSalesforceに関わってみて、前と比べて変わった、ここがよかったと思うところはありますか。

高橋:前職では販売管理のパッケージを導入している企業に在籍していた際に、パッケージ開発をしたりと、いろいろな経験をさせてもらいました。今は、販売管理からSalesforceに変わった部分はリスキルですが、共通して使える部分があります。

私は40歳過ぎてからBP社に入社しているので、40歳以上の方でもSalesforce始められるというのが実証できたし、自分では成長しているのかどうかは客観的にはわからないですが、問題なく対応できているのではと思います。

杉野:3人に共通していえるのは飽くなき好奇心、探究心のあるところ。それから人も好き、プログラムも好き。なにか小さなトラブルがあっても、前に突き進んで、よりよくしようという熱意が3人ともに共通してあるから、前向きにどんどん働いていけるのではないかと思います。

●リアルなお客様の反応に日々のやりがいがある

―現在の仕事のやりがいなどを教えてください。 特に嬉しくなるのはどんな場面でしょうか。

大塚:携わっている案件が終わりに近づいてくると、実際につくったシステムをお客様が使ってくださるのが見える。そこは前職では絶対になかったところです。ですから使用後にさまざまなフィードバックがあり、ときには感謝してもらったり、そういうダイレクトな反応が見られるのがやりがいになっているし、ありがとうと言ってもらうと素直に嬉しいです。

お客さんに関わらないところでも、Salesforceの機能面でいえばクラウド環境の中で標準的な機能がたくさんあり、そういう機能とプログラミングをうまく組み合わせて、設定・開発をしていく。知的好奇心が刺激されますし、頭を使うので、組み合わせがうまく行った瞬間はとても嬉しいですね。

藤:導入後にお客様がどんどん活用し始めて「これもSalesforceでできませんか」というような追加の要望がいただけた時が、自分たちが組んだものが業務に役立っているということを実感できる瞬間でもあります。また、お客様からたくさん追加のご要望をいただく瞬間も嬉しいですね。それに対応するのが大変なこともありますが、お客様に効果を実感いただいている証拠でもあると思うので。

杉野:追加のオーダーもそうですが、導入してみてとてもよかったから「他のお客さんを紹介します」と、たくさんお客様をご紹介をくださる方もいらっしゃいます。本当に「導入してよかったと思ってくれている」と実感できるのはとても嬉しいことです。

高橋:私はちょっと違った面からのやりがいですが、最近若いメンバーたちが仕事ができるようになってきた。こちらが教える立場になると、その若い人たちが仕事を覚えて、まるでスポンジのように吸収してくれるのがとても嬉しいですね。私は今人を育てることにやりがいを感じていて、毎日とても楽しく仕事をさせてもらっています。

杉野:今まで全部を自分がやらないと、と思っていたところも、みんなが急成長して、むしろあまり口出ししないほうが質のいいものができる。いい意味で、若い人に頼ったほうがいいと、最近思っています。

みんなの成長が著しすぎてとても嬉しいし、お客様の前でも若いメンバーが自信をもって話しているのを見ていると、一人でニコニコしています(笑)

―チャレンジングな試みをする場合もあると思いますが、印象的なエピソードをぜひ教えてください。

藤:資格試験を受けるのは私にとってはチャレンジの一つです。Salesforceにはいろいろな資格がありますが、自分なりに「今回はこの資格に挑戦してみよう」と決めてコツコツと勉強し、受かったときは自分がバージョンアップできたかもしれないと思えます。常にチャレンジを積み重ねられている点が嬉しいですね。

大塚:資格に関しては、藤さんと同じです。僕がSalesforceに携わったのはここ数年ですが、Salesforce自体は前からあるので、レガシーな技術も残っています。その反面、アップグレードされるのが速いから最新の技術も使えるようになっています。

そういう前提で、お客様の要望を実現しようとするとき、逆にこの部分はアップデートされているから、新しいやり方でやってみようと思って、課内の前例ではVisualforceでしかつくったことないけれど、Lightning Web Component(LWC)でやってみようと思い、実際にやってみてうまくいったので、それを他の人にも広めていこうという動きができたのがすごく印象的でしたね。

もちろん杉野さんにも「LWCでつくってみたい」というのを許容してくれる雰囲気があるし、うちの会社にはいろいろと挑戦できる環境があるのが、とてもいいと思っています。

高橋:私も大塚さんと同意見で、Salesforceに限らずいろいろな連携の話が出てくるので、過去の技術を活かしながら、それをどうSalesforceと合致させていくかというところがチャレンジですね。比較的そういう案件があるので、毎回さまざまな試みをしています。

それから、若いメンバーの意見を育てるという意味で「自分の我を通さない」というのもチャレンジ。自分のチームの人には「こうじゃなきゃいけない」となるべく言わないようにしています。

杉野:とりあえず何にでも耳を傾けてみるのがいいかもしれないですね私や高橋さんはもうすぐ50歳なので、「こうあるべきだ」というような意識が先に出てしまうけれど、そういう古い常識を知らない人からは「いや、こっちのアプローチのほうがおもしろいし、早くないですか」と言われたりする。これを打ち消してしまうともったいないです。

それから、私は新たな組織形態にチャンレンジしていきたいと思っています。

メンバーはもうみんなそれぞれ仕事ができるから、どんどん任せて、困ったときだけフォローしていけばいいかなと。

みんなが組織として、チームとして、技術の交換や助け合いができる「場」を持ってほしい。ここをしっかりつくっていくことが私のチャレンジですね。

もっとよくしていこう、今もみんな助け合って、声をかけ合ってやっているけれど、それをさらに推し進める。

「こんなふうにするといいのでは」と遠慮なく言ってもらえると嬉しいし、聞く耳は必ず持つようにしています。


●年1回オフの忘年会は、リアルな仲間を知る楽しい機会

―本社と支社はいずれもリモートワークですが、その中でどんな交流のエピソードがありますか。

杉野:オフラインでは、年に1度の忘年会がいちばん大きなイベントですね。基本的にはほとんどのメンバーがリモートワークをしているので、みんなとオフで会ったときの印象はどうでしたか。

基本的に仕事中のweb会議では、あまりプライベートなことや趣味、特技などの話はできないから、会ったときに聞いたりしますか。

高橋:やはりリモートワークなので、ふだん会えない、画面でしか見たことない、声もあまり聞いたことがないメンバーがいて。その人と忘年会で会って、「こういう声をしていたんだ」「こんなに楽しい人だったのか」というのがわかって、新鮮な感じでした。

杉野:みんなあまり移動しないものね。基本は家での業務。出社したときに食事に行く時くらいしか会わないですね。

大塚:高橋さんとも年1回くらいしかお会いできないですね。そのときは「ちゃんと人間として存在している!」と改めて思ったり(笑)

高橋:忘年会や会う機会が新鮮に思えるというのはコロナ禍の影響ですね。リモートワークが定着してきたなと最近実感します。

杉野:東京にいる福岡支社管轄のメンバーとはあまり交流ができていないけれど、たまにメンバーや代表の山本さんが仕事で福岡に来たときには、みんなで食事に行ったりします。懇親会的なものは、山本さんも「どんどん交流してね」という方なので、遠慮なくさせてもらっています。

藤:うちの会社の飲み会で思うのは、仕事の話がほとんど出なくて、それ以外の日常でお互いがハマっていることや近況を話すので、飲み会で一度話すとその人の私生活が見えておもしろいです。

杉野:福岡支社のメンバーはゲーム好きが多いとわかったし、やはりリアルで会うという機会を今後もさらに増やしていきたいですね。

●希望するのは「仕事が楽しくできる人」

―では最後に、どんな方にBP社に入社してもらいたいですか。

大塚:開発を担当している僕としては、僕と同じように開発は楽しいと思える人に入ってもらいたい。また、そういう人はリスキルに向いていると思います。

それから僕と同じように、Javaはやっていたけれど、Salesforceはわからないという人も、僕もいろいろ教えてもらった分今度は教えることができると思うからどんどん循環させていけたらいいですね。

僕が教えたら、その人が5年後10年後にはまた新しい人に教えていく。もし将来、僕が新しい技術を取り込む力がなくなったときには、逆にインプットし直してほしいですね(笑)

杉野:楽しみながら開発の仕事ができるのは、本当に大事。無理しなくても自然に楽しめる。

それに、会社が「みんながここにいていい」と認め合える場であれば、楽しみながらみんなで協力しつつ仕事ができるでしょう。

藤:当社の企業理念「弥栄の場を提供する」という言葉がありますが、私の解釈では、いろんな個性や意見がある中で誰も否定されないところ、それがみんなの居場所になるのだと思います。だからそういう会社の在り方を求める人、大きく外れない志向の人がいい。会社自体にみんなで認め合ってやっていこうという風土があるので、そういう価値観に合う人がいいと思います。

杉野:確かに。チャレンジしたい意欲があって、みんなと協力して仕事をしていける人ですね。

高橋:うちのチームのみんなには「仕事は楽しく」といっているので、40代でも仕事を楽しめる方、チームとして仲間として、できれば協調性があって、みんなと一緒に推進できる方であれば。

杉野:私もほぼ同じことを思っています。

福岡でも東京でもいろいろな人が入ってきていて、弥栄の場を切り盛りしているような、今のメンバーのような人が入ってきてくれるといいと思います。

また、それだけでなく、もっと多様性のある人に入ってきてほしい。たとえば外国の人、性的マイノリティの人、障がい者の人など、すべて含めて一緒にやれるような場を徐々につくっていく。そういうことも普通にできるくらい包容力のある会社になるといいですね。

いかがでしたでしょうか。ベスト・プラクティスに興味を持たれた方は、カジュアル面談なども実施していますので、ぜひお気軽にご応募ください。

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