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たった一人の正社員エンジニアが考えていること

こんにちは!ゲシピ人事の木﨑(Nikoshi)です🐸

今回は2022年9月にゲシピ初の正社員エンジニアとして入社をし、今年の8月からテックリードを担っている吉永さんに、これまでの葛藤やテックリードとしての決意をインタビュー形式で聞いてみました🎤 ぜひ最後までご覧ください...!

▼過去のインタビュー記事はこちら💁

《社員Interview vol.5》CTO直下で活躍する若干21歳のエンジニアが、4年の時を経てゲシピに入社した理由 | Gecipe社員インタビュー
今回は、創業期からのゲシピを知り、4年以上の業務委託期間を経て、遂に9月から正社員としてジョインしてくれたVitaさんこと、吉永さんにインタビューを行いました!エンジニアとしてCTO直下のポジシ...
https://www.wantedly.com/companies/company_2733423/post_articles/467144

きっかけは成長の停滞「一から生み出してやり遂げたい」思いからの転職決意

Nikoshi:元々、ゲシピにはインターンや副業として長く関わってくれていた吉永さんですが、正社員として入社を決めた背景にはどんな理由があったんでしょうか?

吉永:ゲシピに入社する前は、別の企業で正社員のエンジニアとして働いていたのですが、徐々に成長の停滞を感じることが増えてきて、転職を考えるようになっていました。機会が全くなかったわけではないですが、リード層の指示に従って手を動かすことが多く、当時は「自分で何かを一から生み出してやり遂げたい」という思いが強くなっていました。

Nikoshi:リード層を目指すことは難しかったんですか?

吉永:目指すことはできる環境でしたが、自分が本当に興味を持てる領域ではないと感じるようになったんですよね。

Nikoshi:確かに、心から共感できるサービスや興味のある領域でないと、利益を追求することにも価値を見出しにくいですよね...。その点で、ゲシピはどうでしたか?

吉永:母が保育士で、父が小学校の教員だったこともあり、教育は自分にとって身近な領域でしたし、僕自身も子どもが好きなので、昔から子どもに関わる何かに携わってみたいという思いがありました。だからこそ、副業で関わっていたころからゲシピのサービスにはすごく共感をしていましたね。

Nikoshi:サービスへの共感が、ゲシピへの入社の決め手として大きかったんでしょうか?

吉永:もちろんそこも大きかったですが、実はCEOの真鍋さんから「何年か経ったら戻ってきて」と声をかけてもらっていたんです。ただ、他社でエンジニアとしての経験を積んでから戻りたいと思っていたので、その時は「まだ早い」と返事をしていました。

ちょうど転職を考え始めた時期に、ゲシピが資金調達を進めていたり、CTOの松井さんからも「そろそろ戻ってこないか」声をかけてもらったことが重なり、ようやく入社する決断ができました。

ゲシピは成長フェーズなので、「一から生み出してやり遂げる」という思いを実現できそうだと感じましたし、会社が成長していく過程に関わりたいという気持ちも、入社を決めた大きな理由のひとつです。

苦しい時期を乗り越えて気づいた”助けを求める大切さ”

Nikoshi:入社当初の開発チームの体制について教えてください!

吉永:当時は松井さんと業務委託の方、そして僕の3名体制でした。基本はコーチツールとアドミンツールの開発を行っていましたが、マネジメントは松井さんにお願いしていたので、それ以外の自分でできる領域に関しては、「1人で頑張るぞ...!」という感じでやってましたね。

ただ、人数が少ないので、厳しい部分も当然あって。「これ、いつ終わるんだろう...。」という先の見えない不安もありました。僕にとっては一番苦しい時期だったかもしれないです。

Nikoshi:当時特に辛かったことはどんなことだったんですか?

吉永:この若さで開発の権限を一任してもらえたり、開発組織を一から作っていく経験ができることは、すごく貴重な経験だと理解していました。ただ、自分にはまだ未熟な部分もあって、その知識が本当に正しいのか判断する基準がなかったんです。

頼れるのが松井さんだけで、もし松井さんでも正解がわからなかったらどうしようという不安は常にありましたし、そんな時に、前職が組織や事業としてすごく成長していることを知って「自分も今までその環境にいたんだ」と、どこかもどかしさや羨ましさも感じていました。

Nikoshi:「成長したい」という気持ちが強かったがゆえに、吉永さんのなかでも葛藤が大きかったんですね。その不安はどのように解消していったんでしょうか...?

吉永:自分に足りない部分を補ってもらったり、人にうまく頼ることができるようになったことが大きいかなと思います。

動くアプリケーションを作ってきた自負があったので、今までは自分で何でもできると思っていたところがあったんですが、会社が大きくなってきたり、開発の速度が上がってくるにつれて、自分だけでは手が回らなくなってきたんですよね。

自分があと5人いれば仕事が回るのにと思った反面、できない部分もあると気づいてすごく悔しかったんですが、同時に、今まで周りの人たちが自分の見えないところでサポートをしてくれていたんだと感じることもできました。

そこに気づいてからは、素直に周りの人たちに助けを求められるようになりました。今だからこそ言えますけど、変なプライドっていらないなと思います。

▶︎CTOの松井さん(左)と吉永さん(右)

成長のために選んだ道。テックリードとしての決意

Nikoshi:そんな葛藤を乗り越えて、今年の8月から吉永さんはテックリードを担われているとのことですが、そこに至った背景についてもぜひ教えてください!

吉永:実はテックリードの役割は自分から希望したんです。名前がかっこいいからという理由も少しはありましたが...(笑)。開発における権限と責任を自分が担いたかったというのが大きな理由です。もちろん、開発における最終的な決定権は松井さんが持っていますが、「チームを主導するのは自分なんだ」という意識を持ちたかったんですよね。

これまでは松井さんに頼りきっていたし、松井さんがいるから大丈夫だろうという気持ちがあったんですが、自分の成長のためにも、開発面では自立しなければいけないと感じていました。

Nikoshi:なるほど...!成長という点以外でテックリードとして実現していきたいことはありますか?

吉永:最終的には、一人のエンジニアとしても開発組織としても、周りから頼ってもらえるような存在になりたいなと思っています。今、社内の開発の半分くらいは僕が担当しているんですが、開発の相談や依頼ごとって基本的には松井さんを経由して僕にくることがほとんどですなんですよね。

Nikoshi:例えばですけど、「この画面の並び順変えたいんだけどできますか?」くらいのラフな相談であれば吉永さんに直接聞いてしまった方が早いってこともありますよね...?

吉永:そうですね。実はすぐに対応できたりする場合もあると思いますし、もう少し気軽に頼ってもらったり相談してもらえると、ロスや松井さんの負担を減らせるんじゃないかなと思っています。全社的に協力していけることは開発の機動力にも直結してくるので、自分がハブになっていきたいです。

とはいえ、開発組織としてはまだまだ人が足りておらず、周りに目を向けていくということがなかなかできていないので、それを実現するためにも開発チームに新しいメンバーを1名採用することが必要だと感じています。

「失敗したい人募集!」新たなメンバーに求めるものとは

Nikoshi:どんな人が来てくれたら嬉しいですか?

吉永:僕が持ってない視点や知識を持っている人や、技術面で自分の強みがわかっている人が来てくれたら嬉しいです。

僕個人の考え方ですが、テックリードって「こういう時は誰に頼ろう」ってわかっている人がやるのが良いんじゃないかと思っているんですよね。対等の立場で話し合うことはできるし、一人だけの考えで全てを決めるのには限界があるからこそ、新しいメンバーは僕が最初に頼れる人だと心強いです。

あとは、成長が停滞しているなと感じている人にもぜひ来てほしいですね。自分の弱みに気づくチャンスになると思います。

Nikoshi:吉永さん自身もゲシピに入社してから実感した部分ですね。

吉永:僕はゲシピに入社をして、「成長が鈍ってる」と感じることって、ある意味傲慢なのかもしれないと思ったんですよね。どの環境にいても一定数は成長をしていると思うんですが、それでも成長を感じないとなると、自分の話じゃないですけど、結構周りがサポートしてくれていると思うんです。

だからこそ、いざ自分が1人になってしまった時に"どこまで動けるのか"は、1回知っておくと良いのかなと思っていて。

そういう意味では、自分に自信のある人にもきて欲しいです!「ここは絶対できるんで自信あります!」という方がいてくれたら心強いですし、そういう人でも、あるタイミングでできないことに気づいたりすると思うんですよ。でも、それはそれで良いというか。上限だと思っていた部分にまだ伸び代があったってだけの話なので。

Nikoshi:ゲシピのValuesには「早く失敗する」という価値観がありますが、そういうことに早く気づくのは大切ですよね。

吉永:そうですね。失敗しまくって砕けた方がいいと思います。停滞している状態は、自分がチャレンジをしていない結果だと思うので、「失敗したい人、絶賛募集中!」という感じです(笑)!

吉永さんありがとうございました...!
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