こんにちは!ゲシピ人事の木﨑(Nikoshi)です🐸
今回はデザイナーのLilyさんに一人目デザイナーとしてゲシピのデザインにどう向き合っているのかや、デザインのクオリティを守るためにどんな取り組みをしているのかインタビューしてみました🎤
ぜひ最後までご覧ください!
一人目デザイナーとして感じたデザインに対する課題感
Nikoshi: まずはLilyさんとゲシピのデザインとの関わりについて教えてください。
Lily: ゲシピの一人目デザイナーとして入社したのが去年の5月です。それ以前は、デザイン会社に所属してゲシピのデザイン業務を請け負う形で関わっていました。なので「eスポーツ英会話」が誕生する前からの付き合いですね。
黎明期からずっとデザインを作っていたのですが、一時、他の会社に転職したこともあり「ゲシピから徐々に離れていくんだろうな」と考えていたんです。
ただ色々あり、転職を迫られた時に「やっぱり自分がゲシピのデザインを担いたい」「上場するところを見届けたい!」と思い、入社を決めました。
Nikoshi: ゲシピのデザインには長く関わってきたかと思いますが、実際に入社をしてから、課題に感じたことはありますか?
Lily: 入社した頃は組織が今ほど大きくなかったので、デザインが必要な業務はなんとなく把握できていたし、必要な時は相手から声をかけてくれていたんです。
でも、徐々にメンバーが増え、自分の担当タスクも増えていくにつれ、見たことのないクリエイティブがぽろぽろ出てくるように。中には「あれ?これデザイン的に結構やばいぞ?」というものも。
Nikoshi: なるほど。デザインに対する危機感みたいなものがあったんですか?
Lily: そうですね。各部署で業務が完結していること自体はポジティブだと感じていました。一方で、ゲシピが外部に向けて発信する際に、「クリエイティブのダサい会社」と思われかねないというネガティブな側面が気になったのです。
特に、人を募集する場面では会社がどう見られるかってすごく大事だと思っていて。自分だったらどんなにいいサービスを作っていても、ダサいクリエイティブを作る会社には入りたくないというか。SNSの投稿一つとっても、オシャレというか「いいな!」って思えるポイントがあるような会社が魅力的な訳で、そう思った時に、このままではいけないと感じました。
デザインクオリティを守るための新たな取り組みと挑戦
Nikoshi:その結果、Lilyさんはどのような行動を取られたのですか?
Lily:デザインクオリティを守るためのアクションを起こすことを決意しました。最終的に誰がやるのかと言ったら「自分しかいない」と思ったんですよね。これが正社員でデザイナーをやるってことなのかもな、と覚悟をしました。
そこから、解決するためにどうしたらいいのかを考えて、まずは全社に向けて発信を行いました。2on1の経験から、発信をすることで次のアクションに移せることもわかっていたので、内容を模索しながら「外に出るアウトプットは 会社のイメージを決める大事なものなので、出す前に私に相談してくださいね」ということを共有して、自分が外に出るアウトプットをチェックする仕組みを作りました。
それがデザインのクオリティを守る一歩目でしたね。
▶︎実際に社内展開した際のSlack
誰かに言われたわけではなく、自分が入った会社がダサいと思われたくないという気持ちで始めたことではあるんですが、結構自分のなかではターニングポイントだと思っていて。
今までは言われたこなすことが多かったのですが、改めてデザイナーとして正社員で入社し、「ゲシピに還元できるものは何か」と考えた時に、デザインを守ることが自分の役割だと感じて、その方向に舵を切る決断をしました。
スムーズなデザイン依頼のための仕組み作り
Nikoshi: 運用を始めてから苦労したことはありますか?
Lily: 実際に上記の呼びかけをしてから、デザイナーへの依頼の仕方がわからない人が結構いることに気づきました。はじめてのことって尻込みしがちだと思うんですが、それって「依頼したいけどやり方がわからないから黙っておこう」となって、結果的にデザインを作らないという決心につながってしまうので、なんとしても避けたかったんです。
なので初めて依頼する人でもできるようにNotionでデザイン依頼方法をまとめたページと、依頼リストを作りました。
▶︎実際のNotionページ
具体例なども書いているので、みなさんこれを見ながら依頼を作成してくれています。
マーケティング用のデザインは一部外注しているので、全てではないのですが、Notionの運用を始めたことでほぼ全体の把握ができるようになりました。
Nikoshi: 全体のデザインとなるとLilyさんも大変じゃないですか?
Lily: 運用を始めてからしばらくの間は、やっぱりタスクがパンクする瞬間がありましたね...。今は業務委託の方に入っていただいているので、手を動かす部分をその方にお願いしつつ、私は基本的にその品質の担保に責任持っているような状態になってます。
手が回らなくなるというアクシデントは、運用する前から予想できることではあったんですが、 実際にやってみてはじめてわかることもたくさんありましたね。
私が何をやっていて、どういうスケジュール感で進めるかを共有していなかったこともあり、最初の頃は「あと3日で作ってください!」みたいな急な依頼が飛んでくることも(笑)。 できる範囲のすり合わせをトライアンドエラー的に繰り返しながら、依頼期限を定めたことで、今はかなりスムーズに回るようになりました。
もちろん、急ぎの仕事には臨機応変に対応しますよ!
さいごに
Nikoshi: 運用も軌道に乗ってきたと思いますが、課題や今後の目標はありますか?
Lily: 最初はバタバタしていて、納得できないクリエイティブを出さざるを得なかったり、依頼されたこと以外の業務もやらなければならない中で、どうやって行こう…と途方に暮れたこともありましたが、1年かけて少しずつ良くなってきたのかなと思っています。
ただ、今後も新しいメンバーが増えていくと思うので、そうした状況でも上手く運用できるようにすることが、私の頑張っていかなきゃいけないところだと思いますね。
一デザイナーがここまで自由に挑戦できるゲシピという環境はすごく面白いですし、本当にありがたいことだと思っています。今後もよいアイディアや挑戦があれば積極的に取り組んでいきたいですね。
それから、今の話を聞いて「自分もいろいろやってみたい!」と思うメンバーがどんどん入社することを楽しみにしています!(笑)。