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《社員Interview vol.14》ゲシピのマネージャーが感じる”会社の変化”と”変わらない価値観”

こんにちは!ゲシピ人事の木﨑(Nikoshi)です🐸

今回の記事では、今年1月から事業戦略チームとコーチ育成チームでそれぞれマネージャーを務めているMaxさんとMasaさんに「入社当時からのゲシピの変化」と「変わらないこと」を軸に、対談形式でお話しを伺いました。ぜひ最後までご覧ください!

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二人のより詳細なプロフィールや入社の背景についてはこちらの記事をご覧ください💁‍♀️

── まずは簡単にお二人の自己紹介をお願いします!

Masa:アメリカの大学で言語学とTESOLを専攻し、卒業後は英会話スクールでの勤務やYouTuber、フリーランスとして活動していました。2020年5月にeスポーツ英会話のコーチとしてゲシピにジョインし、2022年9月に正社員になりました。今年1月からはコーチ育成チームチームのマネージャーを務めています。

Max:僕は大学卒業後、大手専門商社で商品企画や管理を担当していました。その後、「社会課題を解決したい」という思いからNPO法人に転職し、さまざまな困難を抱える子どもたちの支援活動に従事しました。ゲシピには、2021年11月に3人目の正社員として入社し、今年の1月から事業戦略チームのマネージャーを担当しています。

手探りで築いた基盤。組織の成長と変化を振り返る

── 小さな規模だったころからゲシピを見てきたと思いますが、当時を振り返って「これは大変だった!」というエピソードがあればぜひ教えてください。

Max:当時は今よりもメンバー数が少なかったので、仕組みやツールは当然整っておらず、そういったところを1から作り上げていく必要がありました。

今は開発チームが開発してくれたツールを活用していますが、レッスンのスケジュール管理や、コーチへの連絡方法も確立されていなかったので、各々が手動でスケジュール管理しているような状態でしたね。本当に「人力」のひと言につきます(笑)。

Masa:懐かしい...僕もだんだん思い出してきました(笑)。 使えるツールを工夫して使いながらなんとか回してたって感じでしたよね。

Max:お客さま目線の話では、当時はコーチの数が少なかったこともあり、レッスンの枠がすぐに埋まってしまうため、クラス移動のご案内もできなかったですし、ゲームタイトルもFortniteしかなかったので、途中で違うタイトルにご案内することもできませんでしたね。

Masa:僕はコーチの指導が大変だったところかもしれません。当時、レッスンやコーチの指導内容の品質管理を担うヘッドコーチという役割を担当していたのですが、僕自身コーチとしての経験が豊富というわけではなかったので、自分のフィードバックが正しいのか分からず、育成の難しさというものを強く感じていました。

写真左:Maxさん 写真右:Masaさん

── まさに当時ならではのエピソードですね。これまでと今のゲシピを比べてどんな変化を感じますか?

Max:少しずつ「会社らしくなってきた」というのが一番大きな変化かなと思います。昔、CEOの真鍋さんが「正社員がやれないこと・やらないことは全部CEOがやるからCEOはChief Everyting Officerなんだ」とよく言っていたんです(笑)。

確かに、当時は勤怠管理や契約対応なども真鍋さん自身が対応していましたし、僕も事業戦略と言いながら、お客さまからの問い合わせ対応や、コーチ総会の運営など、幅広い業務を担当していました。今では、新しいメンバーが増えたことで、そうした業務が徐々に分散され、自分たちの手から離れていったのを実感しています。

Masa:これも「会社らしくなってきた」というところにあるのかも知れないですけど、以前はカオスが勝つというか...(笑)。改善しようと思えばいくらでもボールが転がってるような状態だったので、部署とか自分の管轄にこだわらず、「これ改善すればもっと良くなる」と思った部分をひたすら拾い上げて形にし、ルールを作ることを繰り返していました。

今では、部署やチームごとの役割が明確になり、専門分野を持つメンバーが増えてきたことで、役割分担がしっかりと進んでいるのは、大きな変化だと思います。

Maxさんがそうだったように、僕も以前は事業推進の業務やテキスト制作などを担当していましたが、今はコーチ育成のリードが主務なので、そういった意味でも会社の環境が徐々に整ってきたなと感じます。

役割の深掘りから生まれた、新たな視点と成長の機会

── 自分の役割が明確になってきたことについてお二人はどのように捉えていますか?

Masa:守備範囲という見方をすれば狭くなったようにも感じますが、その分、自分の役割を深掘りできるようになったので、すごくポジティブに捉えています。以前は「上手く回っているだけ」で満足していた部分も、「さらに良くするにはどうしたらいいか」という見方ができるようになったと感じます。

また、役割が明確になったからといって、自分の領域だけ守っていればいいというマインドセットではなくて「俺はここを全力でやるから、みんなは他の部分を全力でやってね。でも、 改善点を見つけたら絶対共有するよ!」みたいなイメージ。お互いを信頼して連携できるのが理想だなと思います。

Max:僕も事業戦略の仕事に集中できるようになったことで、「eスポーツ英会話」の価値をより深く考え、掘り下げられるようになりました。事業戦略の仕事では、外部の方々にゲシピやサービスの魅力、僕たちが目指している世界観を伝える機会が多く、その過程で自分自身も理解が深まったと感じています。

事業戦略チームとしての外部アライアンスは、入社して最初の2年間は1件しか実績がありませんでしたが、今では3ヶ月に1件という目標を立てられるようになりました。専念できる環境が整ったことで、より多くの工数が割けるようになったからだと思いますし、これまで以上に「売り上げを作る」ことに向き合えるようになったことも大きな変化ですね。

ただ、役割が明確になった一方で、全体として「落ちているボール」が見えづらくなってきていると感じることもあります。チームや部署が増えることで、自分の近くにある課題は認識できても、全社的な視点では見逃しがちになると思っています。現状認識を間違えてしまうと、その先の判断にも影響が出る可能性があるので、そう言った部分については改善できると良いなと思っています。

── お二人ともマネジメントを担われるようになったかと思いますが、その点での変化や難しさはありますか?

Max:マネージャーになったタイミングで、人事評価の運用が始まったのですが、そこで初めて各部署ごとの数値目標が設定されたんですよね。これまでは全社としての目標はありましたが、部署としての目標を達成するために何をするべきか、という考え方を持つということは変わった部分かもしれないですね。

ただ、目標があると「達成するためにそれ以外のことはやらない」という状況にもなりがちなので、そのバランスを保つことが難しいなと感じています。

Masa:僕の場合、同じチームのメンバーが同い年や近い世代ということもあり、マネージャーとしての振る舞い方がすごく難しいなと感じていますね。自分にとっては初めての役割なので、日々模索しながら取り組んでいますが、自分自身も成長し続けていかないといけないなと思っています。

変化の中で守り続ける信念と、ゲシピの変わらぬ魅力

── 少しずつ会社が大きくなっていく過程で変化したところもあると思いますが、逆にここは「変わらない」という部分があれば教えてください。

Masa:会社全体というよりは自分の意識の話ですが、僕らはスタートアップなので、言われた業務をただこなすのではなく、自ら課題を見つけ、明文化して対策を打ち、それをルールやフローに落とし込む動きができることが大事なのかなと思ってます。僕自身もそうした姿勢を心がけていますし、チームのメンバーにもぜひ意識してほしいなと思っています...!

会社が大きくなっても、このマインドは変わらずに持ち続けたいですね。よく作業すること自体が目的化してしまうことってあると思うんですが、常に目的を念頭に置いて行動することを大切にしたいです。

Max:僕にとって変わらない部分は「打席に立つ」という姿勢でしょうか。真鍋さんから「この企業さんとミーティングしてみてほしい」と言われたときに、「忙しいから無理です」と断ったことはほとんどないと思うんですよね。何が当たるかはわからないので、工数はあまり気にせず、とにかくチャレンジすることを大事にしています。

── 組織やサービスの変わらない魅力についてもぜひお伺いしたいです!

Masa:僕にとって、ゲシピの変わらない一番の魅力は「挑戦させてくれる」というところだと思っています。ジョインした当初は社会人経験もほとんどなく、初めて担当する業務ばかりで、右も左もわからない状態でした。そんな僕にも挑戦の機会をたくさん与えてくれましたし、フォローも手厚くて。成果を残したら素直に褒めてくれるし、よりよい成果を目指すためのフィードバックももらえる。こうした環境が、ゲシピの大きな魅力だと思います。

Max:メンバーも増え、組織が少しずつ大きくなってきましたが、みんなが「お客さまのために」という思いで一丸になれるところは変わらない魅力だと思います。ゲシピには人柄のいいメンバーがたくさん集まっていますが、その一人ひとりの人間性が「カスタマーファースト」という文化の基盤になっていると感じます。この価値観はたとえ規模が拡大しても、変わらず大切にしていきたいですね。

Masa:サービスの変わらない魅力は、やはり「クオリティへのこだわり」だと思いますね。英会話サービスのなかには、収益を重視してコストを抑えるために、質よりも売上に焦点を当てるところも少なくないと思いますが、僕たちは常にコーチやレッスンのクオリティ、お客さまの満足度を最優先にしています。

これらを支えるために、クオリティ管理部門を設けて、サービスの品質を徹底的に管理しており、おかげさまでレビューでも高い評価をいただけるようになりました。ただ、そこで満足することなく、さらにクオリティを向上させていくという姿勢も、僕らの武器であり、変わらずに大切にしている姿勢だと思っています。

Max:僕は「英語嫌いでも続けられるサービス」というところが、eスポーツ英会話の大きな魅力だと思いますね。 「ゲーム×英会話」という形なので、他の英会話サービスと比べても楽しみながら続けやすいのはもちろんですが、生徒が普段から好きなものを活用して英会話を学べる点は特に強みだと感じます。

もともとはゲームが好きでeスポーツ英会話を始めたけど、だんだんコーチが好きになって、「コーチと話すために続けたい」と思ってくれる生徒さんも多く、そうした気持ちを引き出せるコーチがたくさんいるのは、先ほどのMasaさんの話にもあったクオリティもそうですし、コーチの人柄を大切にしているからこそだと思います。

「英語を使って話したい!」という気持ちが自然と生まれることが継続的な学習にもつながっていくと思うので、その点も大きな魅力なんじゃないかなと...! 

── 「変化」や「変わらない魅力」についてお話しを伺ってきましたが、最後に今後実現したいことやチャレンジしたいことがあればぜひ教えてください!

Max:全国の小中学生は約900万人いるそうなんですが、そのうち僕らのサービスを利用している数はまだほんの一部に過ぎません。もちろん全員が習い事をするわけではないと思いますが、もっと多くの子どもたちにサービスを利用してもらって、少しずつでもその割合を増やしていけたらいいなと思っています。

僕とMasaさんが入社した当時、会員数が数百名くらいだったので、純粋に「会員数増えたな〜」という実感はありつつも、教育業界全体で見るとまだまだ伸ばせる余地があると感じています。なので、まずは100人に1人がeスポーツ英会話を受けているような未来を作って行きたいですね。

個人的な感覚ですけど、1%ぐらいまで達すると、「世界が変わった」みたいな手応えを感じられるんじゃないかなって!(笑)。

Masa:僕は、育成チームとして「優秀なコーチ陣を連れてこれた」ことや「育成」という観点で一定の成果を出せたことを、次のステップにつなげていきたいと考えています。異動したり、仮に自分が働けなくなったとしても、安心して任せられるメンバーが揃っているという実感があるので、その基盤を生かして他の場所でも強いチームを作り上げていくことに、ぜひチャレンジしたいです。

もう一つ、大きな視点で実現したいことは、日本の英語教育にインパクトを与えることですね。現状は単語や文法を覚えることを重視したインプットがメインで、英語を実際に使ってコミュニケーションを取る練習はほとんど行われていません。そうした背景もあって、義務教育で英語を学んでも、英語を使うことに苦手意識を持っている人は多いです。

eスポーツ英会話では、インプットではなくアウトプット。つまり会話や発話といった実際のコミュニケーションにフォーカスしています。このスタイルは日本の英語教育のスタンダードとは対照的だと思うんですが、海外の大学で学んだ自分の経験からすると、英語を使う力を育てるには、実際のコミュニケーションを通じて「話せる」「伝わる」を実感することが不可欠だと感じています。

僕らの提供するサービスを通して、英語を話すことの楽しさや実践の重要性を感じてもらいたいですし、最終的には、eスポーツ英会話が日本の英語教育をアウトプット重視の方向に変えるきっかけとなるような存在になりたいと思っています...!


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